オオスズメバチのトラップ3器を引き上げた。今期の捕獲は終了にする。今回の3器は進入口を20mmΦとしたので、いわゆるジャノメチョウやタテハチョウなどの蝶類は 捕獲されずに済んだ。
内容物はハエ類、小型の蛾類、蜂の仲間は5種類ほどだった。ねらい目のオオスズメバチは捕獲数が相対的に減って一割ほどだ。4月5月は圧倒的にオオスズメバチばかりで、他の蜂類は少なかったのだが、6月はコガタスズメバチを代表に小型の蜂が主流になっている。
理由は知る由も無いが、コガタスズメバチと思っている中にオオスズメバチの働き蜂が混じっているかもしれない。しっかりとした個体分別などはしないから詳細不明だ。
蜂類だけで110匹前後の捕獲となったが、4月5月の捕獲を加えればオオスズメバチだけで100匹程度が推定値だ。例年並みというところでしょう。
自宅で保存乾燥中の標本は樹脂封入という、手間のかかる作業を待っているのだが、腹部の中の空気が封入固化の過程で発生熱で膨張して気泡になるので、この防止法がネックで手詰まりだ。いくつかプランが浮かぶのだが確証なし。