デング熱は蚊を媒体に感染したのか? 2015・7・13
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千鳥学説を取り上げている。
この学説には自然治癒力の根幹がある。
形而上学的ではないにせよ、実験の中でとらえられた、
生物の自発的発生という面白いテーマもあげられている。
さまざまな角度から自然治癒力は捉えられる。
このブログでもハードな部分、ソフトな部分、形而上的に
生物学的に物理学的なアプローチ、などから 自然治癒力
をみてきた。
今日とりあげる、千島学説もその一つで、現代医学では
ほとんど無視され、重要視されていないようだが、癌患者の
かたの一部にはまだ千島博士の説をよりどころにして、
癌と共存しようとされている方たちもいると聞く。
千島学説の大きなポイントの一つとして、“バクテリア自然
発生論”がある。
現在でも去年代々木公園で蚊に刺された人たちの間で
デング熱が見られたということで、流行病の特色として
そのヴィールスを感染させるための媒体が存在すると
いうのが常識的な観方となっている。
微生物の自然発生を次の例を出して、博士は問う:
“胎児は母親の体から誕生したとき、腸内は無菌である。
しかし、生後、2~3日たつと、ビフィズス菌という有用な
乳酸菌が赤子の腸内に発生、繁殖していく。
この菌がどのようにして赤子の体内に入ったのか?”
千鳥博士はこの簡単な卑近な事例から、“微生物自然発生”
を例にとる。
しかし、現代の医学や生物学においては、いまだ、明瞭な
地球上に誕生した生命の仕組みがわかっていないのだが、
少なくても、どんな微生物も親がいて生まれたという立場
をとることは共通している。
その共通項を否定する学説を出したのだから千鳥博士は
異端的存在としてみなされた。
現代の医学生物学などでは以下の点が常識的基礎としておく:
1) 突然変異によって、現存の生物は進化してきたもの
であり、環境に適した者だけが生き残った
2) 生まれた後にその環境によって得た特性や性質が子供
に遺伝することはない。
3) 生殖細胞といわれる卵子や精子は体の細胞とは
関係がない。
4) バクテリア・ウイルスといえども親から生まれる。
腐敗したものから自然発生することはない。
5) 小麦は小麦から、人間が人間から生まれるように、
細胞は細胞から分裂して生まれ増殖していく。
それに対照的な千鳥学説とはどのようなものだろうか?
1) 血球(赤血球)は体の組織に変化する
2) 赤血球は骨髄でつくられず、消化された食べ物が腸内の
繊毛(せんもう)で変化したものだから、血球は食べ物から
できる。
3) 栄養不足や大量の出血のあと、又病気の時、体の組織
から血球に逆戻りという形が見られる
4) 癌細胞は赤血球が変化してできる。体が不健康の状態
が続いたとき、赤血球が体のその部分に集まる傾向があり、
それが変化して癌細胞に変わっていく。
炎症といわれるのも赤血球が体のその部分に集まって変化
したもので、肉腫や腫瘍と言われるものも同様。
5) 負傷部分が治るとき、その部分に赤血球が集まって、
体の自然治癒力により、再生修復がなされるからだ。
6) バクテリアは親がいなくても、有機物の腐敗、その他
の状態で有機物を媒体として自然発生することがある。
7) 毛細血管の先端は開いていて、赤血球はそこから組織
の間に入り込み自由に出ることができる。
8) 体の組織(細胞)は分裂によってのみ、大きくなる
わけではない。細胞は細胞でないもの(赤血球)から生まれ
体は生長し保持させる
9) バクテリアから人間に至るまですべての生物は
認知力を持ち、愛を感じることができる精神的存在である。
10) 生殖細胞、卵子や精子は体の組織と別のものではない。
体の組織の一つであり、赤血球が変化したものである。
11)生物が生まれてから一生の間にその環境によって、
育まれた形や性質は子供に遺伝する。
⒓) 生物が進化してきたもっとも大切な要因は環境に
適合した強いものが生き残ったからではなく、同じ種類の
生物の助け合い、またはちがった生物との助け合いという
共生現象による。
13) 生命は一刻としてとどまらず、変化しないことはない。
その変化の働きは生命や自然がその本質にゆがみを以て
‘生命弁証論’‘科学的方法’をとるからだ。
やや乱雑な表現で千島学説をおおざっぱにとらえてみたが、
最新の素粒子論などから見れば、生命の自然発生もとらえ
うることなのかもしれない。
過去にこんなブログを載せた。
重複するが今回のテーマと関連づけて引用させて
いただきたい。
”素粒子は時間と空間を越えて、互いに交信することが
できるらしいという 仮説がたてられた。
たとえば、実験で、一つの素粒子を二つに分割して、
その一方の状態を変えてやると、動きが双方、同時に
変わる。
しかも、後者の素粒子は 前者(条件を変えて動きの変化した)
と、同様の動き方をすることがわかった。二つの素粒子の距離が
かなり離れていても、片割れの素粒子は、もとの素粒子
の変化をキャッチして その動きに同調しているという結果が
出た。
それは、まるで、かつて原子で 一度つながっていたものは、
分割されても、ずっと、そのつながりを 持ち続けるかのよう
だった。
そして、両者の間には 何か 我々の感知できないまだ知られ
ざる、コミュニケーションの方法が存在しているかのようでも
あった。
こうした、物理学の新しい局面と理論とともに、ダーヴィン
の進化論、これまで常識的に学校で教えられてきた生物学的
方程式に疑問を投げる学者もいる。”(以上ブログから引用)
生物学的方程式に疑問を投げかけた一人が 日本の千島博士
でもあった。
~つづく~
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