雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚201
1月上旬から中旬になる週末、地元&高校の友達と久しぶりに会って、
御曹司クンの話ふられて花サンのこと一行で話したら先生が言った、
「子供にとって親は自分の血とルーツの問題だからな?ゲイが嫌でもバイが嫌でも自分の意志と関係ない、どうにもならんことになる、」
たとえば、自分の親が同性愛者で母親or父親以外の誰かを愛していたら?
そんな問題は理屈だけじゃ片付かない、
それはゲイで男女の結婚をしないなら子供は原則生まれない、今は試験管児もあるけれど。
けれどバイセクシャルなら人工ではなく所謂「自然の流れ」ってヤツでも可能性はある。
だから帰宅後メールして、で、日曜日に花サンと昼ゴハンした、
「急なお誘いって珍しいね、嬉しいけど、笑」
なんて花サン笑ってくれて、
機嫌良さそうなのに重たい話は嫌だなって正直思った、
なんだって御曹司クンの為にツマンナイ話せんといかんのか?
とか思いながら、だけど花サンのことは心配で、
どんなふうに話そうか考えながら昼ゴハンは始まった、
「あ、この貝の麺ってすごい、スープ濃厚で麺がごんぶと、」
「面白いよね、ソレ、笑」
「面白くておいしいよ、ホント中華街もいろんな店があるよね、」
「ここは四川と福建なんだよね、だから麻婆豆腐はけっこう辛いよ?笑」
「辛いの好き、頼んじゃおっかな、」
なんて会話&食事してる花サンは元気で、
今日は細い腕時計のバンドに見える手首の傷は増えていなかった。
きっと自分に「大丈夫」って見せるためにも細いバンドの腕時計なんだろな?
そんな推測しながら多めの昼ゴハン平らげて、
店を出たら1月らしく寒かったけど花サンは言った、
「お腹いっぱい、腹ごなしに散歩したいな?」
やっぱり歩くの好きだよね?笑
こんな連れに笑って1月も綺麗な公園に連れて行った、
「わー冬薔薇だよねこれ、キレイ、」
「ここは5月と11月が最盛期なんだけどね、今時季も咲くよ、」
「よく知ってるよね、私も地元なのにあまり解ってないなー、」
笑って歩くコート姿は楽しそうで、なんか申し訳ない気がした、
今から重たい話をする、そういうのタイミング量ってる自分が物珍しくて、
あー御曹司クンの所為でなんだってさあ?笑
とか思いながら今朝もあったメール思い出した、
From:御曹司クン
本文:おはよ、週末圏外だろうけど今日最初におまえに言いたかったからメールしてみた、
それだけの文章、でもなんだか色々と哀しくて困った、
一昨日に話したことドレだけ御曹司クンは解かっているんだろう、
そして昨日先生が言った事なんか欠片も考えたこと無いかもしれない、そういうのに「つかまっちゃった」ひとに提案した、
「花サン、あったかいコーヒー買ってベンチ座らない?笑」
「いいねーそれ、冬薔薇で花見しよ、笑」
なんてカンジに缶コーヒー(温)買ってベンチ座って、
寒空に咲いてるバラを見ながら口火切った、
「花サン、御曹司クンとの間に子供ができたらって考えたことある?笑」
ああマジへビー級な話だよね?
そんな自嘲に花サンは目を瞬いた、
「ほんとストレートな質問だね、どうしたの?」
「考えとく方がイイかなって思ってさ、今のうちに、笑」
ホント、今のうちに考えた方が良い、
もし「出来ちゃった」になってからじゃ遅すぎる、そういう手遅れは嫌で言った、
「余計なお世話っぽいの好きじゃないけど言うよ、同性の愛人をもつかもしれないお父さんがいる子供って、なにを想うかな?」
愛人、そんな表現は「ほんとストレート」だ?
そんなこと想ってたら花サンは言った、
「そういうのも考えに入れておけ、ってこと?」
「女のひとは必要だろ?」
まんま答えた隣、熱い缶コーヒーすすった花サンの吐息が白くなる。
やっぱり冬のベンチは寒い、だけど頭冴えるクリアな感覚は楽しい。
けれど話題は大して面白くないんだけど。
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眠いです、が、昨日バナー押して頂いたので短いですがUPします、
第78話「灯僥2」+リクエスト小説「P.S 雪郷山籠」読み直したら校了です、
オリジナルAesculapius「Chiron12」もう一回読み直します、第9話「黎明1」も読み直しますけど、
なんか校正するもんが溜っています、ここんとこ移り気に書き散らしたので、笑
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取り急ぎ、笑
智
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