トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

仕事納め

2014-12-31 | 今日は真面目に
 大晦日にようやく気持ちだけの仕事納めをやった。作業でお世話になったチェーンソーの整備である。汚れを払い目立てと刃の張りを適正にして終了した。
 コンプレッサーを導入してからは清掃が容易になったが服が汚れるようになった。物事は両面一緒に現れる。目立ては電動目立てとゲージをつけた目立てやすりと両方使うが、これも一長一短がある。
 電動は早くて正確だけれど大きい修正などは不向きだ。やすりによる目立ては左右を均一に研ぐのに熟練がいるが場所を選ばず直ぐに間に合うのが強み。
 それぞれの手法はTPOに応じて使い分けている。

*銭夜一夜

2014-12-31 | 性向有毒の翁なれば
        この田には君子は寄らず魁も居ぬ
        ゾンビかと思えば団扇配りけり
        風穴は開けぬ証拠は穴だらけ
        独り勝ちさせて民意は縛り魔選
        宝くじ買うより餅代出すが勝ち
        集散と穀蔵うごめく名騙る町
        密室で決まる国政エセ選挙
        パンドラを開き岩戸は閉じられる

ようやく一段落

2014-12-30 | 今日は真面目に
  ⇒        
 刈りはらったネザサの未集積分をようやく片づけることが出来た。放置したまま年越しはしたくない。徐竹部分はもう少し広く取りたいのだが現在の所は最小限の刈り出し面積である。
 刈り払いは動力で倒すだけなので割合簡単だけれど刈り倒した5~6mにもなっていたネザサを集積するのは手間がかかる。「刈り払うだけ刈り取って」と作業したのだけれど結果的には逐次集積の方が楽だったに違いない。
 少年期に読んだ牛若丸と弁慶の庫裡での「糊作り」の場面、牛若丸はご飯粒を一粒づつヘラで潰している。それを見てすり鉢で一斉に潰し始めた弁慶が馬鹿にする場面があったが、結果は牛若丸の勝ちだった。もう半世紀以上も昔の漫画のストーリーだがまだ覚えていて本日の作業とダブってしまった。
 同じ工程を集約したほうが能率的と思い行ったのだけれど「逐次処理」が正解のようだ。思考や判断の柔軟性が失われてきた・・・!?。
 集積はトレイルの崖側へ行ったが溝地だったにもかかわらず盛り上ってしまった。

越冬お菊虫

2014-12-30 | 小父のお隣さん
 玄関の掃除を行おうとしてしゃがんだら壁と土台の間に何か見えた。見慣れた物体だから「ピン!」と来たのだが活動期の蛹の場所とは随分と異なる印象だった。幼虫時代に食草にしていた至近では蛹にならないのは承知だけれど、まさかこんな低い位置で蛹化するとは思いもしなかった。玄関の床から10㎝である。
 考えてみれば「南向き・屋根付き」の優良物件だから冬を越すには「最適」と思ったのかもしれない。食草があるお蔭でジャコウアゲハの幼虫は普通に生息してくれるが蛹化場所まで把握するのは難しい。蛹は年間10体ほど視認するも羽化は一回も遭遇していない。夏季、小生が起床する早朝でも「もぬけの殻」になっている。夜明け前に羽化するのだろうか・・・。

*狂猛暮れゆくイ国の空・・・

2014-12-29 | 勢子、雨毒に侵されて呻く
          愚かさや為に神出す人殺し
          エセ教徒リアル欲するゲーム脳
          バーチャルに飽きて戦で人殺し
          リアルさよなれば婦女子もただの的
          木漏れ見るイスラムの空冬の空

私が休んでいる間に…

2014-12-29 | 感じるままの回り道

 一週間ぶりに拠点に上がると畑に緑が見える。エンドウ豆が10㎝程度まで成長していた。畑の造作が遅れたため播種も遅かったが成長は順調のようだ。
 この土地一帯の基盤土は粘土質で表土は薄い。そのため会友有志が畑土を自家菜園から運びあげて客土した。土嚢袋数十袋と言えど、運び上げる労力に比較しての客土量は僅かなものである。それでも「やらないよりまし」と運び上げた成果だろう。
 だだ、水はけが悪く水溜りが出現するから夏作から高畝仕立てにせねばならないけれど小生は畑仕事が苦手、もろもろの作業は「やってらんないなー」と思ってしまう。だから作付けと収穫だけで後は放任だ。

白き泥水地

2014-12-28 | 水辺環境の保全
  このところの冷え込みで泥水地は降霜、氷結が続く。降霜で真っ白に見え裸地の部分は霜柱で頼りない。猪が増え毎夜のごとく掘り返していった結果、裸地が広がってしまった。こうなると霜柱さえ畦や堤を破壊していく。冬の間に畦や堤の強化、池の掘り下げなどしたいと思っているのだが土の凍結は3月まで続くだろうから浚渫は出来ても胴突きや叩き板などで形成は難しい。
 水深を深くするための浚渫は可能だが、断水の危機に見舞われている泥水池では浚渫で更に越冬生物を失う結果になるだろうから躊躇がある。通水復旧工事の見通しも限りなくゼロに近いので戻ってきた水生生物やトンボ等は「一旦全滅させる」と臍を噛むしかないだろう。
 里山保全工事の一環で「湿地復元」のための送水だったはずなのに担当が変われば視点も変わる。
 

なんとかのお馬鹿さん

2014-12-27 | 小父のお隣さん
  林道の落ち葉掻きをし集めた落ち葉を集積場へ運ぼうとした時、落ち葉の中にカエルを見つけた。道路脇の絞り水が流れている湿ったところに溜まった落ち葉の中だった。
 既にと言うより当然の仮死状態で落葉と一緒に集積する訳にもいかず、斜面の乾燥しない場所に移して落ち葉をかけておいた。カエルは「タゴガエル」で、活動期でも個体を確認できない年もあるほど目に留まらない。夏期、林内で見かける事はあるが繁殖期でさえずりが木霊していても現認するのは困難なカエルである。
 越冬場所を林道脇に選ぶなど、よほどお馬鹿さんなのだろう。

*十二月

2014-12-27 | 感じるままの回り道
       冬晴れに雲も急ぐや十二月
       どこ見ても首すくめたき十二月
       十二月古き賀状を数えたり
       プリンター見つつ版木もまた眺め
       山仕事相も変らぬ師走なり
       日向での作業無きなり冬の入り

水源地の手入れ

2014-12-26 | 水辺環境の保全
      
 12月の定例会予定は孟宗竹の除伐だったが未明までの降雨で濡れており中止、急遽代わりの作業を行った。小生等は水源地の手入れに行き集水路の形成と補修をする。
 結果として集水桝への水量が増えオーバーフローするまでになって一応の目的は達成したのだ。ただ残念なことに我らの水辺への送水は復旧していない。水量が確保されて恩恵を受けるのは地元部農会のラインだけである。
 集水地付近ではいくつかの集水パイプが河原に敷設されているが、この相互関係に課題がある。土砂崩れで集水機構が破壊されるまでは各々の位置で取水しており問題はなかったのだが、小生が取水升までの集水路を復旧して以降、河原から取水していたグループによる取水路の破壊が続いている。実質的に従前通り漏水とオーバーフロー水を取水して十分なはずなのだが、自分たちの取水堰がオーバーフローしているにかかわらず水を取りたがる。
 物事の順序や道理が理解できていないとしか思えない。「水争い」はこんなことで始まるのだろう。

稀有な遊びでイブ

2014-12-25 | 遊び子は
 拠点のキッチンを借りてクリスマスの催しをしたいと、フイールドで活動している母子グループからの問い合わせに「特に支障もない」からと話しておいたら予定通り集まってきた。
 ベビーやママさんたちは拠点周辺にいたけれど、冬休みで一緒に来た兄弟姉妹は泥水池へ一目散である。狙いは氷で、氷盤と言った方が正しいのだろうが、ともかく石を投げる、脚で割る、棒で叩くと大騒ぎ大喜びで熱中していた。
 街中の公園で氷の張る場所が在るのか無いのか知らないが、フイールドでも氷盤で遊べるのは我らが泥水池だけなのである。隣沢からの命の水は断水したままだが、適度な降雨があり水を保っていてくれる。小生にとって水切れは、水生生物の心配だけだけれど、子ども達にとっても稀有な遊びの体験を奪われるのだと遊びを見ていて気が付いた。

**育爺意気地なし 2

2014-12-25 | 遊び子は
 孫来る爺がいないと泣かれては山には行けぬ抱っこの日長
 抱いた孫の意に操られ挙動する新生爺たり真爺我ーZ
 二歳にも爺は負けたりデジタルで我は未熟の新生爺
 風花を分けて走るや幼子の後を追う爺後ろ渦見ゆ

**育爺意気地なし

2014-12-24 | 遊び子は
  飯食わぬ遊び足りなくむずかれば爺は相手で飯食べ足りぬ
  あちこちで頭ぶつけて大泣きもさすられ吹かれて泣き笑う顔
  子と違い相手疲れで育爺は孫より先に昼寝に落ちる
  ハラハラと追っかけ続け育爺は何時もの飯では腹が減ります
  帰路車内爺爺爺爺と泣いた由まされる宝孫しかめやも


12月定例会

2014-12-23 | 月例会
2014/12/21(日)9:30~13:30
会員 9名
活動 1、落葉掻きと集積    5名
    2、ワラビ原の刈り払い 2名
    3、水源地の手入れ   2名
 活動予定は「侵入竹除伐」だったが未明までの降雨でフイールドも竹自体も濡れていて危険なので3班に分散し必要な作業を行った。
 「落葉掻きと集積」は実習畑地を作ったので堆肥用とカブトムシの養殖用に利用する。「ワラビ原の刈り払い」は来春萌え出るワラビのために日照確保なのだが、多分に「摘み取りやすさ」に重きがあろう。減少してきたスミレ復活のためにも自生地の刈り払いもしたい。
 「水源地の手入れ」は送水は復旧していないけれど「水利の確保」は必要だし、苦労して復旧させた取水路を無駄にするわけにもいかない。三途の川原の石積の心持であるけれど今のところ「不要の要」なのである。
          

**秋去る

2014-12-22 | 感じるままの回り道
 落ち葉蹴散らし山道見れば
      柿の葉だけが独り勝ち ハア コリャコリャ
 散ってなお生く落ち葉の色香
      我は血迷い足止める ハア コリャコリャ
 短き秋は束の間燃えて
      飽く事無しで冬が来る ハア コリャコリャ
 木守り柿より子守りの餓鬼は
      カラス見るたび涙する ハア コリャコリャ