例年だと年末には全面氷結して大人が乗っても割れないほどの氷厚が立春過ぎまで現れるのだが今季は全面氷結さえしていない。それでも泥水池には氷が張って割ったり踏みしだくには格好な条件になってきた。
この氷目当てに母子を引き連れ入り込む回数が増える。遊ぶのは構わないのだが遊び方やその結果が憮然とするものばかりなのである。年末にフイールド環境との付き合い方に苦言と注意をしたばかりなのだが氷の上なら「融けて流れりゃみな消える…」とでも思っているように見える。
今季は氷結が悪く氷遊びへの欲求不満か高まっているであろう事は容易に想像できる事ではあるけれど、引率者や親が引き連れていても、池の中に物を投げ込み放置したままの行為が絶えないのだ。氷上に乗れれば取り除きもするが、この時期は泥地に入り込みたくないし氷が融ける頃には泥の中に埋もれていく。
これが除草や泥浚いの思わぬ障害にになって指先の怪我につながったりする。池の中だけでなく法面や畦の被害も多くなるのが冬季で、霜柱が立った法面や畦を歩き回られると植物のある時期より崩壊の速度が早くなる。
入り込む活動は「環境被害を伴う」から環境への慈しみと敬意を持って利用して欲しいと伝えてあるにも関わらず75日も経たないうちからこのありさまだ。小生の実体験の範囲では環境教育と標榜していても環境破壊の先鞭をつけているとしか思えないのである。マナーの悪さは、ここを入り口として拡散していく…。