この季節、どの時間に出かけてもいいので犬の散歩にはいいシーズンである。日が落ちるのが早いけど。
いつもの散歩道は川沿いの遊歩道。毎度おなじみの犬たちとその飼い主とあいさつを交わす。犬たちも知り合いに会うのが楽しみらしくて慌ただしいけど一番犬密度が高い夕方のお散歩を時間の許す限りすることにしている。
先日 犬の散歩仲間のお向かいの奥様が その日も夕方の散歩を一緒にしていたのだが、びっくりした事を教えてくれた。
近所にこの辺では広い敷地のお屋敷が売りに出された。先住の一人暮らしのお年寄りがなくなったらしい。庭木は抜かれて更地になって土地は6分割して建売になって販売され,すぐに新しい住人が住むようになった。
高い石の塀がなくなったのは良いけど また緑が減ったな~なんて思っていたのである。
私の犬友はその一画の一軒の家の前を犬を連れて散歩していたらしい。その時その犬が玄関先でおしっこをした。それを見ていたそこの住人に
「犬は散歩前におしっこさせて出かけるものじゃないんですか?」と詰め寄られたらしい。
もちろんその場で謝り、持っていたボトルでおしっこの後に水をかけたのに、その女性は友人の後をずっと着いてきてずっと文句を言い続けたらしい。さすがにおかしい人かもしれないと怖くなった所に、もう一人の犬友が来てくれて、
「あなた ついてくる事はないでしょう。これ以上お話があるなら一緒に交番で話し合いましょう」と言ってくれてその場は収まったんですと。
その人の家から公園まで 400mくらいついてこられたというから怖かったと思う。
ワタシもさすがに自分の家の前に犬のうんちが放置されていたら怒るけど、おしっこくらいだったら(まあ 雨がふれば流れるし)と思ってそんなに気にならないほうである。
しかし気にする人もいるだろうから水流し用のボトルは持参している。使い終わった台所用の洗剤のボトルに水を入れておいておしっこの上にピュッとかけて流すのである。
これはこの地域のわりに新しい「常識」として確立されているようである。私がこの地域で散歩し始めた15年前はウンチは袋に入れて始末するのは常識だったが、水を撒く人は少なかったような気がする。こうして世の中窮屈な方向に流れて行くんですね。まあ清潔なのは結構ですが。
ちなみに私の実家地方では水撒きはまだあまり見られていない。
話はその文句オバに戻るが、その事件は広く犬仲間によって広められてしまった。後から来てかばってくれたオバが顔が広く、かつおしゃべりで気が強いタイプの人だったので、犬仲間として憤ったらしく色んなところでしゃべりまくったらしい。
私もその件は二か所から聴いて あの家の前を通る時は注意!と言われた。
車で通った時に住人の顔は見られたけど、千と千尋に出てくる 顔なしを思い出させる顔で(どんな顔じゃw)確かにあの顔で詰め寄られてついてこられたら怖いだろうな~と思った。
犬の散歩時の要注意人物はまだ存在している。散歩ジジイとよばれる爺さんである。
どうみても後期高齢者だが、その年代にしたら突出して長身(185cmほど)でいつも背筋を伸ばして夕方遊歩道を2時間くらい歩いているのである。
そしてどうしても遊歩道の真ん中を歩きたいらしい。おまけに犬と犬を連れている飼い主が大嫌いらしい。
ちょっとでも固まって話している何人かがあると「邪魔だっ」と怒鳴り 大型犬とすれ違う時「僕は真ん中を歩くのだからあんたがよけてろ」と言うのである。当然犬仲間の中では有名で、そのジイさんが遠くから来るのが見えると、川の反対側に渡ったり、のんびり橋の上でおしゃべりしている人たちもそそくさと反対方向に歩きはじめるという現象が起こっている。
私もその爺さんに会う時は常に犬連れなので嫌がられているのだろうが、そのあまりにも不機嫌で怒った顔を見ると
(なんのために散歩しているんだろう?)と思ってしまうのである。散歩なんて気分転換や健康のためにするもんだと思うけど、犬と出会うたびに機嫌を損ねているようだから楽しくもないだろうし、背筋は完全に伸びて健康そうではあるけど、あの調子で周りに接していれば嫌われて孤独な老後になるんじゃないかな~と要らぬ心配もしてみたくなるではないか。
一方 犬連れの方も問題中年がいるのである。リード無しの犬を二匹連れ歩くオヤジ、ラーメン屋だか焼肉屋だか(どっちか忘れたが)の経営者らしい。言っちゃ悪いが、食べもの屋の割には無精ひげと汚いジャージが清潔感のないオヤジである。家の犬と犬種が同じなので、向こうからとてもフレンドリーに挨拶されるのだが、やはりリード無しはいけないでしょ。
遊歩道とはいえ 途中で車の通る道も交差しているし、無節操な自転車も通るから見ているとハラハラしてしまう。
同じく多頭飼いの散歩仲間が注意したのだが「ドイツじゃ普通だ」と言われたらしい(ホントですかいな?)
今日もたまたま会って、犬たちは嬉しげに挨拶とじゃれ合いを始めたのでしばし立ち止まって飼い主同士も話をした。(まあ家の高齢犬の体調とかの他愛ない話だけど) その間も結構なスピードの自転車が脇をすれすれに通るので私ははしゃぐGちゃんを引き寄せたり気にしているのだが、オヤジは全然気にせず、危ないと思ったか自転車のオバサンはわざわざ降りて脇を通り過ぎた。彼女に「すみません」とワタシが声をかけたら
「ここは遊歩道だから、人が優先なんだよ。ぶつかったらあっちが悪いんだから」とオヤジ。私はさすがにそりゃーないだろうと思って
「でもこの子たちが怪我したらかわいそうじゃないですか。それに私もこの道を自転車で走りますから~」と言った。
そうしたら「良いんだよ あなたはちゃんと注意して走るでしょ。そうじゃない奴は思い知らせてやるんだ」と言い放った。
思い知らせてやるんだったら、犠牲になるのは犬でなく我が身を投げ出すがいい! と心の中でつぶやいたが、自転車に少々ぶつかられたくらいじゃ怪我もしないであろう頑健そうなオヤジではある。
この際、あの不機嫌散歩ジジイと無制限一本勝負で戦わせてみたいものだと思った。
散歩が終わってほっこり温まってる二匹の画像で癒されてください。
いつもの散歩道は川沿いの遊歩道。毎度おなじみの犬たちとその飼い主とあいさつを交わす。犬たちも知り合いに会うのが楽しみらしくて慌ただしいけど一番犬密度が高い夕方のお散歩を時間の許す限りすることにしている。
先日 犬の散歩仲間のお向かいの奥様が その日も夕方の散歩を一緒にしていたのだが、びっくりした事を教えてくれた。
近所にこの辺では広い敷地のお屋敷が売りに出された。先住の一人暮らしのお年寄りがなくなったらしい。庭木は抜かれて更地になって土地は6分割して建売になって販売され,すぐに新しい住人が住むようになった。
高い石の塀がなくなったのは良いけど また緑が減ったな~なんて思っていたのである。
私の犬友はその一画の一軒の家の前を犬を連れて散歩していたらしい。その時その犬が玄関先でおしっこをした。それを見ていたそこの住人に
「犬は散歩前におしっこさせて出かけるものじゃないんですか?」と詰め寄られたらしい。
もちろんその場で謝り、持っていたボトルでおしっこの後に水をかけたのに、その女性は友人の後をずっと着いてきてずっと文句を言い続けたらしい。さすがにおかしい人かもしれないと怖くなった所に、もう一人の犬友が来てくれて、
「あなた ついてくる事はないでしょう。これ以上お話があるなら一緒に交番で話し合いましょう」と言ってくれてその場は収まったんですと。
その人の家から公園まで 400mくらいついてこられたというから怖かったと思う。
ワタシもさすがに自分の家の前に犬のうんちが放置されていたら怒るけど、おしっこくらいだったら(まあ 雨がふれば流れるし)と思ってそんなに気にならないほうである。
しかし気にする人もいるだろうから水流し用のボトルは持参している。使い終わった台所用の洗剤のボトルに水を入れておいておしっこの上にピュッとかけて流すのである。
これはこの地域のわりに新しい「常識」として確立されているようである。私がこの地域で散歩し始めた15年前はウンチは袋に入れて始末するのは常識だったが、水を撒く人は少なかったような気がする。こうして世の中窮屈な方向に流れて行くんですね。まあ清潔なのは結構ですが。
ちなみに私の実家地方では水撒きはまだあまり見られていない。
話はその文句オバに戻るが、その事件は広く犬仲間によって広められてしまった。後から来てかばってくれたオバが顔が広く、かつおしゃべりで気が強いタイプの人だったので、犬仲間として憤ったらしく色んなところでしゃべりまくったらしい。
私もその件は二か所から聴いて あの家の前を通る時は注意!と言われた。
車で通った時に住人の顔は見られたけど、千と千尋に出てくる 顔なしを思い出させる顔で(どんな顔じゃw)確かにあの顔で詰め寄られてついてこられたら怖いだろうな~と思った。
犬の散歩時の要注意人物はまだ存在している。散歩ジジイとよばれる爺さんである。
どうみても後期高齢者だが、その年代にしたら突出して長身(185cmほど)でいつも背筋を伸ばして夕方遊歩道を2時間くらい歩いているのである。
そしてどうしても遊歩道の真ん中を歩きたいらしい。おまけに犬と犬を連れている飼い主が大嫌いらしい。
ちょっとでも固まって話している何人かがあると「邪魔だっ」と怒鳴り 大型犬とすれ違う時「僕は真ん中を歩くのだからあんたがよけてろ」と言うのである。当然犬仲間の中では有名で、そのジイさんが遠くから来るのが見えると、川の反対側に渡ったり、のんびり橋の上でおしゃべりしている人たちもそそくさと反対方向に歩きはじめるという現象が起こっている。
私もその爺さんに会う時は常に犬連れなので嫌がられているのだろうが、そのあまりにも不機嫌で怒った顔を見ると
(なんのために散歩しているんだろう?)と思ってしまうのである。散歩なんて気分転換や健康のためにするもんだと思うけど、犬と出会うたびに機嫌を損ねているようだから楽しくもないだろうし、背筋は完全に伸びて健康そうではあるけど、あの調子で周りに接していれば嫌われて孤独な老後になるんじゃないかな~と要らぬ心配もしてみたくなるではないか。
一方 犬連れの方も問題中年がいるのである。リード無しの犬を二匹連れ歩くオヤジ、ラーメン屋だか焼肉屋だか(どっちか忘れたが)の経営者らしい。言っちゃ悪いが、食べもの屋の割には無精ひげと汚いジャージが清潔感のないオヤジである。家の犬と犬種が同じなので、向こうからとてもフレンドリーに挨拶されるのだが、やはりリード無しはいけないでしょ。
遊歩道とはいえ 途中で車の通る道も交差しているし、無節操な自転車も通るから見ているとハラハラしてしまう。
同じく多頭飼いの散歩仲間が注意したのだが「ドイツじゃ普通だ」と言われたらしい(ホントですかいな?)
今日もたまたま会って、犬たちは嬉しげに挨拶とじゃれ合いを始めたのでしばし立ち止まって飼い主同士も話をした。(まあ家の高齢犬の体調とかの他愛ない話だけど) その間も結構なスピードの自転車が脇をすれすれに通るので私ははしゃぐGちゃんを引き寄せたり気にしているのだが、オヤジは全然気にせず、危ないと思ったか自転車のオバサンはわざわざ降りて脇を通り過ぎた。彼女に「すみません」とワタシが声をかけたら
「ここは遊歩道だから、人が優先なんだよ。ぶつかったらあっちが悪いんだから」とオヤジ。私はさすがにそりゃーないだろうと思って
「でもこの子たちが怪我したらかわいそうじゃないですか。それに私もこの道を自転車で走りますから~」と言った。
そうしたら「良いんだよ あなたはちゃんと注意して走るでしょ。そうじゃない奴は思い知らせてやるんだ」と言い放った。
思い知らせてやるんだったら、犠牲になるのは犬でなく我が身を投げ出すがいい! と心の中でつぶやいたが、自転車に少々ぶつかられたくらいじゃ怪我もしないであろう頑健そうなオヤジではある。
この際、あの不機嫌散歩ジジイと無制限一本勝負で戦わせてみたいものだと思った。
散歩が終わってほっこり温まってる二匹の画像で癒されてください。