雨が多い4月になりましたが、からっと晴れた日には心もうきうき。こんなときには春らしいお菓子が作ってみたくなります。
去年も作りましたが、今年も同じバージョンで、求肥と餡と苺のトッピングの和菓子です。
中に苺を入れ込んだ「苺大福」は苺から水分が出て、早く食べないと味も見場も落ちてしまいます。これは友人の東京みやげを真似て作ったもの(籠は大切に取っておいたもの)。言わば苺が「外付け」になっただけの苺大福です。籠に入れると、ぐんと上方風になります。桜の葉より、時期はずれだけど楓のほうが合うような気がします。
作り方はいたって簡単。白玉粉120g、砂糖80gをドロドロになるくらいに水を入れてよくとかします。ラップをして電子レンジで3分、よくかき混ぜてまた3分。
片栗粉をしいたまな板の上で、8~9等分し、丸めて、その中に市販の餡を入れて、あとはトッピングすればOKです。
要するに、大福の上に苺を乗せただけのものですが、馬子にも衣装。ピンク色にして、かわいい籠に入れただけで、春らしくなりました。そもそもお菓子は、半分は夢を食べるようなものだから、ちょっとした演出が大効果を生み出します。