トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

わっぱかだー!

2011-02-28 | 水辺環境の保全

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 溜池の土留めの丸太を固定して、そこに底浚えで上げた落ち葉や泥土を積み上げ、ようやく作業も「わっぱかだー!」となった。正確には満水面を見てから周回路の調整があるが、そこはやってもやらなくても…の範疇なのだ。

 連日の土木?作業で、やはり疲労感がある。腕は痛いし、手の平はタコだらけになってしまった。堤を築けば貯水は出来るけれど、護岸も底浚えも水生環境改善には欠かせない。貯水体積だけの増加だけでは片手落ちになってしまう。そういう思考パターンが徒労を招くのだという事は重々承知であるのだけれど…。

 帰宅して飲む点滴、甘酒で乾杯!。そして明日は雨の予報、これを「幸せ」と言わず何と言う。……ハイ、整いました「蓼喰う虫も好き好き」。


*昨日今日明日

2011-02-28 | 性向有毒の翁なれば

Photo 灰は一寸でも必死         人民

   灰色は三寸ではいはい      院民

 雪は三寸でも難儀         

   袖は三本でも不足         

 上から増税よこからリストラ    下々

   上から方便、下から放便     先生

 海老蔵蘇生、真央懐妊      利口舗

   乱造粗製、舞おう快任      立候補

 職惨降行、一致団結        住もう快

   蝕産荒業、不和雷同       盛会


*寒の除竹

2011-02-27 | 今日は真面目に

 痩せ尾根の竹を倒せば滑り落つあれよと思うすでに谷底

 縦横に風に押されてたわむ竹倒す先さえ決めれぬ風に

 西風も谷の中まで押して来ぬ木漏れ日の中竹の枝切る

 氷張る沢の藪間を刈り払う吐息は白き汗ばむこの身


止めでなく土留め

2011-02-27 | 水辺環境の保全

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 溜池の堤を築く位置が二転三転してしまったから、遅まきながらようやく池の護岸処理に着手することが出来た。杭と護岸用の丸太を大量に必要だから、まずは廃材活用で、杭は寸足らずの丸太を楔で割って利用した。楔の威力は凄いものがある。改めて見直してしまった。

 池は長年にわたり、泥浚いをしていないから底まで2尺ほどある部分でも水面まで落葉が堆積している有様だ。地形的に周囲に盛り上げるしかないから、再び池に戻らぬよう丸太で抑えて、池の周回路にしてしまう魂胆である。満水位になると現在より一尺ほど水位が上がるため、護岸の丸太も二段重ねにする必要がある。

 廃材だけでは不足だから、使い切ったところで間伐材で手当てする心算だ。三月初めは雨天の予報だから満水位が出現するかもしれない。そうなれば徒労も報われるというものだ。でも、護岸と泥浚いは一日で終わりそうも無いから「止めの一撃」ならぬ「止めの一雨」には少々早いか…。


三蝶目の勇姿

2011-02-26 | 小父のお隣さん

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 「初見日」だったが、こんなことは初めてだ。気温は21度にも達した温かい日だったが「まさか三蝶目まで」とは…。晩秋の頃とは異なり、飛翔の仕方も威勢がよい。「春だ!」を実感した一時である。

 最初はキタテハで、溜池の堤造成中のところに飛んできて、斜面の笹葉の上に降りた。「やっとお出ましか!」が第一印象だけど、昼休みにはキタキチョウが飛び跳ねている。どういう理由かヒサカキの幼樹に御執心で、葉陰に止まったのを撮影できた。良く見たら左の羽が大きく欠けている。おおかた鳥にでも啄ばまれたのだろうか。

 帰ろうとする頃、今度はルリタテハが現れた。いつもながら敏捷な捉え難い飛翔の仕方だ。蝶が現れる頃になると毎回思うのだが、このフイールドには「モンキチョウ」が出ないのだ。何故だろう。菜の花も用意して待っているのに「すげない」。もんきの一つも言いたくなる。


猛呆三遷の実践

2011-02-26 | 水辺環境の保全

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 小雨とは言え降雨があったから、三度目の堤は水を貯めているだろうと期待して溜池までいったのだが「残念!」と思うしかなかった。溜息も出ない。水が抜け切ってしまっていた。「大丈夫」と確信していた場所が、水抜けする場所だったのだ…。はかない期待、選挙と同じである。

 一番最初に堤を築いた地点より内側は水面が僅かに残ったが、そこから外側は泥だけである。これで一番最初の地点に堤を戻すのを確定したが「孟母三遷」を越える四つ目の堤を移設で造成することになってしまった。精神衛生上、ここは「勝った!」と思うしかない。

 同じ場所で4回も堤を造成すると、さすがに手馴れたもので正午には排水パイプの埋設まで済ますことが出来たのだ。この活動を一般的には「馬鹿・阿呆・間抜け・どじ」の四段活用形と言うのだろう。しかし、この猛呆は間違いなく今夏、トンボたちの里親になる。


*永田膿学校見聞録

2011-02-25 | 性向有毒の翁なれば

Photo学訓 小人よ大儀を抱け                 苦酪博士

HR  君臣は動じて和せず、小人は同ぜず和せず  精子  

国語 亡者が作るマニフェスト               耳なし芳一

算数 銭をたもって万事が窮す              おしん

理科 石室はコウモリに快適              さかなクン

                    社会 いさかいばかりでも契り手           方便品監事

                    図工 朽木へ彫刻、糞土で塑像             凶材家

                    音楽 誰もが生徒で先生で            小鳩山おくるみ

                    道徳 公僕たるより私僕たれ              一兵卒


已む無き縮小

2011-02-25 | 水辺環境の保全

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 地形的な最大面積をもくろんだ溜池の拡幅は、地下に漏水する水道が出来ていて、半分ほど堤を造成した時点であえなく頓挫した。「徒労で無駄だった」と言えばそれまでだが「徒労だったけど無駄ではない」のが本音だ。

 今日は、漏斗状の地形を現している漏水地点を避けて、最初の堤と二回目の堤の中間に、新たに堤を造成しなおした。盛り上げる土の量は、傾斜面の上部と言う事もあって少なくて済むかと思ったが、結果的には外側の駆け上がりが長くなったため積み上げ量はほとんど変わらなかった。水を流してみたら一箇所、地表との接触面に滲み出る場所がある。

 ともかく会友2名が参加してくれたから、想定満水位まで堤の高さを構築できた。残りはオーバーフローのパイプを埋設して20cmほど盛り上げ、堤の傾斜角を30度程度に緩やかに固めれば完成である。多少の降雨の予報が出ているから、土を締めるお湿りにはなりそうだ。

 


啓蟄はまだだけど

2011-02-24 | 小父のお隣さん

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 啓蟄は3月6日だ。といっても虫たちは既に花に訪れている。花粉も鼻に訪れている。みんな春だから浮き浮きと訪問したくなるのだろう。トロル小父の行く先は山だけであるから、足元から賑わってくるのは自分の賑わいの様な錯覚がある。と言うより誤認知なんだろうが、こういうことから「認知症」と付けたのだろうか。

 オオイヌノフグリに訪れていたのは、蜂とも蝿ともつかない昆虫だった。腹部の黄色と黒の模様がなんとも美しいのだが、これは裸眼ではわからなかった。PCで再生して初めて判った模様である。当然、虫の名前はわからない。

 フキノトウにも虫がついていた。こちらはカメムシの仲間だと見当がついたがそれだけ…。行きずりの花に虫が確認できるようになって、野山も少しずつ賑わいを増してきているようだ。そういえば、遠くの裸木も霞みを帯びてきた。特に柳の類は明らかに「萌えて来た」と思える淡黄色の霞状に見える。「春だなあ!」と思う反面、故郷はまだ数メートルの雪の下なのだ。日本は広い。


徒労の一日

2011-02-24 | 水辺環境の保全

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 苦笑いして溜息をつくしかなかった溜池の畔だった。むかしむかし「あの橋のたもとで」と歌い出す、一世を風靡した歌謡曲があったが、そんなロマンスとは無縁の徒労の結果だった。

 神仏に誓って、これは「欲張り」の結果だったとは露ほども思わないが、また繰り返した「徒労」の一日だ。先日の降雨で、思いのほか集水できる溜池と判ったから、昔の堤の跡らしいところまで池を拡幅しようと新たに土を盛り上げたのが、文字通り「水泡に帰した」のだ。

 そこは当初に作る予定だった地点だが、土を盛り上げる量が多いので断念したのだった。今回は貯水量が多いほうがよいだろうと、また周囲から土を掻き集めれば造成出来そうなので思い切って着手した。午前中に予定の半分まで堤を盛り上げ「漏水点検」のため水を張って昼食とした。ところがである、食事の後、立ち寄ったら水は空っぽだった。堤の外側には滲みも無いのにである。

 そこで思い当たった事は「何でここに漏斗状の窪みがあるのだ」と疑問に思った堤跡内側にあった窪みだ。底もすっかり水は無い。この地点から漏水したのは間違いなく、楽観的に考えれば「堤が完成してから水を張らなくて良かった」と言えよう。このフイールドは、粘土質なのに地下に水が流れてしまう事が多く見られる場所で、林床にも地下の空洞に繋がる穴が結構見られるのだ。

 元の堤に土を盛り返すのも口惜しいから、漏斗状の漏水部分の上手に土を移動させることにした。本当に「賽の河原の石積み」している気分である。


フキのふう

2011-02-24 | 小父のお隣さん

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 新聞のフキノトウのニュースは終わっているけれど、フイールドではようやく顔を見せてきた。ただ「フキノトウ」でなく「フキのふう」だった。十は無かった。二つだけだ。

 この二つのフキノトウは定例会で作業していた林床にあったのだが誰も気がついていなく、その上、踏まれる事も無く残っていた。小生が見つけたものの初物としてはお預けで、会友のM氏が大好物なので収穫させた。

 ついでに足を延ばして山蕗の群生する場所まで行ってみたのだが、まだ萌えだしてはいなかったけれども、すでに採集に来た痕跡があって、枯れ葉は掻き寄せられてあった。手入れはしないけれど「鵜の目鷹の目」で虎視眈々と「漁夫の利」を狙っている輩はいるものだと感心する。

 ところで「鵜の目鷹の目で」「虎視眈々」「漁夫…」では辻褄が合わないけれど小生的には違和感が無かった。大丈夫か私の脳みそ…。そして「フキノトウの酢味噌和え」。


203高地

2011-02-23 | 感じるままの回り道

203

 東郷さんはどんな思いで203高地を眺めたのだろうか。「多くの犠牲を払った」事と「任務を達成」した事には大きな乖離がある。「責任を全うした」なんて露ほども思わなかったに違いない。多くの命が露と消えたのだから。

 それに比べればお気軽な思いで竹の屍累々の斜面を見上げ悦に入れるのが小生。真っ直ぐに伸びた杉とヒノキの林を通して冬の澄み切った空を透視出来るのは快感に近い。

 達成感とは無縁のものの、木立と空の塩梅が気持ちよいのだ。光が入るし風が渡る。孟宗竹の集積したのが無粋ではあるが「ご褒美を貰った」気分である。これで林も林床も息を吹き返すのだろうが、その一方で住みかを失った動植物もあるだろう。活動してもしなくても「罪作り」の一面がある。23日の朝、どういう訳か「203」を連想した。


*揃いも揃って

2011-02-23 | 小人閑居して憮然

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        吹かぬ風ガセで蠢く局の蟲

        連綿ともと務む無し鼻は利き

        御塵下は悲鳴陣笠局限定

        石屋人石灰ほども役立たぬ


*相撲都々逸

2011-02-22 | 合混で闘作すれば

 丸い関係 話の通り

   僕賭七星 星祭 ハア コリャコリャ          献窮星

 土俵鉄火場 七勝七負

   次の一番 婆で勝つ ハア コリャコリャ       賭卵夫

 丸い土俵に 緞帳下げて

   台詞言わせて 取るがよし ハア コリャコリャ  太郎冠者

 相撲見るのに 力士は要らぬ

   メールの履歴 あれば良い ハア コリャコリャ  木偶人形

 八百屋の長兵衛 怒って申す

   儒者の礼儀で 負けただけ ハア コリャコリャ  論外

 伊達に席取 張っては居らぬ

   星も数字も 金で張る ハア コリャコリャ     瘤取り爺さん


2月定例会

2011-02-22 | 月例会

2011,02,19(土) 9:00~14:00

会員 8名

活動 午前:侵入竹除伐・杉刈り出し

    午後:溜池3堤造成部整地(意外に集水出来ていたので更に拡幅する)

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 中の谷中央道脇の大杉を刈りだす。胸高直径60cm余りの立派な杉だ。奥にはやや細く50cm程度のヒノキがそびえている。ここも孟宗竹の侵出が激しく、東側は竹林に置き換えられてしまった場所である。

 この大杉は周辺随一の太さだからランドマークとしても楽しいので露出させたかったのだが後回しになっていた場所である。

 たまたま雨後の定例会と言うことで、斜面作業を避けて平坦地の除伐を行うことにしたのだ。林床の整理もあわせて行ったから、十分な除伐範囲は取れなかったが全体を仰いで見れるようになり、脇を通る遊歩道も明るくなった。