トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

落ち葉プールの後始末

2021-04-30 | 今日は真面目に
 既に落ち葉プールの季節はとうに過ぎ新緑の季節に入った。落ち葉の山をそのままにしておいても腐葉土に変わるには時間がかかり過ぎる。そこで刈り払い機で粉砕して鎮圧しておく事にした。この上に鶏糞やら油粕やらを撒いて熟成させれば良い腐葉土が出来るだろうしカブトムシの産卵床にもなりやすい。

 落ち葉プールの外側から反時計回りで回り刈り払い機で中央に寄せるようにしながら粉砕した。手ごたえなど無いだろうと思ったのになかなかの抵抗振りで、下側で濡れて圧縮されている部分は重たく結構な抵抗感があるのだった。かかないはずの汗をかいて、ここで「かいて」の漢字はどう書くのかと調べたものの無かった。「流す」はあったものの「かく」ほうがしっくりするのだ。粉砕後は踏み潰して固めた。
 歩幅を小さくサクサクと踏み締めていると少年の頃、家畜用の冬の飼料エンシレージと言ったか、芋ズルや青刈りトウモロコシを裁断したのをサイロに投入し乳酸発酵させて作るのだが、そのためにはサイロの底から踏み固めて積み上げなばならない。

 これは子どもたちの役目で深いサイロに入り上から投入される裁断物を避けながら脱出できる時までの長かった事、長かった事。サイロの縁から顔を出せるようになる頃まで半日は踏み固めていた記憶だ。でも縁から顔を出せるようになると「もうすぐ終わる」と嬉しかったのはまだ覚えているのだった。

                  ➡  粉砕踏圧終了

ネザサ刈り払い

2021-04-29 | 今日は真面目に
 春のネザサ刈り払いをしなくてはならない時期になった。4月も後半になると在来種のタンポポは冠毛を飛び去らしているけれど「ここぞ!」と刈り払おうにもハルジオンは花盛りになっているし、結局はネザサの萌芽が著しい突端台地で刈り払いを行った。

 ネザサは全面に萌芽してはいるものの、どういう訳かコナラとクヌギの混植林床の勢いが強く、さしあたりこの範囲だけ刈り刃を舐めるように滑らせて刈り払った。ネザサを圧倒して繁茂し、尚且つ存在させておきたい草本の名前などは浮かばないので結局は裸地状態になる。
 狭い範囲であるが樹木の日陰で他の草本は育ちにくい事もあるのだろうが、ネザサの繁茂にはあきれるばかりだ。これも高脂血症や前立腺肥大等の服薬のように止むことなく刈り払いで対応せなばならない範疇なのだろう。

 刈り払い後

今日のエッ!品「旬の大成、産地の恵み、食品ロス回避、イチゴ糖羊羹…」

2021-04-28 | 何よりの楽しみ
 糖度7度、4.5kgほどのイチゴを煮詰めてイチゴ糖にしてみたら酸味優勢な出来上がりだったが「美味しい」絶品になった。冷凍してみたものの当初に浮かんだ羊羹を作ってみることにして午後の一時を費やした。イチゴ糖500g、棒寒天1本と水だけのレシピである。

 自宅に羊羹の型が無いので姥捨て山逃亡の際、百均で探したけれど「これは!」が見当たらず、製氷皿のスティックタイプを購入してきた。寒天を煮溶かすのに水も400mlほど使うから製氷皿1個では不足だろうと思ったのである。手順通り寒天を煮溶かして沸騰させ、そこに解凍し加熱済みのイチゴ糖を加え十分に撹拌した。その上で製氷皿に注いだのだが丁度量り切ったごとくピタリと収まったのだ。
 さっそく粗熱を取るのももどかしく冷蔵庫に収める。夕食後のデザートに試食してみたのだが大きな過ちに気が付いてしまった。

 まずその1、寒天と水で倍量にした結果、糖度が半分に落ちて、それでなくても果汁糖度で7度程度だったから甘味は不足していた素材である。加糖すれば良かったと悔やんでも後の祭りだ。さらにその2、果実の粒々が全量混入していて、これが触感を悪くしてしまった。「裏漉し」すれば滑らかになったはずなのだが経験不足の結果でもある。
 この2点を除けば見た目も口当たりも「水羊羹風」になっている。まあ、イチゴ糖を口に入れた感激とは程遠く、達人、マスター、プロフェッショナル、スペシャリスト、エキスパート等々、匠の道、究めの境地には程遠く窮めの窮すで完結したわい。まあ、トホホの顛末…。

 それにしても生食では気にならなかった粒々がこうもしゃしゃり出るとは、お釈迦様でも気がつかんかったゆえに「オシャカ」紛いの出来映えだったので二度目のトホホ…。人生はトホホよりノホホンが幸せなのである。三時のおやつ時には自家製紅茶をたっぷり使った渋い紅茶で頂くとするか。そう、「甘いお菓子や夢でなく今の今をより美しく明るい社会を築くため・・・」。

     準備  ➡   冷却容器に入れる  ➡   凝固前に待てずに試食

今日のトンボ「ヤブヤンマ初見、そして産卵」

2021-04-27 | 小父のお隣さん
 例年、繰り返している同定不能、泥水池4で産卵していたのに気が付かず見回りで飛び立たせてしまった。気が付いたから静止していたら戻ってきて産卵を再び開始してくれたのだ。トンボと言えど「どうしても産みたい」と言う局面はあるようで、飛び去ってしまう時もあれば怖気ず産卵を継続してくれる時もある。

 クロスジギンヤンマかと思ったけれど違和感がある。そこでヤブヤンマとしたのだが多分に「だろう」程度の判断力だ。他人に教える訳でもなく自分の楽しみなので多少の間違いは許容範囲だ。なんたって待つ甲斐はあるのだから。

  

 まあ、当然のごとく間違いだった。「トンボ図鑑」の発生時期帯を見ても「6月」からになっている。胸部の色彩と模様を写真で比較すればクロスジギンヤンマにたどり着くのは容易、それは一般の水準で小生には期待値の方が優先するし目利き、耳利きは難しい。

下に~下にと水を誘う

2021-04-27 | 水辺環境の保全
 放流路の漏水孔を潰し続けているのだが地下のトンネルまで潰せる事は不可能なので時間経過とともに顕在化して来る。この日も水見回りの途中で流入孔を視認できた。
 漏水部が明確に判別できなくても段差工を施してある段々に水が伝わっていく途中で消えてしまう棚がある。その棚より上流部に漏水孔があるのは理解しても視認できない程度だと発見し難いのだ。

 今回の漏水孔は先日に潰した部分だったのに音を立てて水が落ちてゆく。覗けば段差工として施した丸太の片側直下に尻を落とし込めるほどの大きな空洞があって水を呑んでいた。夜から大雨の予報もあって「今日、潰さなければそれこそ凶!」なので道具を運んで潰しにかかる。しかし空洞が大きく埋める土が無い。思案の結果、斜面の浸食溝まで行き、そこの粘土質の土塊を盛って埋める事に決める。ツルハシとスコップで土塊を取り出して一輪車で運んで埋め戻ししたのだった。
 孔の周囲を崩して鎮圧しても浸食されやすい土壌では持ちが悪い。もともと漏水しやすい土壌環境でもあるから便秘の時の肛門部の固い塊風に粘土質の土塊で栓ならぬ蓋をしたのだ。

 それでようやく二つの棚に水が溜まり始め溢れるようになった。このまま段々を流下して行ってくれればラッキーなのだが地下水路は健在なので何時また漏水部が現れるかは神のみぞ知る。つまりは「山の孔多に気も遠く、散々なのに他人は無視…」まあ、ねほりん あほりん あなほりん、えちごさってもうしたもうした・・・。

 漏水孔顕在化  ➡   丸太を外し確認  ➡   潰して下流に水が伝う

少々、淡い色彩のクロコノマチョウ

2021-04-26 | 小父のお隣さん
 Sさんが呼んでいる。何かと思ったらクロコノマチョウの茶色の個体だった。色の個性や程度があるのは承知でもほとんどは黒く見える暗色で、ここまで明るい個体は記憶がない。
 1枚だけ撮影してPCで再生してみたらピンボケだった。慌てる事も無い対象だったから念のため数枚撮影しておけば選択できたのに、まあ、油断選択、いいえ大敵だったのであった。

          


今日のエッ!品「イチゴ糖、絶品である‼」

2021-04-26 | 何よりの楽しみ
 ウドンコ病が発生して商品価値のなくなったイチゴを5㎏弱頂いた。傷みは早いし生食でもそうそう食べきれる訳もなく、ましてや「ジャム加工」すればパン食は少ない小生の冷蔵庫はジャムで溢れてしまいかねない。そこで保存が出来て嵩が減り、尚且つ美味しくなるのは何だろうと考えて「羊羹」が浮かんだのだがウドンコ病に侵された圃場のイチゴならではの糖度7度では加糖しなければ美味しい羊羹にはならない。
 とりあえず就寝前に傷んだ部分とヘタを切り取り冷蔵庫に収めた。これで傷みの進行を遅らせ思案する余裕が出来た。で、深夜に「煮詰める」結論を出したのだが思い起こせば郷里の婆様はスイカ糖を作っていた。記憶では「腎臓に聞く」と聞いたように思うけれど棚の奥にあってどう使っていたのかは知らなかった。しかし盗み舐めして「甘かった」のは記憶にあるし色合いも西瓜を彷彿とさせる液体だったように思う。ちなみに小爺は生まれも育ちも越後党である、が徒党は組まない徒労は満ちている。

 そんなことで翌日、作業を早めに終えて帰宅しイチゴ糖に加工する事にしたのだ。この時大活躍したのが二枚貝の給食用の機材として購入したフードプロセッサーで、瞬く間にイチゴ4.5kgをドロドロに出来たのだ。最初はすり鉢を出して潰し始めたのだが「とてもたまらん!」となってお出ましを願った。
 総量4.5kgは一番大きい鍋圧力鍋に満杯になって、同じ容量なのだが南部鉄鍋なら口広だし蒸散量も早いだろうと用いてみたものの、どうもイチゴの酸で鉄が溶けだす様な感じがする。まあ、鉄分補給にはなるけれど色合いが暗くなりそうなので却下としたのだ。

 そこで登場願ったのがホットプレートで、半量しか入れられないけれど沸騰しても溢れる事無く煮詰める事が出来たのだった。キッチンに立ちっぱなしの4時間でイチゴ糖1.2kgを得た。冷凍保存のSサイズ2袋に収まる量まで減らすことが出来たのだが、それよりも何よりも思っていたより美味しくなってしまったのである。
 生果そのものは商品価値のない、生産者側からすれば廃棄相当の等外品質で糖度7度では「美味しい」と感じる果物ではなかったにもかかわらず、酸味が優先した出来上がりなのだが濃厚なフルーツ感は捨てがたい。このままパンに塗ってもフルーツ感覚あふれるペーストで、酸味はルバーブジャムのそれに似ていた。

 本来ならば廃棄物扱いの品質が加工によっては消費者に大歓迎される物に変わってしまう好例ではないかと人生経験豊富、知見も余るほどある人生の生き字引翁、エッセンシャルワーカー紛いの姥捨て山の主、高齢小生が言うのだから間違いなかろう。
 味は写真では伝わらないものの色調はイチゴを連想できる色合いではなくなっているが香りは濃厚になってイチゴ感がある。色合いは若い世代なら「チョコレート色」、高齢世代なら「小豆色」そのものに見えているだろうが、何はともあれ口にしない限りは美味しさを分かってもらえない。
 生産された果物類も様々の理由で廃棄される量は多いと思うけれど、こういう加工をすれば廃棄物が減り美味しい物を提供できるに違いないが今回のお遊びの実感・・・。まあ、「廃棄イチゴ大変身!贈答相当品に化けてしまった‼」のが結果結論。小生としては、これをこのイチゴ生産者にひと匙でも味見させたいと思う。きっと気落ちしていても「苦労が報われる」実感をする瞬間である事は疑わない。

アカボシゴマダラ蛹化の頃合い

2021-04-25 | 小父のお隣さん
 越冬した幼虫はみるみるうちに巨大化し終齢幼虫となってしまう印象がある。初冬から目をつけていた幼虫はすでに蛹化して、気が付かなかった越冬幼虫はすでに終齢幼虫に近い。
 S先生がエノキの幼木で見つけた二頭の幼虫は幼木の葉量が不足して蛹化できないかもしれないからと枝ごと採集し葉の量の豊かな若木の枝に結わえて転居させたのだった。

 まだ食欲旺盛な幼虫は食べ続けて丸々太っているし、葉裏の蛹は葉の色に紛れて見つけにくい。それでもジャコウアゲハの蛹と比較すれば美しく宝石みたいに思えるのだ。クロコノマチョウの蛹もアサギマダラの蛹も緑の宝石に思えるのだが、それらを見れるのはまだ先の話で、アサギマダラは幼虫さえ見失ってしまった。

 ➡ 

イベント「春の山菜祭り」で芳香蒸留水

2021-04-24 | 今日は真面目に
 さすがに連日作り続けたらウンザリしてきた。雨で日曜日に延期になったものの大正解の大晴天、気合を入れなおして早めに出かけ8時過ぎには到着しさっそく準備に取り掛かる。台の上のガラクタを撤去し天板を水洗いし蒸留装置2基を設置してから材料のヒノキとスギを集める。
 スギは先般、用材とした間伐材の枝葉で済ませたがヒノキの葉が無い。そこで実生の若木を除伐して使う事にしたのだ。この1本のためにチェーンソー作業も必要だったが、刃を研ぐだけの手間だけみたいなもんだから苦にはならないし時間の消費も大した量でも無い。

 蒸留鍋に投入するに今回のヒノキは枝をしごいて葉をむしり取った。今までは枝から切り離していたのだが、これだと嵩が出て量が収まらない。スギの葉はハサミで細断仕掛けたところで手が止まった。近くにカキドオシが繁茂しているし、指先で揉んで嗅ぐと香しい。スギの葉より先にカキドオシを使う事にした。

 装置の準備   ➡    カキドオシ    ヒノキ

 ヒノキは従前より葉の量が多いにも関わらず精油の量が少なめだった。地滑り部で日陰の若木では仕方が無かったか、それとも時期的な事だったのかは分からない。
 カキドオシは意外に芳香だった。けれど「カキドオシ」と言っても芳香蒸留水前に集まった中に知る人は居らず、まあ、人知れず地面を這い蹲っている小生同様な植物であった。小生は芳香と言うより加齢臭で、その上、木久扇師匠のように方向が判らなく彷徨する羽目になるのも近いかも・・・。

 1回目の蒸留がスムーズにいって時間があるから杉の葉も蒸留した。自宅で蒸留した5品、ミント、レモンバーム、日本ハッカ、シキミ、ヤブニッケイと合わせると計8種類4リットルになる。小分けの容器は百均で会持ちだけれどガスと水道は連続使用なのでいか程になるのか引き落とし日が年金生活者には怖ろしいのだが「近いところから忘れる」と言う天の配剤もあるのは芳しい。
 参加見込み所帯は20と予定したものの少し足らず結局、芳香蒸留水は「持ってけ泥棒!」の大判振る舞いで、小生の元には一滴も残らなかった。仕方が無いので当日の入浴は夏みかんの皮を刻み入れたのだが全身がヒリヒリするし、当然あそこまで・・・、シャワーを浴びても爽快感は残っていたのだった。しばらく芳香蒸留水は作らないし夏蜜柑の皮も使わない。

今日のトンボ「三日月池でクロスジギンヤンマの発生確認」

2021-04-23 | 小父のお隣さん
 飛翔していた成体は視認しているけれど羽化殻の確認が出来なかったので「三日月池で発生した」とも言えずにいたのだが、今日の見回りで抜け殻を見つけることが出来た。昨日、池に立ち入って探索した時には見つけれなかったのだが、池の畔からでも視認できたので今朝までの羽化体なのだろう。

 この冬の渇水で雨水に頼っている三日月池は大きく減水し水域は畳一枚ほどに縮小した事もあり、発生量は激減するかと危ぶんではいたけれど、時期になって羽化殻を見れたのは少しばかりの安心材料である。しかしながら発生期には至る所に抜け殻と羽化体がカサスゲのエリアで観察できる状態になるのかどうか、今のところは何とも言えない。

      

今日のエッ品!「糀を添加揉捻、一針二葉でお手製紅茶」

2021-04-23 | 何よりの楽しみ
 何を乱心してしまったのか、お茶の若葉を眺めていたら「そうだ、紅茶を作ろう!」となってしまった。既に自己コントロールも効かない我が身なのである。会の春のイベントで萌え出たばかりの新芽を使って即席の新茶を昼食時に頂いたのだが素人の即席茶とは言え美味しいのだった。当初から春のイベントでの新茶提供は小生のお遊びだったのだが今回は芳香蒸留水を数種類用意するお遊びで時間が取れず会友に引き継いでもらった。

 さて、お手製の紅茶だけれど標準では面白くも無いので、少々ひねってチャレンジしてみる。それは茶葉発酵前に糀を加え揉捻してから発酵させて仕上げる、と言うストーリーだ。どんな製品、お味になるのか皆目見当もつかないけれど、あちこちの放棄樹から200g摘み取れたので試作してみた。
 茶葉の量が多ければ半分を植物性乳酸菌を添加醗酵させ比較したかったのだが次の機会になった。

 一心二葉で摘み取った新芽の水分を抜く。約30%程度が目標で生葉200gなので日陰乾燥しながら重量で140g前後にもっていくまで所用1日程度か…。翌日、作業を早めにしまって帰宅。萎凋中の重さは120gで予定より乾燥が進んでいた。さっそく糀をひとつまみ、お愛想程度だが加えて揉捻に入る。

 最初はまな板の上で行ったけれど散乱してしまうので葉を傷つけ易くする意味もあり擂鉢の中で行ったのだが、今度は注意をしていないと指や甲が痛い。揉み続ける事30分、頃合いと見て終了した。麹はすり鉢で微粉末にしたけれど揉捻後は判別できない。

 発酵はヨーグルトメーカーで行った。30℃3時間で設定。湿度を高めるために本体と容器の隙間にお湯を満たして多湿状態を作る。1時間ごとに色合いを観察し混ぜ返したが、色の変化は早くて意外であった。

 発酵停止はオーブンで行う。予熱し120℃10分間にした。仕上げに発酵菌を殺す意味も含め電子レンジ100W5分を照射。乾燥は笊に入れ屋外に出した。夕刻まで風乾させまだ湿り気が残るようなら電子レンジで乾燥だ。

 出来上がったばかりの紅茶は熟成させておらず乾燥後に冷蔵庫で熟成させるつもりなのだが、とりあえず1杯を試飲した。色合いも風味も普段使いの紅茶葉と遜色が無いように思えたのだが、肝心の「糀添加」の反映は全く不明で、乳酸菌添加での製茶も同じ結果なのかどうか。
 この「糀添加」のはっきりしない結果は多分に「失敗しない選択」をしたことに因るのだろう。糀菌が活発に活動する50℃程度まで発酵温度を上げれば異なった結果が得られたのかもしれないのだが、まあ、小生の小心ぶりが出てしまい結局は傷心で紅茶を啜ると言う羽目になったのである。
 とにもかくにも紅茶作りは全くの初めてだったものの、そこそこ飲める品質になったのは爺我自賛に適うだろう。

             

 写真を眺めていて気が付いた「紅茶の表面にいっぱい毛茸(もうじ)が浮いている。出来は最高に良かったのだ!」と更なる燦燦自賛に浸ろうと胸をそっくり返して「?」と気が付きデスプレイを指でなぞってみたら毛茸が一掃されてしまった。あーあ、単なるデスプレイ上のホコリで、我が誇りは指先で消え失せてしまったのだった。お粗末・・・。

今日のトンボ「ようやく撮ったオス」

2021-04-22 | 小父のお隣さん
 シオカラトンボのメスは水見回り中に未熟体で舞い上がる事もあり出始めの時期にもかかわらず見慣れた感もあるのだがオスはなかなか確認できなかった。
 今期、最初の最初はオス型だったけれど撮影できなくてシオヤトンボなのかシオカラトンボなのか不明のまま終わってしまった。今日になって棚田部でようやく複数のオスを確認し、アタックの後、地上に降りたところで撮影できたのだった。

 シオヤトンボもオス同士のアタックがあるかどうか知らないもののシオカラトンボの喧嘩っ早いのは承知なので、水田上で度々アタックを続けているオス同士はシオカラトンボと判定したのだ。まあ、そういう結論の導き方は科学的ではないことくらいは合点承知の助なんである、そうである、アイデアル。

羽化体      

少々小振りなドブ貝だった

2021-04-22 | 小父のお隣さん
 マツカサ貝だけでは産卵の親和度が不明だ。今回のタナゴの群れと産卵母貝をマツカサ貝にした組み合わせは昨季に導入したタナゴが初の産卵期を迎える勘定なので心配がある。そこでドブ貝を導入したのだが、これがいささか小振りだった。市内の金魚店ではドブ貝を扱わなくなったので已む無く通販にしたのだが、サイズに嘘はないものの期待値より小さかった。

 タナゴ自体は成体となったから産卵してくれると皮算用しているがまだ産卵管は見えず、先日、越冬後の生存確認して池に戻した時もタナゴが貝に関心を示す度合いは薄く、もう一カ月程度先になるのだろうか。まあ、それならそれで導入したドブ貝も落ち着いて採餌をしてくれるようになっているだろうから、小生としては特製調合餌でセッセセの好い良い宵とばかりに体力回復に努めよう。

今日のトンボ「腰のスカイブルーリング」

2021-04-21 | 小父のお隣さん
 「トンボに腰などありゃあせん!」と言うのが真っ当な見解なのは承知だが小生の感覚ではどうしても腰部と感じてしまう。正確には「第一腹節」とかにあたるのだろうが、これがスカイブルーで目立って綺麗だったのだ。場所は三日月池でクロスジギンヤンマの羽化があるかどうか確認に寄ったのだけれど羽化殻は見当たらず、そこにこの色彩のトンボが飛翔してきたのだ。

 今期、初の大型種だし撮影したくてもカメラは携行してなかった。携行していてもホバリングもせず「トンボがくるりと輪を描いたホーイノホイ」で飛び去ったのだから撮影は不可能だ。姿を見送ってつらつら思い出そうとしてもヤブヤンマだったかマルタンだったか焦点が定まらず、自宅で図鑑を開いたらどちらも出現にはちと早い。
 結局、クロスジギンヤンマのオスが妥当なところだろうけれど、飛翔状態から成熟体なので今日の羽化体ではない。三日月池産なのかどうか明日は池に入ってカサスゲの中を検分する。とにもかくにも本日、クロスジギンヤンマの飛翔を確認した。

作りまくった・・・

2021-04-21 | 今日は真面目に
 17日が「春のイベント」予定日だった。当日は芳香蒸留水を前回に続いて実演分配する役割が来た。蒸留器は二基用意して2種類を同時に作れるけれど一鍋最大500mlでしかないから20人程度で分けるとなると一人当たり50ml未満であるし、それも2種類の内の「どちらか」でしかない。これではあまりにも乏しいから当日までに自宅で蒸留し数種類を用意する事にした。
 まずは材料を考えて当日の蒸留はスギとヒノキに決め、自宅蒸留分はミント、レモンバーム、ヤブニッケイ、シキミにする。活動に関連付ければ「山の物」という事になるのだが、ご婦人もいる事なので「お洒落にハーブも…」としたのだ。まあ、もともと小生はダンデイなのであって趣味も良い御仁、いいえ、お爺なのである。働き続けなければならない境遇だった故に手を染めなかった、ボロは着てても頭頂錦ゆえ馬子の衣装も着なかった、という訳である。

 さて無駄口は叩かない性分なので閑話休題、自宅で蒸留するには屋外ならカセットコンロ二台を使用できるけれど室内なので台所のガス台でも蒸留は一基だけである。そのため2種類を蒸留するとなると3時間は消費する。午前は姥捨て山、帰宅し午後は蒸留を行い2日間で上記の4種類を用意した。香りの強烈なカラスザンショウの葉も使いたかったけれど毒性があるし断念、ヤマハッカも使ってみたかったものの量が不足で躊躇している。
 予定の土曜日が雨降りとなり翌日曜に開催延期となったのでもう一品程度蒸留出来るけれど、少々悩ましい。

 ウオーターミント    レモンバーム    ヤブニッケイ、シキミは撮り損ねた

 17日土曜日は予報通りの雨天で引き籠り。昼近くになって退屈しのぎに「日本ハッカ」の蒸留水を作る事にした。育ち具合から1回分くらいはあるだろうと見込んだのである。しかしながら予想より収穫出来て鍋には全ては入らない。思いあぐねた末に一握りづつ結索し束ね並べてみたら丁度500gが収まった。結索しないとせいぜい300g程度しか入らない。

 特に葉物は成分の気化が早くて300g程度だと500ml蒸留では薄くなるきらいがあった。それで今回のヤブニッケイやレモンバームなどはボトル半量溜まったところで新たに材料を加えたのだ。加熱され萎れると嵩が減るから出来る事である。これで最後まで十分な濃度の蒸留水が採れたはずだ。種類を揃えて喜ばれるかどうかは当日のお楽しみ・・・。