トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

モジズリ咲く

2012-06-30 | 小父のお隣さん

Photo_3 Photo_4   モジズリが咲いた。ネジバナと言った方が使い慣れていてしっくりする。小さな花だけれど梅雨の時期にこの花をみるとほっとするものがある。

 花の一つ一つを見ても蘭科特有の気品が感じられるが、普段は螺旋の花姿を楽しんでお仕舞い。螺旋になった理由を読んだ記憶だけがある。内容は覚えていない。

 毎年、発生する場所は、期待を込めて刈り払いしておくのだが、正確な発生時期を誰も覚えていないので、今年も「芽を刈り払ったか?」とやきもきした。真竹の全伐地にも花があった。これも嬉しい。


再萌芽の刈り払い

2012-06-30 | 今日は真面目に

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 真竹の全伐地、ここは尾根の突端で、今期初めての刈り払いだ。下の台地は4回実施している。その差は歴然として、刈り込むのも嫌になる高さと密度で密生させてしまった。通常、遊山者は進入しない場所で、後回しにしていたつけを払う事になった。

 殆どが真竹の再萌芽で、それも除伐した時より密度が高い。日当たり100%にしてしまったから当然と言えば当然の帰結である。日光の恩恵を身を持って知る事になったのだ、大汗もかきながらのダブルパンチである。手抜きはいけない。

 タラの木や山独活が何本か育っていた。これは刈り残したが、来春は新芽を採られて枯れるのだろう。種子をつける繁殖用母樹育成の効果が出てきたのだが、山荒氏が一人出現すれば水の泡なのも現実である。

 


出水の前に 3

2012-06-29 | 今日は真面目に

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 先日整備した林内の遊歩道に、水が流れているのが気になって手直ししてきた。原因は、自然に出来た林内の流路が倒木でせき止められ経路が変わったのだ。

 倒木を引き上げ、溜まった土砂を浚って水路の修正を施したが、写真では実物ほど明確に見て取れない。

 とりあえず所定の経路で流下してくれれば良く、その意味では大きく掘り下げる必要は無い。梅雨時の出水で自然に掘られ広くなるだろう。侵食防止の手立てはそれからだ。

 周辺は倒木が散乱し大きな浸食溝も幾つかある。ここも手入れが必要だ。


キマダラセセリ

2012-06-29 | 小父のお隣さん

Photo_4  シロツメクサの花から離れないチョウがいる。キマダラセセリだった。教えてもらって撮影したのだが、今までの記憶には無い。撮影してからは目が慣れたのか、周辺に複数いるのが見て取れた。

 セセリチョウの仲間はダイミョウセセリくらいしか名前は知らない。その上、こんなに鮮やかな色彩が仲間内のチョウにいるなんて思っても見ない事だった。

「見るもの見えず」で関心がなければ中枢で認知しないと言うことなのだろう。


最後の手段

2012-06-28 | 小人閑居して憮然

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 野荒しが止まない。痕跡をみると同一犯と思われるのだが、文句を言える機会すらない。御常連様達は、活動者が去った午後遅くや、雨天で休止した日や時間の、人目につかない時を狙って行うのが常である。

 同様な行為は、作物に対して野生動物も行うし、これは野荒しの比ではない荒らされようだけれど、会友も含めて「やられてしまった!」でお仕舞いだ。盗掘や野荒しを防ぐ術など無いに等しいのは承知の上で、やはり精神衛生も考える必要がある。

 禿頭を絞って結局たどり着いたのは「神仏のご加護」なのだが、今回も神頼みしてしまった。クリエィテブでも科学的でも無いけれど、精神衛生を図るには「クリエィテブ」とか「科学的」とかでは達成されない事がある。


どっちだか?

2012-06-28 | 小父のお隣さん

Photo  泥水地の幼樹の葉にカエルがいたのだが、尻尾がまだ残っている。水中生活している状態で尻尾が短くなっている個体は普通に観察しているが、陸上では初めてだ。

 アオガエルかアマガエルかも判別できない。目の縁の黒いラインも無いし成体ではないから、成体の基準を当てはめる訳にも行かない。まあ、珍しい個体を見た程度の事なのだが、これもお百度参りのお陰か。

 水中には大小さまざまなオタマジャクシが存在しているけれど、卵塊を確認したのはガマガエルとモリアオガエルだけで、現在水中にいるのはそのどちらでも無い。アマガエルもアオガエルも混在しているだろうが小生にはみんなオタマジャクシだ。


再々々災萌芽の除去

2012-06-27 | 今日は真面目に

Photo  真竹林の全伐地、萌芽が止まらない。孟宗竹は、これほどではなかったからウンザリしてきた。今期、これで4回目のひこばえ処理である。ここまでくると「災萌芽」だ。

 ガソリンにしてほぼ2リットル分、4時間刈り払い機を操作しなければならない量なのだが、これを中断すれば竹林が復活して、今までの労力は「汗のしずく」と消えてしまう塩っぱい話になってしまうのだ。

 周辺の草地も1m以上も伸びてきたから、刈り払い作業は先送りできなくなった。伸ばしてしまうと更に作業が重くなる。


モロコシは幻

2012-06-27 | 感じるままの回り道

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 まだ未熟粒なのに拠点で育てていたとうもろこし30本ほど総てが食害された。状況から鳥類ではなく四足らしいのだが種類は判らない。全滅ではあるが、盗掘や野荒しなどの人為的被害の様な怒りや恨みは湧いてこない。「あーあ、やっぱり!」なんてところである。

 ツルグミ、ナワシログミ、ビワなどは覚えられてしまったから口に入る事は無くなった。西瓜、トマトなどはネットで覆うのだけれど、小さな隙間から進入して穴をあけて去る。小生は知恵比べはしたくないから作付けはしないのだが、会友はへこたれずに挑戦している。

 野荒しにはフキノトウ1本でも「藁人形」を打ち付けるアドレナリンが噴出するけれど、作物に対するご近所さんの振る舞いには苦笑いだけだ。こういうのも「偏見・差別・えこひいき」というのだろうか。


風倒木

2012-06-26 | 小人閑居して憮然

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 会友のO氏から電話があって「棚田に風倒木が出た。処理できないか?」という内容だった。とりあえず現場を確認に行ったら、台風四号による根こそぎ2本の倒木で、棚田2枚が被害を受けている。雨量も影響しただろう。トレイルは洗われて地盤が露出しツルツルになっていた。

 大きいコナラは胸径45cm、樹長20mもある立派な大木だった。里山が伝統的な管理下にあれば、ここまで成長させる事はなかった大きさである。棚田2枚の半分強が被害を受けているが、とても一人では処理できない量だから、頭数をそろえて処理することにした。

 ホダ木に使える樹種だけれど、拠点までは運搬できないから至近の林内で利用する事になるだろう。無理ならカブトムシの保育床だ。


**鈍だけ衆愚の人でなし

2012-06-26 | 合混で闘作すれば

 総て選挙へ 烏合の衆参

     記事にならなきゃ 元の鞘 ハア コリャコリャ   不知時

 仕分けで廃止 始末は知らぬ

     ろくにしないで 禄は盛る ハア コリャコリャ    パァラ・最多

 お祭りだ錘からめて針も来る                輪所為

 まつりごと真釣人やら疑似餌やら             雑魚                 

 永田町いのち生活絵にも無し               ケッタイお災夫 

 チルドレン塵はドレンに行く命運              代損

 偽にみえる人の為とは鈍人智               トロル

 諸事万事霞ヶ関の責消えて永田荒れ田に稔り無き国 東呆見聞録

 この夏もこころざし無き国政は殿力不足人材枯渇   マルデ・ボロ 

  


**谷田の来客

2012-06-25 | 遊び子は

 泥水に浸りて嬉々と遊ぶ子の姿見る目の細き母かな

 泥まみれ遊ぶ子見れば腰伸びるこの歳の身は計りかねつも

 谷地を行く子らは伸びたりしゃがんだり列は動かぬ棚田の畦は

 子育てを知らして鳥は樹に歌う母は水辺で子の背を追う日


羽化は悲喜こもごも

2012-06-25 | 小父のお隣さん

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 トンボ池でギンヤンマの羽化直後の個体を見る事が出来た。午前9時前後だから遅れたのか珍しい。まだ色彩が弱弱しく、いかにも羽化直後の感がある。

 一方では、オオシオカラトンボのメスが飛びたてないでいる。良く見れば、左の羽が変形して飛翔できないのだ。産卵することも出来ず餌となるのだろうが、昆虫が羽化に失敗して飛翔能力を失ってしまった個体は珍しくもない。

 1mと離れていない場所で、新世界へのスタートの違いをまざまざと見せ付けられた。


出水の前に 2

2012-06-24 | 水辺環境の保全

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 泥水地の構造修正がようやく終わった。出水に備えて排水を良好にする事、水面面積を広げる事、泥浚いをして畦の高さを上げる事、などだった。育苗トレイ2枚分の早苗も「虫の餌用」に植えつけることも出来てほっとした。

 水生植物のガマが繁殖してきたから大半は根こそぎ除去した。ガマも葦ほどではないが地下茎を走らせ漏水の原因植物になりそうだからであるが、元々は「トンボの羽化用」に導入したのだけれど、トンボ達は喜んで使ってくれないので「お役御免」とした。カンガレイが今の所は羽化用には利用率が高い。

 今期はイトトンボの飛翔が増えて、水辺の作業は気を使う。飛翔力はないし、畦の低い位置で羽化するから気がつきにくい。姿を見せ始めたアカトンボの羽化も似たような感じである。水稲が育ってくれば、そちらに移ってくれるだろう。


よくよく見れば

2012-06-24 | 小父のお隣さん

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 林縁 の笹竹の上に、モリアオガエルがいた。特に逃げる様子も無いから撮影したのだが、この個体、少々痩せているように見える。繁殖期で多忙だったのだろうか。余計な一言には違いない。

 小生、まじまじ観察するのも珍しいのだけれど、手足を見て「ヘエー!」と声を出さずにはおれなかった。思っていた手足の形状ではなかったのだ。結構複雑で機能を特化させた指先になっている。アマガエルと同じと思っていたのだが、カメレオンに近いような形で、全く異なる。

 手にとって見る事など無いから仕方あるまい。自分の手はみるけど、血豆が一つ出来ている。血豆では吸盤にはならないし、滑り止めにも…ならん。


ジャガイモの実

2012-06-24 | 性向有毒の翁なれば

Photo_7  ジャガイモの実が新聞に載っていた。「ニュースになるほどの事か!」と思ったけれど、身近にジャガイモを栽培していなければ珍品なのだろう。

 拠点、道具小屋前の畑にもジャガイモの実がついている。青いミニトマトそのものだけれど、熟すと赤くなるのかどうか確認した事は無い。

 「有毒」という不確かな記憶も過ぎるが、さてどうなのだろう。落下しないで熟したら、その時はその時だ。