真竹の全伐地、ここは尾根の突端で、今期初めての刈り払いだ。下の台地は4回実施している。その差は歴然として、刈り込むのも嫌になる高さと密度で密生させてしまった。通常、遊山者は進入しない場所で、後回しにしていたつけを払う事になった。
殆どが真竹の再萌芽で、それも除伐した時より密度が高い。日当たり100%にしてしまったから当然と言えば当然の帰結である。日光の恩恵を身を持って知る事になったのだ、大汗もかきながらのダブルパンチである。手抜きはいけない。
タラの木や山独活が何本か育っていた。これは刈り残したが、来春は新芽を採られて枯れるのだろう。種子をつける繁殖用母樹育成の効果が出てきたのだが、山荒氏が一人出現すれば水の泡なのも現実である。
野荒しが止まない。痕跡をみると同一犯と思われるのだが、文句を言える機会すらない。御常連様達は、活動者が去った午後遅くや、雨天で休止した日や時間の、人目につかない時を狙って行うのが常である。
同様な行為は、作物に対して野生動物も行うし、これは野荒しの比ではない荒らされようだけれど、会友も含めて「やられてしまった!」でお仕舞いだ。盗掘や野荒しを防ぐ術など無いに等しいのは承知の上で、やはり精神衛生も考える必要がある。
禿頭を絞って結局たどり着いたのは「神仏のご加護」なのだが、今回も神頼みしてしまった。クリエィテブでも科学的でも無いけれど、精神衛生を図るには「クリエィテブ」とか「科学的」とかでは達成されない事がある。
まだ未熟粒なのに拠点で育てていたとうもろこし30本ほど総てが食害された。状況から鳥類ではなく四足らしいのだが種類は判らない。全滅ではあるが、盗掘や野荒しなどの人為的被害の様な怒りや恨みは湧いてこない。「あーあ、やっぱり!」なんてところである。
ツルグミ、ナワシログミ、ビワなどは覚えられてしまったから口に入る事は無くなった。西瓜、トマトなどはネットで覆うのだけれど、小さな隙間から進入して穴をあけて去る。小生は知恵比べはしたくないから作付けはしないのだが、会友はへこたれずに挑戦している。
野荒しにはフキノトウ1本でも「藁人形」を打ち付けるアドレナリンが噴出するけれど、作物に対するご近所さんの振る舞いには苦笑いだけだ。こういうのも「偏見・差別・えこひいき」というのだろうか。
会友のO氏から電話があって「棚田に風倒木が出た。処理できないか?」という内容だった。とりあえず現場を確認に行ったら、台風四号による根こそぎ2本の倒木で、棚田2枚が被害を受けている。雨量も影響しただろう。トレイルは洗われて地盤が露出しツルツルになっていた。
大きいコナラは胸径45cm、樹長20mもある立派な大木だった。里山が伝統的な管理下にあれば、ここまで成長させる事はなかった大きさである。棚田2枚の半分強が被害を受けているが、とても一人では処理できない量だから、頭数をそろえて処理することにした。
ホダ木に使える樹種だけれど、拠点までは運搬できないから至近の林内で利用する事になるだろう。無理ならカブトムシの保育床だ。
総て選挙へ 烏合の衆参
記事にならなきゃ 元の鞘 ハア コリャコリャ 不知時
仕分けで廃止 始末は知らぬ
ろくにしないで 禄は盛る ハア コリャコリャ パァラ・最多
お祭りだ錘からめて針も来る 輪所為
まつりごと真釣人やら疑似餌やら 雑魚
永田町いのち生活絵にも無し ケッタイお災夫
チルドレン塵はドレンに行く命運 代損
偽にみえる人の為とは鈍人智 トロル
諸事万事霞ヶ関の責消えて永田荒れ田に稔り無き国 東呆見聞録
この夏もこころざし無き国政は殿力不足人材枯渇 マルデ・ボロ
泥水に浸りて嬉々と遊ぶ子の姿見る目の細き母かな
泥まみれ遊ぶ子見れば腰伸びるこの歳の身は計りかねつも
谷地を行く子らは伸びたりしゃがんだり列は動かぬ棚田の畦は
子育てを知らして鳥は樹に歌う母は水辺で子の背を追う日
泥水地の構造修正がようやく終わった。出水に備えて排水を良好にする事、水面面積を広げる事、泥浚いをして畦の高さを上げる事、などだった。育苗トレイ2枚分の早苗も「虫の餌用」に植えつけることも出来てほっとした。
水生植物のガマが繁殖してきたから大半は根こそぎ除去した。ガマも葦ほどではないが地下茎を走らせ漏水の原因植物になりそうだからであるが、元々は「トンボの羽化用」に導入したのだけれど、トンボ達は喜んで使ってくれないので「お役御免」とした。カンガレイが今の所は羽化用には利用率が高い。
今期はイトトンボの飛翔が増えて、水辺の作業は気を使う。飛翔力はないし、畦の低い位置で羽化するから気がつきにくい。姿を見せ始めたアカトンボの羽化も似たような感じである。水稲が育ってくれば、そちらに移ってくれるだろう。