写真はジャングルになっている実家の庭です。
さて 書く書くと言いながら後回しにしていた我が実家の「古民家の怪談」です。
ワタシはいわゆる「霊感が強い」だの「見える人」ってわけじゃないんですよ。そしてああいう世界を心底信じているわけじゃあない。
しかし、実家にいるとなぜか???と思うことが起きるのです。
おかげで口の悪い枯山水爺たちはワタシの実家の事を「局んちのお化け屋敷」と呼ぶようになってしまった。
ここ10年間ほどに起こった例はこちら ↓
以上、弟の話が半分くらいだが、今回は父の逝った日のワタシの経験したことである。
父が亡くなった日から葬儀までの3日間は、母の時と同じく葬儀場に隣接した施設に安置された父と一緒に過ごした。
いかにも何か出そうなそこでは何もなかったのだが・・・
東京から犬を連れて来ていて、犬は施設に入れられないので実家に置いていた。
父が亡くなった日の午後、愛犬の様子を見に実家に戻り、部屋から庭に出して排泄させていた時であった。
♪ ピンポン と呼び出し音が鳴った。
実家はセコムと契約していて、門のインターホンを鳴らすとリヴィングの画面に訪問者の映像が映る機器を契約している。
(誰か来たのかな?)と思い ワタシはちょっと慌てて庭からリヴィングに戻った。
そしてそのインターホンの画面に向かうと何も変化なし・・・ というか電源が入っていなかったのである。
パイロットランプも消えていた。要するに壊れてるわけです。
(ぞぞぞ~~~) またかい・・・
あとで弟に
「インターホン壊れてるの?」
「うん そうだよ」
「なんでそのままにしとくのよ?」
「別に人もこないし オレは困らねえもん」
「これからパパのことでお参り来る人もいるよ 直しといたほうがいいよ」
「直す暇がないんだよ セコムに来させなきゃならないし」
「セコムに毎月払ってんでしょ! もったいないじゃん!」
「うん そのうちな」
って、ホントにオトコ一人暮らしって困ったもんだ。
で、ですね。
「インターホン、ずっと壊れてるんだよね~ 電源も切れてるんだよね~」
「そうだよ」
「実はさ、今日の昼間、ワタシ一人で庭に居た時、鳴ったんだよ、このチャイムが」
「あ~ よくあることだよ」
「あんた よくそれで済ませられるね」
「オヤジが挨拶にでも来たんだろ バリなんかじゃ普通だよ」
ここは バリじゃないっての!
って言うのが今回の怪談です。
この「音シリーズ」は何年か前 お彼岸だかお盆だかの日にお墓参りをさぼっていた弟が一人でリヴィングに居たら、誰もいない仏間から「リンの音」が聞こえたということがあったらしい。
「うちのご先祖って催促するんだよな~ あわてて墓参り行ったよ」弟談。
ちなみに 一番上の古民家の怪談シリーズの「謎の靴女」の話でインターホンに映っていた映像を今更弟から見せてもらった。
弟のスマホ映像である。いかにも・・・ じゃありませんか?
ワタシは実家中で起こるなにか不思議なことは ぞわぞわはするけど、なんとなく「守ってくれてるご先祖様」が起こしているっぽい感触なんだけど、この靴女には遭遇したくないと思っております。
オットに言わせると「お前 レピー小体型認知症疑われるから他人に言うなよ」 ということになります。