アヴェ・マリア!
聖伝のミサの解放のニュース
■伝統的なラテン語ミサの執行を原則的に認める自発教令(モトゥ・プロプリオ)を教皇ベネディクト十六世が準備している、との報道がある。
しかしこれに対してフランスとドイツの司教団は反対の意思表明をしている。
何故か? 何故反対をしているのか?
例えばロン・ル・ソニエでブザンソン教区の大司教アンドレ・ラクランプ大司教(Msgr. Andre La Crampe)のもとに集まったフランスの10名の司教様たちは、10月25日の聖座への声明文で、ボルドー大司教区内における「良き牧者会」の創立と聖伝のミサの一般の使用に関するベネディクト十六世の自発教令についての「不安」を表明した。
「典礼は、教会の神学の表現であると考える、司教たちは1962年のローマ・ミサ典書の一般的な使用が第二バチカン公会議の指針を相対化させるのではないかと懸念する。このような決定は、司祭らの一致と信徒たちの一致も危うくするだろう。多年にわたり、典礼の養成の努力が実現されてきた。司教たちは司教区民たちがこの努力をし続けることを喜びそう励ます。」
Msgr. Andre La Crampe, Archbishop of Besancon
Msgr. Claude Schockert, Bishop of Belfort-Montbeliard
Msgr. Jean-Louis Papin, Bishop of Nancy and Toul
Msgr. Jean Le Grez, Bishop of Saint-Die
Msgr. Francois Maupu, Bishop of Verdun
Msgr. Joseph Dore, Apostolic Administrator of Strasbourg
Msgr. Christian Kratz, Auxiliary Bishop of Strasbourg
Msgr. Jean-Pierre Grallet, Auxiliary Bishop of Strasbourg
Msgr. Pierre Raffin, Bishop of Metz
http://www.renewamerica.us/columns/mershon/061102
◆コメント◆
新しいミサの典礼は、何でもあり。全く自由。全く創造的。他宗教のものでも何でも受容してよろしい。唯一の大罪が聖伝のミサを捧げること。
因みに、この同じブザンソン大司教区の大司教、アンドレ・ラクランプ大司教(Msgr. Andre La Crampe)は、ブザンソン大司教区について次のような統計を発表している。
1986年、神学生のいる神学校が存在していた。2006年、神学校は高齢者司祭の養老の家になった。
1986年、神学生の共同体が存在してた。2006年閉鎖している。
1986年、「愛徳聖母姉妹会」の修道院が1つあった。2006年、閉鎖している。
1986年、カルメル会修道院が1つあった。2006年閉鎖している。
1986年、クララ会の修道院が1つあった。2006年、それは閉鎖準備中である。
1986年、マリア会の共同体が1つあった。2006年、それは大司教区から出て行った。
1986年、ブザンソン大司教区の中心に9つの小教区があった。2006年、1つの小教区しかない。
これ以外にも、劇場になったり閉鎖された多くの小教区の教会が多数存在している。
ベネディクト十六世教皇様のせいで、この教会の改革という偉大な事業が続けられなくなるのを「心配」し、司教たちは、今までのような方向に向かい続けるため「司祭らの一致と信徒たちの一致」を保ち、これまでの通り、「多年にわたり、典礼の養成の努力が実現されてきた。司教たちは司教区民たちがこの努力をし続けることを喜びそう励ます」のだ。
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