アヴェ・マリア!
【質問】「良き牧者会」について
【質問】
フェレー司教様は、Latim Mass Magazine のインタビューでも、日本での霊的講話でも、教会の外で受けた叙階は、カトリック教会に戻っても執行することが許されない、と言っています。もし教会法的根拠があるなら説得力が増すと思うのですが、ローマの慣習に過ぎないのでしょうか。
また、「良き牧者会」の司祭たちが秘跡を執行できるのは、聖ピオ十世会が離教状態にないという証明の1つになるかとは思いますが、よく考えてみるとローマが聖ピオ十世会と話し合いをしていること自体が、離教が存在しないことを証明していないでしょうか。というのも、もし離教が存在するならば、聖ピオ十世会の聖職者は「帰正」の後直ちに聖職停止になるはずだからです
【答え】
アヴェ・マリア!
ご質問をありがとうございました。
その通りです。「良き牧者会」の司祭たちがそのまま秘跡を執行できるのは、聖ピオ十世会が離教状態にないということを証明している現実の1つです。何故なら、もしも聖ピオ十世会が本当に離教状態であったら、聖ピオ十世会において司祭叙階を受けたのだから平信徒にならなければ「帰正」できないはずだからです。しかし現実はローマからの承認後、「良き牧者会」にしても「聖ペトロ会」にしてもカンポスの司祭たちにしても、彼らは例外なくそのまま司祭として活動してるからです。
兄弟姉妹の皆様の中には、「良き牧者会」の司祭たちとは何かご存じない方がおられるかもしれませんので、説明致します。
ルフェーブル大司教が創立した聖ピオ十世会に以前所属していた5名の司祭たちのために新しく教皇権による「良き牧者会」が今年の9月8日に、カストゥリヨン・オヨス枢機卿によって創立の教令にサインがされました。
「エクレジア・デイ」委員会は、1988年に設立されて以来、このような会をたくさん作ってきました。例えば、「聖ペトロ会」、カンポスの「聖ヨハネマリア・ヴィアンネー会」、そして今回は「良き牧者会」です。2003年には1名の司祭と4名の神学生のために教皇権の「聖フィリッポ・ネリ会」をベルリンに作りました。そしてこれらの会のために特別に聖伝のミサを捧げる特権を与えてきました。
聖ピオ十世会は、聖伝のミサは特別な修道会のためのものではなく、全カトリック教会の司祭と信徒の方々のためのものである、と主張しており、それらの会とは主張を異にしています。
http://www.dici.org/actualite_read.php?id=1326
「良き牧者会」の創立のメンバーは、総長のフィリップ・ラゲリ神父(Philippe Laguerie)、ポール・オラニエ神父(Paul Aulagnier)、クリストフ・エリ神父(Christophe Hery)、アンリ・フォレスチエ神父(Henri Forestier)、ギヨーム・ドゥ・ダヌワルヌ神父(Guillaume de Tanouarn)でした。この5名の司祭は、元聖ピオ十世会の司祭でしたが、既に数年前から残念ながら聖ピオ十世会より退会を命じられていた司祭たちでした。「良き牧者会」の本部はボルドーの聖エロワ教会です。
http://blog.with2.net/link.php?269452
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