自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

光より速く移動できる世界を垣間見た人たち

2024年03月12日 | 健康のための心の波動


宇宙ができたての頃、すべての素粒子は質量がなく、自由に動き

回っていたと最新の宇宙論の話で聞いた。

が、宇宙はだんだん様相が変わり、低温状態が続き、ヒッグス粒子

という宇宙起源に関係する粒子が、これらの自由な素粒子たちと

衝突する場ができてきたという。


それによって、自由に 空間を羽ばたいていた鳥の足に足かせ

が着いた如く、それまでのように素粒子は自由な移動が妨げられるよう

になった。 質量を持ったからだ。

 

少なくてもヒッグス粒子とぶつかる以前の粒子たちは、光より高速で

移動することができるエネルギー体であったのだろう。

“光速度を超えることは、時間と空間を超えた虚の世界に達する”
とはアインシュタイン博士の言葉だ。

1982年に物理学者アラン・アスぺは、光子同士には、信号があって 
瞬時に、それを伝え合うことが可能だという実験に成功した。
その時のスピードが、光速を越えていた。
光子間でみられた、この’超光速現象’はテレポーテーションという
伝達方法で、その存在が実証されたことにもなる。

ただし、この伝達方法(quantum teleportation)が可能な量子は、
質量を持たない波動波になったり、瞬時的に姿が現れたりするような
特殊なものに限られるようだ。

では、アインシュタインのいう、‘虚の世界’とは何か? 

虚空の空間、それは、私たちの五感の認識ではつかめない‘時間’と

‘空間’に束縛されることがない‘新しい空間’といえる。

三次元の現実から次元を超えた7次元の世界と、呼ぶ人もいる。

また、虚空の次元とは、”臨死体験で彷徨う世界”に似ているという

学者もいる。


元横浜市立みなと赤十字病院外科部長の長堀優(ながほり ゆたか)

医学博士は次のように言う。

 “実は信じられない事に、この時空間を超えた世界を体験したと語る

人たちが実際にはいるのです。

それは、今まで科学的な視点からは決して議論されることのなかった、

いわゆる臨死体験者と呼ばれる人たちです。”(引用終わり)(*1)

 

臨死体験に関してはこのブログでも何度もとりあげている。

つい最近では、難治がん患者であった、アニタ・ムルジャーニー(*2)

の体験をこのブログでも、原著から拾ってご紹介した。


日本では、例えば、立花隆氏は木内鶴彦氏の体験談を次のように著書

(*3)に書いている:

“過去にも行けたし、現在の遠く離れた場所にも行けた。

これは、自分の動きが時間にも空間にも制約されないということなの

だから、もしかしたら、未来にもいけるんではないだろうか。・・・

ただ、未来に行ってみたいと念じていました・・・

大きな畳の部屋でたくさんの人を前にして、ぼくが星の話なんかを

しているところでした。・・

あのとき、‘もしこれが本当に未来ならば、ぼくは死んでいないと

いうことだ、いずれ、生き返るということだ’と嬉しかったことを

覚えています。”(引用終わり)

 

これらの場合は時間と空間を飛び越えた‘虚空’を体験したということに

なるだろう。

時間は”今”であっても、複数の空間を同時に体験することも、虚空の中では

可能のようだ。 

先にお話しした、がん患者のアニタは、死を宣告された癌患者であった

にもかかわらず、臨死体験中、肉体から魂が抜けだしたことを自覚する

とともに、その同時点で、病院内の数か所の場所で起きていることや

そこで交わされている会話、また、その場にいる人たちの本心などを、

一瞬にして読み取り、見て聞いて理解している。

まさに、光より早く~だ。 

 

そして、後日、それらのことを当事者に尋ねてみると、

“あなたはベッドの上で意識不明で横たわっていたのに!どうして、

あなたが寝ていた病院の一室より、離れた場所で起きていた事実を、

知っているの?”という一様な答えが返ってきて、魂が肉体を離れて、

苦痛も消えたとき、周りの医師関係者たちの話の内容を記憶していた

ことは、夢でも妄想でもなかったということが証明された。

 

臨死体験をせずとも、印度の聖者、スワミ・ユクテスワ師は、

弟子のヨガナンダ師に、ある瞬間、瞑想中、虚空に魂を泳がせて、

自分の周囲がパノラマのように360度見渡せて、同時にどこで

何が起きているかを認知させる体験をさせている。

 

物理学の基本に戻ると、“ある閉じた系の中のエネルギーの総量は

変化しない。

”エネルギーは形を変えながらも保存される”というエネルギーの

保存法則が適応されるとすれば、ヒトは死んでも、その人を動かしていた 

生命体という本質的なエネルギーは形を変えて存在している~と

いうことになる。

 

だからこそ、臨死体験で眠っている意識のない肉体に見える状態下でも

そのエネルギーが体を離れて、意識をもって何かを体験している~という

ことになるのだろう。

つまり、光を超えた速さで、空間’という観念が通用しないところで、

活動しているのだ。

それは、魂とよべるものかもしれない。

が、まだ、この肉体にとどまっていても、祈りや純粋な想念波動を、
魂から、集中して発揮させれば、それは、光より速い速度で相手のところへ
飛んでいくことが可能だということを、誰が否定できるだろう?

 


(*1)“見えない世界の科学が医療を変える” 2013年 星雲社

(*2)“Dying to be Me”  Anita Moorjani 2012  Hay House

(*3)“証言 臨死体験”1996年 文芸春秋


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« human being と human doin... | トップ | AIと癒し(上) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

健康のための心の波動」カテゴリの最新記事