goo blog サービス終了のお知らせ 

トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田の田植え

2016-05-31 | 遊び子は
 棚田の田植えを行った。例年通りボーイスカウトのメンバーでカブ隊も含め子どもらは9人、大人の数のほうが多い。昨年は畦で見ていたという男の子は素足で田んぼに入っていた。拠点駐車場を出発するときメソメソしていた坊やだったのだが、そんな素振りは消えていて、一年経てば一年の成長があるのだなあと思ってしまう。
 それに引き換え、我ら会友で田んぼに入ったのは小生だけで、一年経てば一年の老化があるのだなあと思わざるを得なかった。
 それはともかく、例年のごとく参加しているボーイとガールの田植えは上手になって早い。米作農家出身の小生としては「苗を持った指先をピンと伸ばせば更に良く挿せる」と余計な一言を言う小言爺さんになってしまった。
            未就学児              経験児

久しぶりの賑わい

2016-03-27 | 遊び子は
 会友のM女史が企画した「里山探検」に助っ人で入る。子ども達26人、保護者14人をスタッフ9人でのサポートだった。内容は「里山散策」に始まり、先日の活動日に試行していた「バウムクーヘン作り」とサプライズの「タケノコ掘り」だ。
 小生は小学生8人を親から離して散策に連れ出したのだが、小生の同年代の頃とは似ても似つかない身体の使い方に、承知している事とはいえ隔世の感を感じる。さすがにギャングエイジと言われる世代だけに開放すると興味関心のある方向に散ってしまう。そんな彼らでも生物に触れるのを避ける行動もあって笑いを誘われる。
 タケノコ掘りでは幼児が相手だったが、当然掘り取りは難しい。そこで小生がグラグラになるまで掘り進め、残りを「ヨイトコショ、ドッコイショ」の掛け声をかける。たいていが童話の台詞と記憶しているからやり方を教えるより呑み込みが早い。まあ、折り取れた時の笑顔は小生の満足でもあり、拠点では久しぶりの賑わいだったが、馴染みが無くなった活動は疲れる…。
        ただいま集結中         本番は上出来

*春きたる

2016-03-01 | 遊び子は
       後先に子らは散り散り萌えし原

       風光る子らの歓声花の数

       初鳴きは子らの騒ぎにしどろもど

       タンポポの花茎フグリの花の上

       花の束ちぢれ崩れて道の傍


**春立ちぬ

2016-02-06 | 遊び子は
  どの子この子も氷結見れば
      小枝投げ込み足で割る ハアコリャコリャ

  冬のお洒落でお山の母子は
      額に汗し歩きおる ハアコリャコリャ

  水は温いか差し込むお手々
      ひゃっこき水はかぶりつく ハアコリャコリャ

  お握り一個大きな声で
      抜け行くおチビは返事した ハアコリャコリャ

棚田の田植え

2015-05-26 | 遊び子は
 会友がかかわっているボーイスカウトの低年齢の隊が今年も田植えの体験に来た。児童11名引率の大人8名の19名だ。我が会からは7人が助っ人として参集したが、既に何年も続けているイベントであるから田作りと苗の提供さえすれば見学しているくらいの役割でしかない。
 植え方を見ていると経験児はさすがに早い。学年が下で未経験の子らは遅いのは当たり前だけれど、それよりもオケラやオタマジャクシ、カエルなどに興味がそれる。引率の指導者も手馴れてきて昨年よりはスムーズに作業終了となった。
 ここ数年、猪の被害で稲刈りも収穫も無い状態が続いているが、金属の防護柵を用意できたので久しぶりに稲刈りを体験させられるかもしれない…。
  田植え初め    頑張っています    記念の「チーズ」

春の野遊び

2015-04-11 | 遊び子は
 気温が20℃を超えるとさすがに「暑い!」と思えるけれどフイールドに来る母子たちは未だに冬支度である。それでも周囲は桜も終わり裸木にも新芽が萌え出している。野遊びで最初に訪れるのはおおむね水辺で「オタマジャクシ」狙いのようだ。一通り遊ぶと原っぱ部に異動してタンポポで遊んでいる事も多くなった。
 原っぱ部はニホンタンポポが増え、日差しがあると原一面に黄色い絨緞を敷いたように見える。徐竹し藪を払った後は何もなかったのだが、刈り払いを続けてタンポポ原っぱが出現した。クローバーもコロニーをつくっているからころころする親子もみられるが、投稿は遠慮しなければならん。コロコロするからコロニーなんだろう…。
  水辺で遊ぶ     タンポポ野原

*水ぬるむ

2015-03-28 | 遊び子は
          泥団子そっとバックにしまいけり
          泥跳ねて友を指してはまたはしゃぎ
          手を伸べた母が尻もち春の谷田
          着替えなき母は濡れ着で帰りおる
          花びらを浮かべ卵を見つけたり

*水ぬるむ

2015-03-21 | 遊び子は
           子よりも母が尻つく泥田なり
           春来るわらべ群がる水辺かな
           抜き差しも出来ず長靴田にひとつ
           水ぬるむわらべ勇んでメダカ追う

下界では「禁じられる」

2015-03-01 | 遊び子は
 腐植でタンクの用を成さなくなったドラム缶、金属製の釜戸、単管パイプ、デッキ材等々、ほとんど廃棄物の材を用いて打楽器を作ってみた。これがおチビちゃん達には好評なのである。
 キッチンセットもままごと遊びで人気の物品だけれど、これらの打楽器も負けず劣らずだ。生活の中では大きな音を出す事など「禁じられた遊び」に近いから、山の高みでガンガンできるのは解放感ばかりでもなさそう。打っている時の表情を写せないのが残念…。

*わらべは走る

2015-02-16 | 遊び子は
         氷盤の下て散りゆくメダカかな
         氷割るわらべはしゃげば木霊来る
         日向なき谷田で投げ踏む氷かな
         着膨れてわらべは谷田で氷割り
         初夕の陽射し延ぶしりまた嬉し

*大寒小寒

2015-01-28 | 遊び子は
          七草や群れてチビ等の山初め
          氷盤を割る子投げる子熱き声
          走りこむ落ち葉だまりの笑い声
          氷割れ着替えるおチビの笑み満面
          口々に氷遊びとまくし来る

ちゅめたーい!

2015-01-14 | 遊び子は
 泥水池から元気な声が聞こえてくる。見通せる場所まで行ったら氷と戯れている最中だった。「ちゅめたーい!」とか「ちゅめたーいねぇ!」とか聞こえてくる。割った氷を氷盤に投げ付け散らして大喜びしているおチビちゃんもいる。
 いつまでも見ていてもしょうもないから切り上げたのだが氷結する時期だけの限られた遊び方だ。周辺に氷結する場所もなく、当然、氷盤の上で遊べるのは本当にピンポイントのここだけなのである。幸いにも給水は復旧の目途が無いけれど時折の降雨で水があるからこそ遊べる。「雨こそは命の泉」と思わざるを得ないが、どういうわけか今期の氷結はクリアーなのだ。ちょっと目には氷結しているように見えないが、小生が乗っても大丈夫な厚さがある。引率の指導員は気が付いているのだろうか…。

冬の遊び

2015-01-06 | 遊び子は
 泥水池が氷結するようになるとおチビちゃん達は真っ先に池に走る。暑い盛りも池に走るのだが冬場は破壊的である。言わずと知れた氷で遊ぶのだ。
 今季は予報に反して寒くなったけれど氷盤は乗って遊べるほど厚くはなっておらず、足で割ったり投げ割ったりして遊ぶのが主だ。正月中も何人かの子ども達が遊んで畦に上げた氷は解けずにそのままになっている。この泥水地は立春過ぎまで日差しが届かないのでそれまでは遊べる。
 「湿地復元事業」で設置した送水が止まったままで3か月経過したけれど、そこそこの降雨で干上がらずに新年を迎えた。氷遊びは出来てもトンボの羽化やカエルの産卵は不可能になるだろうから、この点は新年早々から頭が痛い。ボケーッとオタマジャクシやトンボを見ている極楽とんぼになれるかどうか・・・。

稀有な遊びでイブ

2014-12-25 | 遊び子は
 拠点のキッチンを借りてクリスマスの催しをしたいと、フイールドで活動している母子グループからの問い合わせに「特に支障もない」からと話しておいたら予定通り集まってきた。
 ベビーやママさんたちは拠点周辺にいたけれど、冬休みで一緒に来た兄弟姉妹は泥水池へ一目散である。狙いは氷で、氷盤と言った方が正しいのだろうが、ともかく石を投げる、脚で割る、棒で叩くと大騒ぎ大喜びで熱中していた。
 街中の公園で氷の張る場所が在るのか無いのか知らないが、フイールドでも氷盤で遊べるのは我らが泥水池だけなのである。隣沢からの命の水は断水したままだが、適度な降雨があり水を保っていてくれる。小生にとって水切れは、水生生物の心配だけだけれど、子ども達にとっても稀有な遊びの体験を奪われるのだと遊びを見ていて気が付いた。

**育爺意気地なし 2

2014-12-25 | 遊び子は
 孫来る爺がいないと泣かれては山には行けぬ抱っこの日長
 抱いた孫の意に操られ挙動する新生爺たり真爺我ーZ
 二歳にも爺は負けたりデジタルで我は未熟の新生爺
 風花を分けて走るや幼子の後を追う爺後ろ渦見ゆ