トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ

2013-04-30 | 小父のお隣さん

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 雨の合間に幼樹の坪刈りをしていたら、細いトンボ類が結構止まっている。正確にはカワトンボの仲間なのだろうが、♂♀や成熟度、はてまた個体差などのバリエーションがあるから同定は困難だ。

 小生、見た目だけでも多様性があることを楽しんでいるし、楽しめる事が伝わればいいのだ。もちろん、そのためには、トンボ類が繁殖できる環境が前提になる。

 写真中と右のトンボは、縁紋は白色だったが、中のトンボの翅中央にも白色の部分があった。小生としては深く考えずに「個体差」と見たけれど、その個体差が判別を難しくする一因でもある。


棚田の刈り払い

2013-04-30 | 水辺環境の保全

Photo  棚田の畦、堤の刈り払いをする。イネ科の野草がひざ上まで伸びてしまった。

 冬の間に猪が堤や畦を崩してしまい、出水期の前に補修と強化を図らねばならない。土を盛るにしても植生をそのままでは密着度が悪く、結果的に崩壊が早まる。

 拠点から距離があるから、複数の作業を行うための資材を運べないから、今日は刈り払いだけだ。次はレーキで集草し棚田の外に刈り草を運び出す。これを行わないと更に猪やモグラを引き寄せてしまう。

 棚田南側斜面の木々が大きくなって、面積の半分は日が当たらない。遊び作りには十分なのだが、張り出した枝から滴る雨滴が地表を浸食する。樹下になる畦や堤は、年々痩せる一方なのである。伐採しなくてはと思いつつ、急斜面なので及び腰なのだ。


好菜相手「納豆 菌子」の場合

2013-04-30 | 何よりの楽しみ

Photo  納豆菌子の場合は「健康的」過ぎる。甘さもほろ苦さも無い「通好み」の付き合いだ。

 小豆、枝豆、グリーンピース、豆乳とデート先を変えてみて、小豆と豆乳が目先が変わっていて良かった。小豆も大豆と同じように十分に糸を引くが、食べれば小豆の食感である。タレの代わりに砂糖を入れれば、本物の「甘納豆」になる。Photo_2

 豆乳の場合、納豆特有のネバネバ粘液状態になると予想していたが、結果は「ヨーグルト状態」だった。清乳のような上澄み液と固形に分かれた。液体部分は納豆臭さもなく十分飲用できるが、味わいは無かった。固形部分は意外に美味しく、コクのあるゴマ豆腐に近い。

 豆類での納豆は別にして、豆乳納豆は健康ドリンクや介護食に使えそうだ。納豆の場合は24時間保温し、熟成2日を要するけれど、豆乳納豆は6~7時間で完成した。24時間保温管理しても、それ以上の進行は見られなかったのだ。この手軽さが良い。


新道を作る

2013-04-29 | 月例会

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2013/04/28(日)9:30~13:00

会 員 10名

家族   6名

活 動 午前:中央道迂回路の新設

     昼食:食事会 山菜の天麩羅・草餅・タケノコ煮物・赤飯 ほか

 この時期に実施していた「山菜試食会」を取りやめ、10周年記念行事「新道作り」とした。ルートは開いたが、丸太の階段は三分の一のみ完成。残りは継続となる。


ヤブキリの幼体

2013-04-29 | 小父のお隣さん

Photo_4  ヤブキリの幼体が、タンポポにいることが多いとS氏に教えてもらった。そこで今は盛りと開花しているタンポポの花を見ると結構いたのだ。

 清明を前にして草むらで鳴きはじめた虫はヤブキリかと思ったが、鳴き方が異なる。例年、真っ先に鳴きはじめる虫だが、名前は知らない。

 タンポポの花の上の幼体、教えてもらわなければ「バッタの子」程度の認識の小生なのだ。ヤブキリの成体だって「キリギリス」と思っていたかもしれないほど、身近で見ていても知らないことは多い。


このての蜘蛛は好き

2013-04-28 | 小父のお隣さん

Photo_5  帰宅しようと車に乗る時、屋根に緑の蜘蛛が見えた。ハナグモだと思ったがワカバグモの可能性もある。どっちにせよ、このての蜘蛛の、前足2本を揃えて威嚇してくる姿が可愛くて好きである。

 写真の蜘蛛は、綺麗な若草色だったのだが、車体の白の上ではカメラの対応が悪く、EV値をマイナスに変更すれば適正な露出になったのだろうけれど、前足を振り立ててくれなかったから止めた。

 それもそのはず、この蜘蛛は前方のクソバエを狙っていたのだ。小父さんの相手をするほど暇でなかった。首尾は知らない…。


コクサギの花

2013-04-28 | 蝶の食草園

Photo_7  コクサギが花を付けた。アゲハの食草として植えこんで何年になるだろうか。ずいぶん成長の遅い木のように感じていた。そのうえ、どういう理由か知らないが、アゲハが産卵したことはない。

 周囲を見れば、食草や食樹になる植物は溢れているから、あえて、コクサギに産卵することも無いのだろう。Photo_8 穿った見方をすれば、なじみの薄い食樹に産卵することは、親蝶としてはリスクに感じるのかもしれない。

 コクサギの葉の付き方は変わっており交互についていない。理由はあるのだろうが、この不思議な葉の付き方に気が付く人もまたいないのである。


ダビドじゃないような

2013-04-27 | 小父のお隣さん

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 棚田からの帰り道、林内の沢筋でイトトンボを見ていたら、また一匹が近くに来た。てっきりイトトンボと思いカメラを近づけたら、それはイトトンボでなかったのだ。「サナエトンボか?」と思ったものの、先般教えてもらったダビドサナエより小型に見える。撮影した写真と比較すると、尾の模様が異なるし、胸の縞模様も違うように見える。2

 体長は5~6㎝に見えたし、止まるまではイトトンボと信じて疑わなかったサイズだ。尾端の写真は保存しなかったようで残っていなかったけれど、はさみ状の突起物があったから♂なのだろう。

 先日、教えてもらったダビドサナエが右の写真だが、同一種には見えないのである。何時ものことながら、トンボの増える環境作りをしていても、トンボは判らんから、増えれば良いのだ。と言うものの、悔しいからプリントしてネットの図鑑と照合した。驚きの結果は「ダビドの♂♀」、素人にしては上出来…。


棚田の水路

2013-04-27 | 水辺環境の保全

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 棚田の上部、林内からの流路が浅くなり、出水時に田に流れ込む場合が出てきた。復元前も、この事象で棚田が埋まり堤の崩壊を招いていたのだ。

 先日、用意した丸太を使い今日になり、ようやく水路の改修を終えた。流路の幅を広げ、段差工を施した一部は、畦との落差がなくなってきたから取り外し、堤を丸太で支え土を盛った。Sn3d1441

 棚田6枚の脇、距離にして数十メートルだけだが、見た目もすっきりした。カワトンボやイトトンボの発生する場所でもあるけれど、今回の改修で被害があったとしても、出水時の流速は緩やかになるだろうから許してくれるだろう…。シュレーゲルアオガエルのコーラスに混じり、キビタキのさえずりが聞こえた。田植えの頃はサンコウチョウが鳴く。

 一日おいて、丸太を固定するための杭打ちに行く。前日の降雨による出水で流路が綺麗になっていた。下流部の川幅も広げたからイトトンボも楽になっただろう。


迷宮の入り口

2013-04-27 | 感じるままの回り道

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 先日のこと、シオカラトンボの「昨日確認」の報を見て、さーて困った。これからはシオヤトンボとシオカラトンボの区別がつかない。とりあえず、確認前後の個体を比べてみる。違うと言えば違うし、同じと思えば同じに見える。三枚並べた右は明らかに異なるけれど、十日も立ってからの個体だ…。Photo_4

 いつものことながら、昆虫であれ植物であれ、種や名前を同定しなければならない必要はないのだが、時々は「どっちだったか…」が頭をもたげてくる。知らなければ疑念は湧かないが、なまじ知る事は迷宮に踏み入る事になる。両雄、あるいは両雌並べ図説や図解してある図鑑が欲しい。

 まあ、かようなことは人に任して、小生は飛翔を楽しめばよいのであって、これ以上、禿げ頭が光っても、「トンボのメガネはピカピカメガネ」なんて童謡にもならず、若くない「ベルテル」は悩む必要はない、のだが…。


ハルゼミ鳴きだす

2013-04-26 | 小父のお隣さん

Photo_2  拠点西側の松林の中からハルゼミの鳴き声が聞こえだした。耳を澄ますと一匹では無い。初鳴きの時に複数聞こえたのは、記憶にある限りでは初めてである。

 鳴き声は全く異なり、間違うことは無いのだが、その後、カラスの鳴き声を聞いて「あれ!」と思わずにはいられなかった。「カア、カア、カア」も「ギイ、ギイ、ギイ」も同じ調子だった。「へーッ!」である。


ジレンマは続く

2013-04-26 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

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 「里山入門」とかで、参加料徴収し50組が公募されて40組ほどが参加になったのだそうだ。幼児主体だが、当然 、親が連れてくるから、単純に見積もっても100人ほどにはなろう。トンボ池の周りは人の輪で埋まり、原も溢れている。

 何年もかかって、ここまでこぎつけた小生等としては、このような事業活動には心中穏やかでない。特に水辺環境は、住宅2~3軒分の面積しかない箱庭なのだ。そのうえ、「生物保全」、「生物のシェルターあるいはリザーブタンク」として設営した、ささやかでデリケートな環境でもある。毎回、隊列の通った後の現場は無残なものだ。

 田舎でも、このような環境が失われ、「紹介しなくては!」とばかり、フイールドとして広く荒らすのは環境関連団体なのである。「近くて素敵で便利」と活動規模を拡大するが、「環境教育」を標榜しても、最終的には銭金に尽きるのだろう。せめて、このような環境の性質上、団体・集団での利用適否くらいは認識して欲しいと思う。

 幼児期に、このような場所で思い切り遊ばせたい点は小生でも異存はないけれど、それはあくまで節度のある範囲、あるいは規模までである。公園や遊園地とは本質的に異なる場所故に、主催者や参加者達は天国に思えるかもしれないが、小生は地獄を見ている。


テントウムシなんだろうが…

2013-04-26 | 小父のお隣さん

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 コクサギの花が咲いたから、撮影に寄り道したら、立ち木にテントウムシが見えた。感じが違うので覗き込んだらナナホシテントウではない。図鑑と照らし合わせても該当する模様は出てこなかった。

 名前を知っても知らなくても支障はない日々だけれど、暇つぶしにページをめくっても空振りが多いのだ。かように多様な世界だという事であろう。


好菜相手「糀 菌子」の場合

2013-04-25 | 何よりの楽しみ

Photo_7  悪戯半分で、小豆で甘酒を作ってみた。やはり外皮が邪魔をしてうまくいかない。糖化の邪魔をするのだ。今度作るときはすりつぶす必要がある。

 結局、粥を半量加えて再度の発酵を試みた。保温調理鍋で一晩発酵させたら、最初からの積算時間が長くなり、一部は酸に変わってしまい、朝、蓋を開けたら被膜ができていた。いわゆる酢酸菌の被膜である。

 甘酒自体は「飲む点滴」とも「夏の健康飲料」とも言われており、それが小豆製ならバージョンアップに違いない。トッピングは、生姜シロップを作った残りの生姜スライスと梅干しのシソを乗せる。見た目から勧められるものではないが「いけた!」のだ。これは「イク」とは大きく異なる事象だ。

 酢酸発酵とシソの葉のかすかな酸味が加わり、そのうえ、生姜が味を締めてくれる。初夏のスイーツに丁度良い。これを「自画自賛」と決めつけるのは勝手であるが、「糀 菌子」とは、爽やかな甘い関係が良い。


**木々萌える

2013-04-25 | 遊び子は

 稜線のヤッホーヤッホー届いても阿呆阿呆は小さく返す

 谷地の田は童泥んこ大騒ぎ着替えを持ちて母は笑み立つ

 童らはオタマジャクシに数で負けパワーで勝って泥着で帰る

 春の水メダカ素早く泳ぎ行く童は走るしぶきを上げて