トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

出来るだろうムーミンハウス 14(腰板張り)

2018-04-30 | 何よりの楽しみ
 建物基礎と同じようにレンガ積み風でポーチとデッキの基礎を作ろうかと思ったものの、ここはオリジナルに合わせて腰板張りとした。塗装しない部分なので用材は「秋田杉」の古材。木目が緻密で美しい。色合いも風化して雰囲気がある。

 廃材となったブロックから鋸で切り出し切り出し、ようやく腰板にする材を用意できた。指先で摘まむ程度の大きさなので扱いにくい事この上もない。それでも一枚一枚「根気、根気」と自分をなだめすかせて完成した。
 左右の面がある場所は片面ずつ張り、クランプで30分程固定して完璧なのだけれど、正面になる部分は圧着出来ず不安が残る。それでも固着はうまくいって無事万端終了した。こんな小さい部分でさえ二日がかりの作業となった…。

 ポーチ部    デッキ部   物入れか地下室入り口か?

4月定例会

2018-04-29 | 月例会
2018/04/21(土)9:30~13:30

会員 11人・家族4
縁故  7人         合計 22名

活動 「山菜試食会」
         蕗、筍、ユキノシタ、タンポポ、チャ、など周辺の野草採取

場所 拠点下駐車広場

 小生は入院中のため不参加。一週間前の「打ち合わせ」には役立たずでも顔出しした。参加者は報告によれば舌鼓を打ったようだけれど、小生は下腹を打った様な有様。「今頃喰っているのだろう」と思いつつ「外泊性便秘」で尿閉も起こし散々な手太楽の日だったのだ。手太楽は「手多羅苦」と表記したほうが意に染む。

やはり排砂バルブを開けただけでは…

2018-04-29 | 水辺環境の保全
 経験則として適切と認識している事であっても状況が許さない時がある。今回の断水も全くその通りの展開になってしまった。これも経験則として予測していた結果ではあるが、それでもやらねばならないほど環境への影響は切迫している。

 エンジンポンプによる強制送水で断水終了を選択できず、苦肉の策で排砂バルブを開ける事に一縷の望みを託したのだが結果は思った通りの惨敗だった。排砂バルブ最終部を開いたが水は少し排出されただけで終了。
 それではとラインの最低部にある排水バルブを開けたら、ここも程なく水が止まった。取水升の砂泥の沈澱は大量だったから相当量の砂泥が入り込んでいるのだろう。そこで沈澱しやすいU字形に落ち込んでいるライン管部を揺すりながら沈澱している砂泥に動きを与えても効果なし。

 そこで谷を渡る部分で数メートルも下がっているU字形部分をロープで引き上げ凹凸を少なくしてみた。これでも排砂バルブに滴も垂れない。これで「エンジンポンプによる強制通水」しかなくなったが、作業見込みは断水から数週間以上先になってゴールデンウイークが終わってからになってしまう。上の池や泥水池、トンボ池の干上がりが心配だが無い袖は振れない…。

 このような状況は遠からずして到来するこの水辺の将来であって「水守り」が存在しなければ一雨で消えてしまうか細い現実なのである。干上がってしまえばカエルとトンボに大打撃となるけれど五月に入っても修復できれば来期のトンボには影響が少ないだろうと希望的観測をする。

 最終部は最初だけ ➡  最大U字部引き上げ ➡  最低部も通水しない

**一首句一版の音戯 5(短歌風)

2018-04-28 | 小人閑居して憮然
術前は食ぬかされて居室待ち
             食べる音聞く匂いは巡る

まな板の鯉なる我が身ボトボトと
             引かれ者でも鼻歌は出ぬ

保全への五体投地の甲斐も無く
             我が身は不全五体術台

洩れ聞こゆ全麻ケアする若き娘等
             優し言の葉菩薩のごとし

これは分かり難い…

2018-04-28 | 小父のお隣さん
 桜が散る頃になると裸木の新芽も見えてくる。散歩がてら巡回していたら斜面に違和感を感じて立ち止まった。得体のしれない模様があったのだ。
 近くで見たら蛾が交尾中だった。出会うのも珍しいのだが見つけようと思って見れる場面ではない。蛾と分かっても名前は不明で、家で図鑑対照した結果「イボタガ」ではないかと結論する。

 二頭が交尾してぶら下がっている大きさは手のひら大もあった。腹部側から覗いてみた印象は「絨毯」のようで厚ぼったく、全く生物らしい心証は無かった。
 通路わきにぶら下がっていたとしても気が付く事なく通り過ぎる人が多いのだろう。まあ、カモフラージュ紋様なのであろうから当たり前か…。

               腹部側から

*一首句一版の音戯 4(川柳風)

2018-04-27 | 感じるままの回り道
          術室へ小唄も出ずに日差し踏む

          全麻なり見納めかもと初夏の窓

          アレアレと思う間もなく自己不在

          オペ無事も外泊便秘で四苦八苦

          ヘルニアを閉じて前後もストライキ

          憂いなし自宅のトイレ独り占め

          初体験自重も自嘲も紙一重

10日ぶりで大化けしていた…

2018-04-27 | 感じるままの回り道
 写真は泥水池の一角なのだが、10日ぶりの様子は「夏草や兵どもの夢の跡」を想いおこさせるに十分な茂りようだった。
 蕗の背も伸び膝丈ほどになって、それに負けじと周囲の野草も伸長を競い合っている。刈り払いをするに十分な背丈になったものの連休明けまでは我慢・辛抱の日々になる。

 周囲の木立も若葉の量を増大させ枝や幹を隠してしまっている。四月とは言え既に初夏の装いで「山笑う」そのものになってしまった。池の中のヒキガエルのオタマジャクシは既に一匹も見いだせなかった。
 日々の移ろいは早く「光陰矢の如し」…いいえ、「鼠径の創の如く」一直線である。

今日のとんぼ「シオカラ♂」、クロギン初見

2018-04-26 | 小父のお隣さん
 かれこれ10日ぶり位の御出勤だが作業できる訳もなく、散歩がてらの見回りに終わる。それでもシオカラトンボ、カワトンボの個体数が増えている事は実感できた。
 トンボ池ではクロスジギンヤンマの縄張飛行を楽しめた。飛行はほぼ目の高さを水平廻旋飛行してくれるので楽しむには丁度良い。
 何時みてもオスのビーズを1環挟んだような青色は「美しい」の一言でしかない。上の池でもヤンマの飛行を見ていたのだがクロギン、あるいは他種だったかの確認はできなかった。

 二種の初見となったけれど10日ぶりの御出勤では初飛行である訳もなく、記録的には蛇足に近い。

       トンボ池            棚田部

**一首句一版の音戯 3(温故痴新)

2018-04-26 | 温故痴新
立てば出るしこりはありの陰なれば
                    神の因果と隠す白毛
       たちかえるなごりもありの浦なれば神もめぐみをかくるしら浪    隆房の少将

鼠径より飛び出る腸の先かしら
                    とどめをつける糸のたのもし
       雲井よりおちくる瀧のしらいとにちぎりをむすぶことぞうれしき   公顕僧正

白毛の鼠径のつらをおさえつつ
                    これゆへにこそ立ちままならぬ
       しらなみの衣の袖をしぼりつつ君ゆへにこそ立もまはれぬ     便女よりの文

                                  「平家物語 巻第四 還御の段」

手も足も出せない…

2018-04-26 | 小人閑居して憮然
 24日夜来の降雨量が120mmに達した。今月に入り6日の90mm、11日の130mmに続き、取水地を荒廃させるに十分な雨量である。この時は既に取水部は砂礫に覆われ機能不能で断水。
 16,17日と取水升までの導水復旧、排砂バルブ開放して見たものの滴も出なかった。エンジンポンプによる強制通水しか手が無いのは承知でも林道への3本の倒木とヘルニアを抱えてしまったわが身ではポンプを運べない。やむなく断水状態を受け入れるしかなかった。

 今回の降雨で再度取水部は埋まった事だろう。同じ升から取水している部農会の復旧作業は全く考えられず、ラインの途中から手洗い水に盗水している隣沢のグループも寄生がスタイルであるから通水には関与しないだろう。
 愚痴を言っても始まらないけれど、近所の河川の朝の水量はすごかった。写真は昼過ぎだったから水量は減少していたものの痕跡は見てとれた。記録の120mmより流域の降水量がダントツに多かったのは流量で理解できたけれど、一転、水源地の降雨量が「少なかった」なんて事になればと思ったものの、そんな訳にゃいかない。まあ、ほぞを噛むとはこの事か…。

 夕刻、土手を散歩に出たら頭上をトンボが飛翔していた。判別は不明だったがサナエ科なのではなかろうか。下弦の月を背景に悠々と飛翔続けるトンボを見ていたら少しは癒された気がした。

             久々に見た水量       増水の痕跡 

*一首句一版の音戯 2(川柳風)

2018-04-25 | 花の下に長居
       エログロを観るな術室看学生

       尿カテは幼顔して跳ねた髪

       華奢な指白き肌して我が血抜く

       朝な夕深夜も現る乙女かな

       退院すこれもて終わるモテ期なり

       この歳でモテ期来るとは御爺悲です


今年も営巣した

2018-04-25 | 小父のお隣さん
 オス   メス    
 玄関の小屋根の雨樋とそれを隠す化粧カバーの隙間に今年もイソヒヨドリが雛を育てている。家の出入り時、下から巣材の詰まっているのが見え、冬の間に掃除をしておこうと思いつつ果たせなかった。今季の営巣は新しい巣材を詰めたのか古いままの活用か知る由もないもののセッセセッセと餌を運び入れている。場所が場所だけにきっと狭小なマイホームに違いない。

 昨季は覗き穴を開け窓枠に収まる箱を取り付け「出っ歯の亀さん」をしていたものの今期は興味が薄れ、飛翔の影に気付いて「やってる、やってる」てなもんや三度笠である。
 ツバメが営巣してくれる事は相手の判断なので巣台を設置したものの諦めている。軒下の屋根下地板の間に垂木の厚さの隙間を設え雀の巣箱にしようと言う妄想も今だ未着手で、これはカメラ内蔵にしてパソコンでライブを楽しみたいと思っての事なのだが秋葉原まで出向く機会も無く頓挫中…。

 イソヒヨドリの高い鳴き声は知られているけれど、隣家で鳴いていても我が家の屋根では決して鳴かない。子ども時代、実家の土間にツバメの巣が大人なら手が届く位置にあったから判るのだけれど、親が飛来すると雛は大口を開き一斉に鳴く。

 ところがイソヒヨドリの雛の鳴き声は全く聞く事が無い。机を置いている窓の下が玄関小屋根で巣までの距離は1mあまりなのにである。写真をみて分かる様にメスは本当に地味で普段は気が付く事もない小生である。まあ、ジョウビタキもオスだけしか目に留まらないから、そんなもんなのだろう。
 しかし不思議な事にホモサピエンスはメスが目に留まり易く、曰く不可解だ…。

**一首句一版の音戯 1(見舞いの言葉)

2018-04-24 | 感じるままの回り道
「痛いかい? 昨日オペした今日だもの」              みつお

「人生のモテ期到来24時」                        放送作家

「スッポンポン 術台しかり回診も?
          これでゴミ出し楽になるはず…」           三面記者 

「坊主頭にキャップだと? 促成栽培無理だろう」         農夫

「ムッ、断で外泊? 二度と無いように…」              夜回り先生 

「腫物止めたら出物も止まったぁ? 因果じゃぁ 喝!」     尊師               

親蛙ウジャウジャ…

2018-04-24 | 小父のお隣さん
 温水田のカサスゲを三本鍬で抜去中、アカガエルが次々と飛び出してきた。大きさに違いがあるのは昨年の成体と一昨年の成体の違いだろうか…。
 上から目線で眺めていたが体色も同じように見える訳では無く別種の様に思えるような個体差があった。眺めていて気が付いたのだが前足の途中がポパイの腕の様に膨らんでいる。今までかような体形は見た事が無かったが、産卵期に抱き着くための筋肉なのかどうか。通常は触れたりしないので近接撮影では分かり難いかも。

           前腕が太くポパイ風に見える

出来るだろうムーミンハウス 13(土台編)

2018-04-23 | 何よりの楽しみ
 建物の土台をどう装飾するか迷った。当初は実物の瓦破砕片の厚みを揃え貼り付ける心算だった。形が不揃いになるから装飾的には「土台風」に見えると思いつつも、外壁や屋根葺きで一点一点調整せねばならない作業で根を詰めてきたので、作業順序はともかくとしても「もういい」感覚も頭をもたげてくる。

 洋瓦の破砕片に綺麗な青色が残っており、これを使うか素焼きの部分を使うか検討してみたものの、結果的には木材で擬装した。国会議員や省庁で偽装する事とは異なり、どうやろうとも「信義と誠実の原則」には背いてはいないのである。小生、耄碌してきたとはいえ、この程度最低限の矜持は残っている。どだい品格も適性も無い輩が権限を振りかざし闊歩しているグローバルさとはなんだろうと思わざるを得ないのである。
 まあ、耄碌モンの小唄、いいえボヤキと分かっていてもだ…。

 結局は木材でそれらしく見せる事にしたのだけれど、出来上がってみれば「それほど悪くない」。何事も未体験ゾーンはやってみんことには判らんと言う事なのだろう。

      円弧に切り出し彫刻彩色 ➡