局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

今年初の枯山水会

2024-03-09 23:01:32 | 日々の生活
木曜日は久々の(今年初)枯山水(鳥爺)と都内散歩をした。

当初は鳥観察のできる都内の公園の梯子をしようという計画だったがあいにくの雨と寒さで

「じゃ、上野で集まって美術館でもいくべ」 
最近文化度向上の枯山水爺さんたちであります

国立西洋美術館 松方コレクション 企画展がなかったのと寒かったので人影はまばらであった。





中に入ったら一般の大人は少なかったが制服を着た小学生がたくさんいた。
「こりゃ~うるさいかもな」と覚悟したのだがとんでもなかった。
何人かのグループに分かれて先生たちの解説を聞く子たち。
スケッチブックみたいのを首から下げてチェックしながら見て行く子たち
「戦争」がテーマのゴヤのエッチングの部屋では男の子たちが
「おい、ここはマジに静かにしようぜ」とささやいている。

おばちゃん感激しましたね。こういう所でのマナーが身についてる、ちゃんと先生の話も聞いてメモしてる熱心さ。
桜の紋章がついたセーラー服はあそこの制服ね、四谷から来たんですね。
彼らもこの先思春期の嵐にさらされたり世の中を斜に見ちゃって荒れる時期もあるだろうけど こうやって小さい時に自然に見たり聞いたりする教養とかマナーとかは人間力の基礎になると思うな~ いいなあ都会の学校の子は

ここは何度も来ているので今回は子供の絵だけ写真に撮った


ルーベンス 眠る二人の子供


ホアキン 水飲み壺


ジョン・エヴァレット・ミレイ 狼の巣穴


ミレイ あひるの子


ウィリアム・アドルフ・プーグロー 少女


モーリス・ドニ 雌鶏と少女


アリスティード・マイヨール 花の冠


エドゥアール・マネ 花の中の子供

こういう美しかったり可愛かったりする和む子供の絵はいいですけどね


ゴヤのエッチング 可哀そうなお母さん (戦争にまつわる飢饉で亡くなった母親の遺体を追う子供)

子供が苦しんだり飢えたり殺されたりする世の中は嫌すぎますね

美術館を後にして不忍池の周りを歩く







このあたりカモメがいるんですね。
湯島から地下鉄で一駅
鳥爺1おすすめのカレーの有名店へ



ワタシはレギュラーのチキンカレー 爺①は激辛のカシミール 爺②はコルマカレー
お互いのルーを一口ずつかけて味見する コルマカレーがしっかり炒めた玉ねぎの甘さがきいてて一番美味しく、カシミールは辛すぎて舌がしびれた
鳥爺の大学ではこのカレーを水なしで完食するのが大人の条件だったらしい ワタシは大人にならなくてもいいや

しかしこの物価高の折、これで850円はリーズナブルだった 美味しかったし
店内満席 回転は速いがお客さんが次々と途切れませんでした。



それから新宿西口にカメラを見に行くという爺ズ
途中で「口の中が辛い」と言い出す ほら見たことかとどこかで食べようかと思っていた貰い物の羊羹を放出



地下鉄のホームでお茶まで買って羊羹を食う枯山水トリオ カフェ代がいらないね、みっともないけどw
「いや~ 俺、羊羹がうまいって感じるようになるとは思わなかったなあ」
「虎屋の羊羹もらうとおふくろが喜んでたのが不思議だったよな」



それから新宿のカメラの店へ
ここは主に中古のモノを扱っているらしい、間口は狭いけど7階くらいのビルが全部カメラだけ

ワタシはカメラはスマホでいいやって人なので一眼レフだのミラーレスだの興味はないのだが、こういうマニアックな世界を覗くのは後学のためになりますね





爺たちは目的にあわせて本体やレンズを売ったり買ったりして循環させているらしい。

これで撮った写真が







こういう事になるわけですね

ワタシはここで飽きたので先に帰宅
この枯山水会は途中で離脱する時も「じゃ、ここで帰るね」の一言で何も気を使わずにすむのがありがたいね。
やたら歩くので健康にもいいし
コメント (2)
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