トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ツマキチョウ、ツバメ、ヤマカガシ初見!

2018-03-31 | 小父のお隣さん
 拠点原っぱがタンポポ原っぱとなった。それに伴いチョウの姿も複数体見られ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、タテハチョウの仲間に混じってツマキチョウが飛翔していた。春先の短い期間でしか発生しないチョウなので撮影を試みたものの落ち着いてくれず断念した。

 沢の上空には数匹のツバメの姿が見られたがコシアカと腰の白いツバメも見れる場所なので種類は不明だ。珍しい事に帰宅して自宅の空でツバメの鳴き声と姿を見れた。フイールドと自宅で同日初見できたのは恐らく初めてである。

 拠点上り口でヤマカガシの幼体を初見した。異種3種を同日1時間足らずの間に初見とはラッキーと言わざるを得ないと思っても御老体に作業で腹圧を掛け過ぎヘルニアを発生させてしまった身では「目出度さも中くらいなり」である。

 ツマキチョウとツバメは撮影出来ず、ヤマカガシのみの写真では何とも気落ちWである。いやいや、ここはWWWと強気でいかねば…。空元気!。
 
               
 

出来るかもムーミンハウス 9(小屋根編)

2018-03-31 | 何よりの楽しみ
 外壁を先にするか小屋根が先か迷ったけれど、小屋根の上に外壁が下りてくる取り付け方の方が無難に思えて小屋根を先に固定する事にした。
 玄関ポーチやデッキの手摺と小屋根の柱は一体なので先に柱を立てたものの、ここで「ままよ…」と手が止まった。どうも被せる小屋根が気にくわない。

 作る時は何気に在り合わせの杉板で形を作っておいたのであるけれど、仮置きしてみるとどうも不細工で粗雑、なおかつ野暮ったい雰囲気プンプンだ。その理由は杉板の厚みにあるらしいと判断したが薄い適材が無い。
 ベニヤ板やバルサ材なら加工も楽なものの一枚板にこだわりたい。結局は垂木を二枚に挽き割いてボンドで片面同士を圧着し板を成形し使う事にした。

 用材を作りだす事から始めなければならなかった不手際だったが、出来上がりはすっきりと爺我自讃できる仕上がりである。小屋根の軒桁はドア取り付け壁板に内部からネジ止めし固定、ホゾ組みしたので安定もするし強度も上がったはずだ。

 窓が入りドアも付け小屋根を取り付けたら、ようやく住宅らしく見えるし完成出来る確信の様な気持ちも出てきた。残りは外壁、屋根葺き、外構の大事3ステージになる。

 ➡          ➡ 

 小屋根は板厚を変え作り直した結果、玄関屋根で見える下地板の厚さが減ってスッキリ感が出たはずで、デッキの屋根下地板の厚さは見えないものの、下からのぞくとスッキリ感は格段に向上した。
 写真で比較しても現物から受ける印象ほど明確な差は伝わってこないのが不思議…。

反り返りが可憐だ…

2018-03-30 | 感じるままの回り道
 フイールドに数多ある桜はほとんどが鳥によって運ばれ芽生えた実生樹なので、花の付き方や密度、色合いや開花期の微妙な違いがあり一律園芸種同一品種の開花より個性的である。
 まあ、「みんな同じで、みんな違う」に尽きるのだけれど名所の様な壮観華麗さはないものの、小生にだって「みんな同じで、みんな違う」くらいはある。それは送管作業と加齢である。これだけは年中伴って外せない…。
 故に腰痛は何時もの茶飯事、腰を反り返させ苦痛を和らげようと試みるが、花弁の様な華麗さは無い。作業の結果、腰痛で反り返させるなんて勘弁してもらいたいものである。

 この日も花を愛でていたら「あれー」と年甲斐も無く魅せられた桜があった。東側が針葉樹林で直射光は届きにくいのにも関わらず花を見せる。見上げていたら花形が微妙に異なって愛くるしい感じがした。いわば「おてんば」あるいは「跳ねっ返り」と呼びたい印象なのである。

 端的には「花びらが反り返っている」と言う事なのであるが、近くの桜を観察してみる。ほとんどが盃状の花弁だった。反り返りを見せているものは他には見当たらず、これはこれで別の楽しみ方を知ってしまった得した気分になる。

 しかしながら、こんなところに注目しているようでは針小棒大過ぎやしないか…とは全く思わぬ。既に遠視状態の視力だから至近も見つめなくてはバランスがとれないだろう。
 詐欺被害に遭わぬため申し添えておくと小生、身上膨大ではなく僅少皆無の貧乏人である。しかしなんだな、腰痛と虚勢で反らなければならない人生とは全く持ってなさけない…。

       反り返りの花弁   対照A   対照B

管路を塞ぐ

2018-03-29 | 水辺環境の保全
 今のフイールドに入った当初、沢の水路にあった土管が埋まっていて出水時には土管の上の通路が水流で遮断される状態だった。そのため枕木で橋を作ったのだけれど土管に水を通す作業も行った。
 これで出水に悩まされる事態は消滅したのだがその結果、上流部の河床浸食が顕在化してくる。何度か段差工や護岸作業を施しながら維持してきて、今春も浸食防止の作業を行ったばかりなのである。

 しかしながら通るたびに土管を利用する事が河床を下げてしまう原因でもある事実は覆いがたく、河床を下げてしまう土管内を通水させる事を断念した。土管から下流はこの際どうでも良く切り捨てる。前もって用意しておいた間伐材の丸太二本を重ねて土管を塞いだ。
 これで河床の沈下は防止出来て、ここより上流部は穏やかな流れと水溜りが維持できるはずで、水生生物にも優しい環境になるはずである。

 水系の本来の機能維持に汗水流してはきたものの、ここに至ってその構成の一部を否定してしまう矛盾が露呈してしまった。まッこと、全体最適化と部分最適化の調和は果てしが無い。行っている事もしがない…。

     丸太で塞ぐ1本目  ➡   二本目で閉塞完了

*週寒春徴

2018-03-28 | 感じるままの回り道
            春萌やクサメ涙目今日も山

            山えくぼ耳を残して只管打坐

            春なれど氷現る未練かな

            氷消ゆメダカツイーとツイッター

            昼餉済む山萌え眺め帰り刻

ワラビ出ていた

2018-03-28 | 小父のお隣さん
 植樹していた周りにワラビが数本出ていた。先日スミレの開花株を見に行った付近もワラビが発生するのだけれど目にしていない。どちらにせよ今季初見ではある。
 会友はワラビの話題を出していないから気が付いていないのだろうが、採集し口に入れるのは会友の方が早いはずだ。小生はおおむね見るだけで写真は撮るけれど1回だけ、お裾分けがあれば食べられる。
 この時期は、ワラビよりツバメがいつ来るのか気になっている。そろそろだろうと空を見上げるものの影も見つけられぬ。報道にも出てこないから25日現在、当地に飛来はしていないのかもしれない。

出来るかなムーミンハウス 8(屋根下地板編)

2018-03-27 | 何よりの楽しみ
 採光窓を組みつけ  ➡      下地板を張った

 最大の難所と想定していた屋根裏の採光窓と下地板の取り付けを行った。下地板を張る前に組みつけた採光窓の写真は前回編でアップしたから省いても良かったものの、とりあえず参考に再掲した。屋根自体は円錐形で作りたいのだが、骨格は垂木で12面体の角錐形になっている。厚めの下地板を用いサンダーで表面加工をすれば綺麗な円錐形に仕上がると思うものの、瓦を載せるので多少の角錐ぶりはカバーできるだろう。

 この段階で瓦は鉛筆工場から出る木屑のリサイクル粘土か紙粘土あるいは石粉粘土で作る心算でいるのだが、全数300枚から400枚程度の1円玉未満の瓦制作に恐れを覚えている。柔らかい塩ビやスチロール樹脂のシートも転用可能なものの、これも全数、形を揃えて切り出さねばならず、粘土のように薄く延ばす手間が不必要と言うだけで労力はさして変わらない。
 多少の省力化は出来ても合成樹脂材を使う事への戸惑いがある。なんといってもメルヘンの世界なのだから。

 瓦への拘りは原画に忠実にしたいと思って、原画の屋根葺きに由るのだけれど、そこに拘泥さえしなければプランBはあるのだ。小生的にはこっちが好みなので、さてどうしようかと悩み多き老春になってしまった。

 下地板を固定し、ためつ眺めつして失敗に気が付いた。屋根裏から見る下地板と垂木の合わせが雑なのだ。構造上、下地板の横断面は台形となるはずで直角ではないから鉋で削ってはめ込んだのだが上面の垂木との隙間だけに気を取られ、屋根裏から見る様子まで気配りが出来なかった。
 上面は瓦で隠れるから雑でも良かったのだ。屋根裏から見た合わせ面こそ綺麗にすべきだった。悔やんでも「遅かりし由良の助」じゃあ。
 まあ、モノ作りと言えども初めての時は逡巡、後悔、ため息、ボヤキばかりである。

カルガモ飛来した

2018-03-26 | 小父のお隣さん
 上の池にカルガモが飛来した。数日前にはカワセミの姿を見ている。水辺のヒキガエルとニホンアカガエルの卵は孵化して賑やかな季節が到来した。
 谷地の桜も開花し始めて、園芸種ではない自然実生樹ばかりのせいか赤い新葉が先なのでヤマザクラ系がほとんどなのだろう。
 
 桜は見上げるだけだけれど、池の水深が気になってしょうがない。山からの土砂が流入するから堰の高さを上げ水深を深めたものの泥土だけが増えていく。カイボリをしたいのだけれどそれだけの人員が集まらない。水深が浅くなれば食糧生産量も魚影も少なくなる一方のはずである。

 さて肝心のカルガモだが、このカップルは飛来当初から人を恐れず、それどころか近くに寄ろうとすると向こうから近づいてくるのだ。この行動で期待しているのは営巣してくれるのではないかと言う事なのだけれど、そのために設えた池中央の巣箱を使ってくれればうれしい。設置してだいぶたつのだが、このままでは利用されず朽ちるだけになってしまう。

 東京中央高速下の川の巣箱には営巣し雛が巣立ったという記事を目にして模倣してみたものの生息環境の違いからか塩梅は絶望的だ。

                       

全盛期には程遠い…

2018-03-25 | 小父のお隣さん
     
 突端台地のスミレ、タチツボスミレだったかどうか全盛期には程遠いものの散開して開花株が見られる。
 この台地部を覆っていたアズマネザサを全伐して刈り払う事数年後には大きな群落ができたものの知られるに従い数年で荒廃してしまった。駐車場から近すぎる事も要因なのだろうけれど、それ以来低草地としてスミレの繁殖を念頭にした維持管理は怠っていた。早い話、手間は惜しくはないけれど「荒らされるのは堪らん」からで「ならぬ堪忍するが堪忍」などと言う人格品性は持っていない。

 それでも崖下の一部に細々と開花しているのを人知れず楽しんでいつつ昨年の晩秋、スミレの開花を願って突端台地の刈り払いをしておいた。冬の間、日当りは十分ある部分だから開花は増えると見込んでの事である。
 今回、コロニーとなる程の規模は無理であってもあちこちに開花株が見られ、この程度ならスミレも「人知れず微笑まん」で永らえる事が出来るだろう。

出来るかなムーミンハウス 7(ポーチとデッキ編)

2018-03-25 | 何よりの楽しみ
 玄関とデッキの細工が細かくなって頭の中が納豆状態だ。手すりと屋根の取り付け方が決まらない。結果的には手すりと屋根を支える柱を一体構造にして単純化したつもり…。
 屋根は屋根、手すりは手すりで考えたものの狭い面積に幾つも組み込むのは勘弁してもらった。階段手摺の失敗に学び、手すりはホウの木(版木)から切り出した。まあ、うまくいった口だろう。

 屋根の設えも悩みどころだったけれど、大いに悩んだところで抜ける毛髪は無し、眠れなくても出勤する必要も無いから深夜にポッカリ目が冴え「ああでもない、こうでもない」としたところでどうと言う事もなく、気楽なものである。

 屋根をどう受けるかも「出たとこ勝負」、「行き当たりバッタリ」で、まあ、「行き倒れバッタリ」ではないからどう構成しても差しさわりはない。結果的に写真の構造に落ち着いたものの、円形の本体に取り付けるのに在来工法とは異なる構造なのかどうか、そこまでは知る由もなく自分なりの理解と加工で組みつけた。

 骨格が固まればドアをどうするかの算段が顕在化するが、玄関ドアだけ開閉式にしデッキのドアは見てくれだけで済まそうか…と想いは乱れる。玄関はともかくデッキのドアを開閉できてもさしたる遊びにはなりそうもないし・・・まあ、結論は後回し先送り時間稼ぎだ。

 ここで疑問が湧いたままになったから調べてみるとデッキとベランダの違いが判ったような分からなかったような…。小生が目にした説明では「デッキ」に相当するからデッキとしたが物語の中ではベランダなんだろうと妄想・・・小生的にはどっちでも差し障らないのである。

 ポーチ ➡      デッキ ➡  

水源地 塵芥戦術!

2018-03-24 | 水辺環境の保全
 連続しての作業は自分自身が伐倒されかねないから1日の休みを入れた。肩は痛いし腰も痛いのは治らず温泉にでも行けばよかった…。
 まあ、年甲斐も無くきつい作業をしたのだからしょうもない。二日目の作業は1日目に負けず劣らず息絶え絶えで終える。100点満点の70点くらい、最上段と最下段にとどめの段差工を施せば15点・15点で満点になるのだがしばらくは休みたい。車載してある道具類を降ろす元気も無い。

 二か所に斜行させた段差工を施し従来の等高線上に配置した段差工二か所は底抜け対策を施し、上流部の導水路が破れた備えに下段に導水堤を丸太で作りととりあえず安心できる事態まで到達した。体力気力は限界に到達…。
 気温が上がる予想だった(22℃)ので水筒に梅干しを入れて持参、作業強度と言い気分は初夏だった暑い。

 用材を2本ほど伐採する心算だったものの時間も元気も無く、周囲の風倒木を曳きだして底抜けヶ所を埋めた。浸食に抵抗してくれる強度があれば良いから塵芥でも構わない。小生は既に塵芥並であっても、その塵芥作業をもう1日か2日行えば大事は片付く。

 河床の保全作業を行うたびに「なんと邪魔な事を!」と苦々しいのは同意も無く取水の寄生をしてくる事だ。地滑りで取水堰が破壊されて以来、取水升への導水路の維持管理と河床安定化作業を継続作業中なのだが、この作業面内で取水桶を設置しパイプを張り巡らす。

 他人が勝手に河床の安定をしてくれるから、いわば「自動化」したように省力化の極みなのだろうけれど、崩れ落ちた上に出来た河床は出水の度に様子を変える。この浸食に合わせ本来の取水升より河床が下がらないよう設えを合わせていくと言う現在進行形の現場なのだ。
 それを知ってか知らずしてか知らんけれど信義則のかけらもない行為にはあきれ果ててしまう。いわゆる厚顔無恥・人心不良・品格下劣な輩は国を代表する組織の中にもわんさといるご時世だからしょうもないか…。小生は消耗ありである。

 斜行部丸太二段重ね   斜行部二か所   底抜け防止

3月定例会

2018-03-23 | 月例会
2018/03/18(日)9:30~13:00

会員 13名
活動 1:駐車場外縁植樹(トチノキ8本・クリ1本・マメザクラ1本 計10)
    2:2017年度総会

 11時から総会が開催される関係で駐車場外縁に植樹をしてもらった。小生が済ませる予定であったものの、水源地の大規模補修作業を行う羽目になって已む無く会友に植えてもらう事にしたのだ。

 昔は谷田だった駐車場も山を削った残土を敷き詰めた広場になって、その残土は礫混じりで掘り難い事この上もない地質なのだ。たとえ10本と言えど水源地作業が残っている小生は優先順位からはずしたい、でも植え付け適期は過ぎてしまう。と言う事で植樹となったが小生は大助かり会友は息絶え絶えであっただろうことよ…。

 4月から会発足当時からの会友3名が抜ける。定例会も5人前後の寂しい人数で開催されるのは必至だ。
 思いがけずも頂いて大助かりだった某環境財団からの助成も3月で終わり新たな手当てを考えなくてはならなくなった。会友の会費だけでは鋸や刈り払い機の交換刃さえ補充できない。
 設立当初はほとんど自腹だったけれど、まだ現役で月収があった。今は減り続ける年金だけの世代になったので本当に大蔵財務、いや加計、いいえ「家計ハラスメント」になってしまう。
 まあ、クサッパラやスキッパラとか内臓脂肪のフトッパラとかのMenとだけど…。

 植え付け穴掘り   日陰のマメザクラは移植   トチノキ

出来るかなムーミンハウス 6( 屋根組み編 )

2018-03-22 | 何よりの楽しみ
 さあ頑張ろう、屋根を組み上げ棟上げを行いたい。ここにきてようやく建物の実感が得られた。
 垂木に当たる部分は放射状に配置せねばならず、これを組み付け時に安定させるため切込みでの助けも必要だったのだけれど形取りが失敗しステンレスワイヤーで垂木の中央を束ね求心力を与えないとバラバラになってしまう。
 重力の力で安定するように組み合わせの切込みを作りたかったものの経験不足とシュミレーションの不満足さでガムテープで離脱を押さえワイヤーで絞り安定させる格好になった。これはまっこと格好が悪く人前では出来ない手立てだ。

 尖塔部横、直立している黒い棒はストーブから伸びる煙突の先端で、デザイン的にはもう少し外周よりに位置させたかったものの火の気のある場所なのでキッチン調理台と合わせる格好にしたためこの位置になった。
 まあ、「あのブドウは酸っぱい…」風に言えば考え方としては妥当だし、ここの壁を隔ててバスルームを設えたかったけれど材無症より施主の意向で復活折衝はしなかった。ここはフェギアで遊ぶ舞台なので空間が最優先と考えて間違えなかろう。決して闇に葬り掩蔽した訳では無い…これは埃を盛って「木張り」と言える!


 屋根裏の明り採り窓の組み付けは最初から設計図も無い作り方の結果、垂木を1本外す必要が出てきた。設計図を完成出来ていたとしても、出窓と言うか小屋根と言うか円錐形の大屋根に突き出る構造では垂木の間に必要な空間は取れず、おっつけ垂木の1本は外す事になったはずだ、
 この採光窓の仕様だが、両開き窓であるにせよ開閉させるには小さく蝶番の工夫が必要で、ここは嵌め殺しで「飾り窓風」が無難だろうと思っている。


水源地、連日作業は放木だい!?

2018-03-21 | 今日は真面目に
 水源地の河床保全に重い腰を上げた。作業の大変さは十分認識しているものの着手しなければ終わりが来ない。予定は午前では片が付かないと見積もり昼食とスポーツドリンクを奮発して現地へ向かう。
 予定では谷止め段差工に使う材木7メートル3本を河原まで曳きだす心算だったのだが「予定は未定」のそのままに、いつも通りの「まあフイ」の法則に打ちのめされる。
 最初の伐採、樹高20m弱、胸高径230mmを河床に横たえる長さ7.5mを用材として使いたく、河原近くの斜面の1本を伐採した。
 ところが、と言うよりいつも通り「掛り木」となり落ちてくれない。倒れる方向にコナラなどが枝を広げ「掛かるかもしれない、でも重みで落ちるかも…」と希望的観測もしつつ切断したのだが案の定、掛り木となってしまった。

 今回は長尺木を河原まで出したいから牽引器を用意していた。これを活用して落とす事にしたのだが一筋縄ではいかなかった。掛かってしまったヒノキの幹元にロープを掛け上下左右に牽引器で曳いた。幹の途中にもロープを掛け外そうともしてみたがどれも効果が無い。掛かった材を放置は出来ないから何はともあれ地上に落として帰らねばならない。

 牽引する位置をや高さを変えつつ3時間の格闘でようやく落ちてくれた。ここに至るまでに牽引器を取り付ける樹木は10本近くになっただろう、植生のない砂利層のズルズル急斜面でだから上る1歩でさえ苦労する足場取りの場所だ。
 牽引すると言っても1動作で数センチしか曳けないから取り付けて曳き、緩めて場所を変えを繰り返し息も絶え絶えの有様だった。本来は1人で行う作業ではないのだが会には慣れている会友がいない。危険が伴う作業でもあるから状況を把握できない作業に組み込む訳にもいかない。
 掛かった! ➡  左右に曳き ➡  上下に振るが…



 所定の長さの材を河原まで曳き下ろした。水辺の泥浚いや堤作りもきつい作業の部類に入るのだけれど比較にならないほど消耗した。
 予定の3本を処理できなく1本で終わった作業だが翌日もとなると戦闘意欲は起きない。ここは1日2日、別の作業で身体を休ませる必要がある。
 まあ、用材の調達は単なる準備段階なのに、ここでゲッソリしていては先が思いやられる…。


タゴガエルかなあ…

2018-03-20 | 小父のお隣さん
 水源地の補修作業中、沢筋の粗朶集めをしていたら、その下から一匹出てきたカエルは場所から言ってタゴガエルだろうと思っているのだがニホンアカガエルも生息するエリアなので小生には判別不可能だ。
 それでもタゴガエルと推定するのは他人に教える訳でもなく自分自身との折り合いだけなので、結論から言えばどうでも良いのだけれど???では収まりが悪い。図鑑対照したくて撮影したが水かき部分の詳細が分かるカットを撮らなかったから水の泡、頭掻き掻きして居間に帰る。
 まあ、なんと多誤ありき人生だことよ…。

 鼻先       側面       背面