このところ連日、庭に複数のアサギマダラがフジバカマにやってくる。日差しが花に当たる頃に寄ってきて午後は全く飛来しない。おもわぬ帯状疱疹の発症で蟄居状態の身に取ってはささやかどころか大の楽しみになっていて、フイールドに出かけていれば見る事も無い風景なのだ。
この日も吸蜜を眺めていたら花の一部に別の蝶がいるのが判った。「もしかして珍種か…」とカメラを持ち出したけれど相手はツマグロヒョウモンだった。珍種では無いがアサギマダラとのツーショットを狙ったものの接近はしてくれず小さい写真になってしまった。
先日、当地の局でアサギマダラの情報を放映していた。結構な事ではあるけれど締めの一言が気になってしまった。それは「皆さんもマーキングしてみたらいかがでしょう」と言う一言で、マーキングする事自体に異存はないが、捕獲の仕方も摘まみ方も使用するペンも習った事の無い視聴者向けには不用意過ぎる促し方と感じたのだ。
環境教育団体や活動でフイールドにも人々が入るが、それが糸口になって荒らされるのは最近増えてきた事態で、オタマジャクシがいる頃は水辺の植生は踏圧で禿げ、花の時期の「里山散策」で日時を置かずヤマユリ、ササユリは当たり前、ミヤマハンショウヅルやツルニンジンなども消える。「広く公に」の姿勢は分かるけれど「人知れず微笑まん」の環境も大切にしてもらいたいものである。
整備すれば荒らされるし、荒らされた後のベクトルはプラスに転じるかと言うと、これは全く無く「万事窮す」なので、この分野で「塞翁が馬」は成り立たないのが実感だ。
アサギマダラ
ツマグロヒョウモン
ツーショット