遊歩道に先端が倒れてしまった一本を処理する。途中で二股になって挙動を読みづらい状況だ。根起こしされた木元を切断して年輪を数えたら50年生だった。いつもながらもったいない事である。
枝払いをして、浮いている先端から切断していくと、重心が変わるので幹が動く。その上竹の切り残しに細い方の幹が乗ってしまったから、更に危なくなった。「マーフイの法則」の通りで、次から次へと局面は動いて、それも「厄介な方向へ」で安心できない。
ここも寸切りして終了したが、これまでの処理は大小あわせて30本ほどになる。小さいので25年生、大きいので80年生もあったが、平均は40年生というところだろう。ただ北向きの侵入竹で覆われていた林内の木だっただけに年齢の割には細い。しかし年輪が密で、見ていても美しいと感じる年輪だ。バウムクーヘンが食べたくなった。