躾(しつけ)と教育 2024/12/20
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引き続き、整体操法の先駆者 野口晴哉氏の
言葉から:
①大人の知識は 正確を尊んで、ものマネを強い、
思いつき、空想、そして、独創への道をはばんで
形式を押し付ける。
自由な子供の生活はこうして、大人によって、
壊されていく。
② こうして育った子供たちは、空の蒼い快さも、
陽の輝いていることの楽しさも、雪の中を
駆け回る爽やかさも わすれてしまって・・・
③しかられないように、褒められるように、
ふるまうことだけを考えて、大人の顔色、
目つきばかりに敏感になり
他の子の告げ口、悪口でご機嫌伺いする。
④失敗しない知識を詰め込まれた子供たちは、
自分の考えで行動することができなくなって
しまう。
⓹子供というのは、抑えつけさえしなければ
いたづらはしない。
窮屈にさえしなければ放銃にならない。
用心さえさせなければ,臆病にはならない。
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小さな大人という言葉がある。
ませていて、どことなく、大人がそのまま、
コンパクトに小さくなった、そんな大人びた
子供だ。
雪が降って嬉しくて飛び出して、雪合戦を
始める子供と、
こたつで、猫と一緒に丸くなってテレビゲーム
三昧の子供がいる。
目を輝かして、駆け回っている子供らの
傍らに、 しんどそうに そんな仲間たちを、
ただ眺めている子供がいる。
子供とか大人とか区別をしているが、ほんとうは、
目の輝きには、大人も子供も違いはない。
大人の中にも、想像力・創造力・好奇心の旺盛な
子供のように目が輝いている大人もいるし、
死にたくなるほど厭世的になり、希望のない心を
持て余して、どんより沈んだ目で、頭を垂れている
子供たちもたくさんいる。
”大人の縮図だ。子供というのは・・・”
”家庭の親の育て方が・・”
”教育現場がもっと、見直しを”
そんな状況を見て、こうした、いろいろ意見も
あるだろう。
が、
"
子供というのは、抑えつけさえしなければ
いたづらはしない。
窮屈にさえしなければ放銃にならない。
用心さえさせなければ,臆病にはならない。"
という、野口氏の言葉を読む限り、
親や周りの大人が まず、自らが、活き活きと
目を輝かいている大人になるよう、
努力すべきなのだろう。
③④⓹ のお話は、”子供世界”のことだけではない。
社会生活、組織生活、職場などの”大人社会”にも
通用するだろう。
親の代わりに”上司”とか、”先輩” とか、”教師”
が当てはまるだろう。
とても普遍的な、人の心の方程式を、上の、
野口氏の簡潔な言葉で、窺い知ることができる。
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