ここ数日、最低気温は3℃から6℃程度の推移で最高気温も13℃前後と気象は安定している。だからであるけれど「まだ生き残りがいるのではないか⁉」と10時過ぎにトンボ池まで立ち寄ってみたのだが、そんなときに限ってお日さまから叢雲が離れない。30分ほど待っていたものの陰ったままなので帰路に就いたのだが林道を抜けないうちに日差しが戻ってきたのだった。Uターンする気分でも無く帰宅したのだが昼食後も日差しが暖かい。風邪は全治と言うほどでも無いもののリハビリ代わりに13時過ぎに再び出かけたのだった。師走30日に記録出来れば最長記録となる。
至近の確認日は20日でオオアオイトトンボもマユタテアカネも飛翔していて産卵個体も観ている。20日の最低気温は報道値で6℃台だからフイールドでは4℃前後だったろう。21日からは役所窓口や歯科等々のお出かけでフイールドはお休み、その上、慣れない嫌いなお役所巡りをした結果お風邪を召してしまい、それ以後自宅謹慎で確認できなかった。昨29日も今日と同様な気象で「出かけてみるか・・・」と思い立ったのだが「もう一日」と我慢し本日のお出ましであった。
正午頃が一番光量が多いので出かけるべきだったと今にして思ったけれど結果は同じだったろう。冬至からまだ一週間では太陽高度が上がっている訳も無く、午後2時前でも既に西に傾いた様な日差しになっている。それでも気温が一番高くなる頃だろうと決めたのだが本当に「斜め日」そのものだった。餌となる小虫は小虫柱を立てているほど周囲に豊富だったもののトンボの姿はもはや無かったのだった。故に今期の終見日は20日となった。
小生の都合とトラブルでご無沙汰したばっかりに正しい終見日を記録できなかったと言う悔しさもあって「推定生息日」を探してみるために当地の気象記録を当たったら21日から寒気が入って気温は低下し23日は0℃を記録している。前述のようにフイールドは1~2℃低いので氷点下のはずだ。そのあと26日まで1℃台で推移していたし、今日の泥水池は薄氷の残りもあったから「推定生息日」は冬至までは無理だったのではないかと思えた。故に20日が見納め日としても誤差は少ないはずだろうと納得させる。写真は午後2時頃の生息域、狭い場所なのだと言う事が良くわかる。しかし疑問が解消したわけではない「産卵された卵は孵化するのかどうか…孵化ヤゴは採餌活動できるのだろうか」老いたベルテルの悩みと苦悩と煩悩は果てしなく除夜の鐘でも解消できないのである。