局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

リニュアル後の美術館

2022-06-13 17:57:41 | 日々の生活
何年か前 明日からリニュアルで閉鎖するという日の夕刻、ギリギリに行って以来だったこちら

国立西洋美術館リニューアルオープン記念「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」

上野駅からここまで、道まで変わりましたね。









午後2時からの予約 土曜だけどそんなに混んでいなかった。



コロナ禍以来の美術館の予約制ってちょっと面倒だけどゆったり鑑賞するには良いと思う。思い立った時に行きにくいのは欠点だがこの形式は残してほしいかも。

同時代を生きた カール。エルンスト・オストハウスの個人コレクションを集めたドイツ、エッセンのフォルクヴァング美術館 松方幸次郎のこちらの美術館のコレクションの中から 印象派とポスト印象派の作品を集めたもの


このお二方ですね。戦争禍では苦労されたらしい。

大部分の絵は写真も撮って良かったのだが、きりがないので、今回気に入ったもの3つ



カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ 「夕日の前に立つ女性」



ポ-ル・ゴーガン 「扇を持つ娘」



ヴィンセント・フォン・ゴッホ 「薔薇」

美術展で惹かれた絵を観る時の醍醐味は、これを描いた画家と、この絵を通じて確かに通じるんだなあってことですね。
そこには距離も時間も関係ない。どんな時代なのか、どんな空間なのか? わからないけどそこでこの絵を描いた人と、多分同じ距離でその絵と対峙しているわけですからね。
時に足が止まるくらいの感慨ってものが押し寄せることもあるのだ。

と、感動さめやらぬ帰り道に(ワタシのことだから)ウロウロしたのはこちら





久しぶりに歩いた通り だいぶ人は戻っていた。

ちょっと一杯やってこうかと





怪しげな水パイプが吸える無国籍料理の店で路面で食べて飲んだ

同行は、ムスメの幼稚園の時からの母友T 帰国子女だし、教えるのも上手なので、家の子たちも彼女宅で英語を教えてもらっていた。
その頃はしょっちゅう会ってて海外も一緒に行ったり色んな情報も共有した仲だったが、あちらの家庭内に色んなことがあって離婚もして引っ越しもして年賀状だけのつながりになってたけど、突然 「局と美術館行きたいんだけど」と連絡をもらった。確かに色んな映画や美術展も一緒に行ったっけ。
一時は荒れてたみたいで色んなうわさも聞いた。彼女自身プライドが高くて人の助言なんてのは聞き入れないことはわかってたので距離を置いてた時間が長かった。誰も助ける人がいなければどうにか寄り添うのも必要だが、彼女にはしっかりした息子が二人いるんだからそちらに任せようと割り切るしかなかった。
5年ぶりくらいに会った彼女はオシャレで素敵なマダムに戻っていた。
芸術系の大学や塾で英語を教える仕事も始めたそうだ。10歳くらい年下のボーイフレンドもいるらしい。
二人の息子たちとも、いい距離でいい関係も再構築した感じ。お孫ちゃんもできてたので孫写真も見せあった。

ちょっと家に寄ってって~と言われて



駅からすぐそばのマンションにお邪魔した

「色々あったけどこういう所でこういう暮らしをするようになって、今が一番幸せ!」
「局ちゃん、また近いうちに会おうね。」
と言われて、ワタシも幸せな気分になった。
「このご時世でさ、意思の強さは貫いてんのよ、タバコはやめてない」
って言うのだけはちょっとね。健康と美貌keepのためにそれだけはやめればいいのに..
コメント (6)
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