駐車場の道具小屋のドアを開けた時、蝶番にぶら下がっている蛹が目に留まった。ここ数日に蛹化した個体である。
黒くトゲトゲの蛹は見覚えがある。ヒオドシチョウの蛹に違いない。既に九月末なので越冬体なのか、そうでなければ今季に羽化するのかまでは小生は知らない。ヒオドシチョウは数年前に大発生して、ここもかしこも蛹だらけになったけれど、ほどなくヤマトシリアゲも大発生してほとんどが吸汁されて姿を消した。それからは親蝶も見る事は減った。
今季もエノキが若葉を広げた頃、枝先に集団でいる幼虫を見たけれど蛹までは見ていなかったように思う。さてこの蛹、道具を出し入れするたびに目に付くから行く末の確認は出来そうである。
もう一方はアカボシゴマダラの幼虫で、ダラダラと発生が続いているからエノキのひこばえを剪定したくても葉が落ちないと剪定は出来そうもない。大雑把なこの日の見回りでもそこそこ幼虫が見えるのだ。体長8mm程度だから何齢に相当するか知らないが、これでは処理は後回しである。
葉裏に既に羽化した空の蛹もいくつか認められたけれど、羽化した後になって「こんなところに蛹があったのか…」と思うばかりで、幼虫も蛹も意識していても見出すのは容易ではない。
里山だからコナラやクヌギの植樹は多くしたけれど、合わせて食樹用にエノキも増やした。御執心は国蝶「オオムラサキ」の発生なのだが親蝶1頭たりとも見ていないのが現実で、飛来できる距離で人工飼育や放蝶までしていても姿を見た事が無い。生息環境とは微妙なものである。
その代わり、でもないだろうがヒオドシチョウが発生しアカボシゴマダラが発生し続けている。既にオオムラサキへの御執心は無いけれど期待値だけは消えていない…因果である。
膳を据え秋波送りつ山は雪
黒くトゲトゲの蛹は見覚えがある。ヒオドシチョウの蛹に違いない。既に九月末なので越冬体なのか、そうでなければ今季に羽化するのかまでは小生は知らない。ヒオドシチョウは数年前に大発生して、ここもかしこも蛹だらけになったけれど、ほどなくヤマトシリアゲも大発生してほとんどが吸汁されて姿を消した。それからは親蝶も見る事は減った。
今季もエノキが若葉を広げた頃、枝先に集団でいる幼虫を見たけれど蛹までは見ていなかったように思う。さてこの蛹、道具を出し入れするたびに目に付くから行く末の確認は出来そうである。
もう一方はアカボシゴマダラの幼虫で、ダラダラと発生が続いているからエノキのひこばえを剪定したくても葉が落ちないと剪定は出来そうもない。大雑把なこの日の見回りでもそこそこ幼虫が見えるのだ。体長8mm程度だから何齢に相当するか知らないが、これでは処理は後回しである。
葉裏に既に羽化した空の蛹もいくつか認められたけれど、羽化した後になって「こんなところに蛹があったのか…」と思うばかりで、幼虫も蛹も意識していても見出すのは容易ではない。
里山だからコナラやクヌギの植樹は多くしたけれど、合わせて食樹用にエノキも増やした。御執心は国蝶「オオムラサキ」の発生なのだが親蝶1頭たりとも見ていないのが現実で、飛来できる距離で人工飼育や放蝶までしていても姿を見た事が無い。生息環境とは微妙なものである。
その代わり、でもないだろうがヒオドシチョウが発生しアカボシゴマダラが発生し続けている。既にオオムラサキへの御執心は無いけれど期待値だけは消えていない…因果である。
膳を据え秋波送りつ山は雪