自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

黒魔術体験(前)

2012年10月26日 | 健康のための心の波動

カーリー神がのりうつる体験 平成24年10月26日

 インドにおける、タントラ密教の修行者は、墓場などを修行の場と

心得て、真夜中に、鍛錬を積んでいる。 

動物の死骸、骨、時には埋葬されたばかりの死人を掘り出して、

異様な修行をするといわれ、その姿は一般の人には決してみせない。


呪術にたけているので、呪いを解き、生き霊に取りつかれた病人や、

精神病の人などを、平常にもどすこともできる。 

反対に、呪いをかけ、かけた人を呪術で操り、死にいたらしめることもある。


そのくらいの知識は、当時、持っていたから、Aさんの 彼のタントラの師

と会うというお誘いは、断り続けていたが、或る時、ひょんなきっかけから、

デリーの拙宅に、その師が訪れることになった

  

”ひょんなきっかけ” とはこうである。

実はその数日前の朝の出来事・・

目覚めると、自分の寝台の横の壁に、奇妙なものが張り付いていた。 


朝、会社へ迎えにきてくれたAさんにそれを見せると、顔色を変えて

”決して、手でさわってはいけません。” という。

その理由は、そこに出現しているものが、黒魔術で使う道具らしいということ、

昨日までなかったものが、忽然と現れるという事自体が、誰かが、強い念を
私に飛ばしている証拠だという。

Aさんの黒魔術の”師” に来て、取ってもらうのが、最良だという結論になった。 

さて、翌日、その師が我が家に来た。

その壁についた”もの”を検証して 外についている粘状のものをとりのぞき、

出てきたものをみせてくれた。

Aさんが言うように、それは、黒魔術で使われる、ランプ油の芯だった。  


その芯が、丁寧?に 動物の糞【粘状に見えたもの】にくるまれて、

壁に張り付くように、出現していた。 できたて、ホカホカ?の犬のウンチ

のような形状で、 床上1.2メートル位のところに張り付いていた。


師は”その道具を使っている相手の念が強くて、具象化したものだ” 

と言い、その怨念が誰から送られてきたのかなどを、判断して私に伝えた。

心当たりは十分ある、相手の存在と私との関連性が明かされた。


清めの式をカーリー神を祀り、行うことになった。

ウイスキーとその他もろもろのお供え物を整えて、お祓いの式は始まった。
その最中だった。

突然、座って祈りをささげていた私が、私でありながら自分でないという意識
だけもって、立ち上がった。
そして、主神、カーリー神のお供物として用意されていた、ウィスキーを指差し、
”コップに入れなさい”と そばで呪文を唱えている、師に、厳しい口調で
命令した。 
 
さらに、その時、自分の口から出た言語は、現在のヒンディー語とは異なる、
古代インド語、つまり、サンスクリット語(梵語)だった。 

その酒を飲むと、(私)は、この場において、我を呼ぶとは!我を煩わす
べから” と 強い口調で 師を一喝した。
 
師は 後ずさりして後ろに控えて、様子を見守っていた弟子たちに向かって、
”シャクティ(カ―リー神)女神が下りてきた” と語った。

弟子たちは この予想外の展開に怖じ気づいて、部屋の隅に体を寄せ合って
いた。

それからの私の行動は、もっと、大胆になった。
”私”は、大柄な師が、手にしていた、太いライオンの首に巻いてあるような
金属のチェーンを 自ら手を伸ばして、師から奪った。 

それを、軽々しく、片手で振り回しながら、次に、師 を威嚇し始めた。

師 は 慌てず、慇懃(いんぎん)な様子で、そんな私(カーリー神)に
応対をした。
”さようさよう。して、何がお望みか?” と聞いた。

そうこう、破天荒な振舞をしている私の意識には、話している内容も行動も
自覚されていた。
 
が、一連の行動は、自分で起こしていて、自分がそこにはいないようだと
感じた。
ただ、自分の口から出ている言葉が、サンスクリット語だとは認識できなかった。

奇妙なことに、日本語で話しているように、口から出る内容がわかるのだ。

ヒンディー語の片言なら日常生活で使っていたが、古語と学術的な梵語(ぼんご)
を流暢に操るほどの、知識も才覚もなかった。

後日、一連の出来事を、目撃していた弟子の何人かが、口をそろえて語るところ
では、”スダマダムは、サンスクリット語を話していました”という。

弟子のひとりが教師だった。彼は、その時、私の口から出たサンスクリット語
と意味を書いた紙を手渡してくれた。
それには、サイン入りで これはほんとうにあったことです” と、ご丁寧に
書いてあった。
 
師は、私が霊媒体質で、カーリー女神 が その式の進行中、乗り移ったと、
考えていた。
その日は、こうして、終わり、私を黒魔術から守る護符を次回、用意してくる
ということで、お別れした。

そして、2度目に、その師が、黒魔術の護符を持ってこられたとき、事件が
起きた。

私は、師を完全に怒らせる言動をとってしまったのだ。

師は、護符を前に、弟子たちと歓談していらしたが、なぜか、急に、私の心に、

いてもたってもいられない拒否反応の想いが湧いてきて、 気持ちを抑える事が

できなくなってしまった。


それは、師の一団からにじみ出る、墓場臭さのような、異様な黒いオーラの

雰囲気が鼻について、思わず、カーリー女神と対照的な、ドルガ女神

(悪を退治する女神)に心に念じた。


前回に説明した、カーリー女神と対象的な意味で 正義の女神であった。

その途端、おもいがけず、自分の口から出た言葉に、私も、再び驚いた。

”先生、もう、お帰りください。”


半命令調の強い言葉だった。

くつろいでいる師とその弟子たち御一行に向かい、私自ら、玄関のドアノブ

手をかけ、開けながら、この言葉を口にした。

その瞬間、バツの悪い白けた空気が漂い、冷ややかな瞬間が襲って、皆言葉を

失くした。


しかし、師は、私の言葉に対して、表情も変えずに、”チョロ(行こう)” 

と 弟子たちに促し、自ら そそくさと、椅子から立ち上がった。

そして、私の前に立ち、穏やかに、私の眼を見つめて、こう質問した。

”マダム、カーリー神ですかな? それとも・・ いかなる女神や?・・

(よもや、ドルガ神ではあるまいな)? ” と 思わせぶりな質問をした。

こんな強い言葉を私に言わせている女神は、カーリー女神か、ドゥルガ女神
か?という質問なのだが、もし、後者の女神を言えば、それからの一連の悲劇は
起きなかったかもしれない。

私の答えを待つまでもなく、師は、すでに”、いかなる女神” が知っていた。

 

ところが、私は 咄嗟に、嘘をついて、”カーリー女神”と答えた。 

ほう、カーリー神とは・・・”と 師は言い残すと、じっと私を見据えて、

弟子とともに、姿を消した。


師は ”ドルガ女神” に波長を合わせていた私の心を見抜いていた。

それは、私の気持ちにあるものは、”師への信頼ではなく、師への侮り

(あなどり)”を意味していた。

 

カーリー神より、ドルガ神を想い、そして、ドルガ神を 師は見破れない

だろうと、たかをくくった私自身の奢(おご)った心 が 師に対する侮り

(あなどり)以外の何物でもなかった。

  

師 に尊敬の気持ちがあるのなら、はっきりと、私は、”ドルガ女神の声 

だと思う” と、真情を伝えるべきだった。 

弟子たちは、わたしの突然の、師への尊敬を欠いた慇懃無礼な態度を

忌まわしく思った。

一方、師匠は、ドルガ神と波長を合わせた私が、それを見破れることもない

と思い、師の質問に対し、嘘で答えた、私の傲慢さを許せなかった。

 

師は、帰宅後、弟子たちの想像以上に、私に対して、腹をたてた。

周りの弟子が、その怒りを納めようと努力しても、怒りは倍増して、私を

呪い殺さんばかりに膨れ上がっていったと、Aさんから、後で、聞いた。

 

その怒りが、どのような形で私と、その周囲の人たちに影響を与えたか、

紅い火の玉の師からの怒りの念は、私を包み、まさに、命とりになりかね

なかった。

実際、次々と・・・

その経験は明日に・・・

  続く~           

                               

 

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