トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

間を置かず役立つ

2024-12-31 | 感じるままの回り道

 古いジスクグラインダー二台から一台を使える様に再生したのはつい先日だったのだが間を置かず役立つ時が来たのだった。暮れも押し詰まった29日と30日の両日、夕日が山の端に掛かる時間まで作業をしたのは成行きと言えば成り行きでかって無かった事なのだが、暇つぶしと言えばそうなので多分に肩の痛さの塩梅を確認する意味もあった。しかも作業はコンクリート床の凸凹直しなのでタガネとハンマーを使っての斫り作業が中心になる。衝撃のある作業を続けるので肩へのダメージは想定していたものの結果的には肘を高く上げる必要が無い作業になって打撃もハンマーの重さに頼って済んだので何とか事なきを得たが、さすがにフルタイムに近い作業日二日は疲労感が出る。

 今日は大晦日だけれど子どもたちも都合がつかないとかで我が苫屋での正月料理は無し。「日々是平日」と古来から申すではないか。「毎日が日曜日」ともいえる孤爺にとっては「新年なんて毎日の事」でもあろうぞ。童謡に「もういくつ寝たらお正月・・・」なんてのがあったが今の子どもたちは歌う事などあるのだろうか。幸いにして孤爺は記憶にあり忘却してはいないけれど中身はすっかり変質している。「もういくつ寝たらご来迎・・・」待ち望んでいる気は頭頂部の様に毛頭無いけれど、切れない赤い糸で結ばれているのは世間様の恋愛模様とは異なる事でもある。世間様、こっちは切れたり結びなおしたりされるし・・・。ご来迎の赤い糸は古今東西・現在過去未来、切っても切れない固い縁で結ばれているのである。ご来光には万人みな「万歳」やら合掌をするようだが、さすがにご来迎に万歳するのは敵方だけだろう。

 さて、再生したジスクグラインダーと合わせて2台のジスクグラインダーが役に立ったのは床の手直しが終了し、ついでに棚を設置したいとの事で単管パイプの切断に使えたのだ。切断しバリ取りするのは1台でも可能なのだが切断用とバリ取り用があれば先端を取り替えずに使える。1台だと最低1回は取り換える必要があるけれど忙しい時は1回でも煩わしい。草臥れてくればなおそうなのである。かくして孤爺の年末大仕事は片付いたのだが今日、大みそかは温かい部屋で資料をまとめなおす。お正月中に何とか関連部署に提出できる精度に仕上げたい。かくして高年齢低年金の孤爺には「お盆も正月も無い」日々是平日であるが、皆様方は良いお年をお迎えください。

  


車輪を作らねば・・・

2024-12-30 | 何よりの楽しみ

 腕が痛くて上がらないし冷えるとピリピリ痛みに変わるので姥捨て山は遠慮しているのだが結局は血行不良を助長する工作に走ってしまう。父祖の時代から雅な米作百姓であるゆえに「貧乏暇なし、年金少なし」がすっかり定着した孤爺なのであった。今回の車輪作りは木の玩具の車輪なのだが最低限24個作る必要があって「どういう工程で作るか⁉」と決まらなかった。以前は糸のこ盤で円形に切り出し旋盤で外径を整えて完成としたのだが寒くて冷える縁台作業の時間は減らしたい。

 そこでホームセンターで薄板をボール盤で切り抜く道具を購入に行っては見たものの外径と厚さで使える道具が無くて頓挫した。その折に並んで陳列してあったホルソーが使えそうだと気が付いたのだが切り取れる木材の外径を計ったら2ミリほど大きいのであった。しかし今回は木材の円盤のまま使うのではなく「飲むヨーグルトの蓋」が車輪の外周になり滑り止めの役割も持つのでホルソーを使用したけれど最終的には縁台作業で木工旋盤を使わねばならなかった。

 とは言え、それでも最初から糸のこ盤で丸く切り出すより早くて正確だった。この方法で製作する条件は昔から揃っていたのに何で気が付かなかったのか不思議だがまあ、人生、不思議な事などたんとあるのだ。さて、車輪は出来たが作業は停滞で既に晦日である。予定表には通院日しか入れない主義の小生なのだったが頼まれて昨日も今日もモルタル打ちになった。「盆も正月もない」のが人生、黄昏期に突入した孤爺の現実なのである。だからこそ我が苫屋は今年もお化け屋敷のままだなあ・・・。大車輪で年末大掃除にご活躍、なんて時期はもう無い!。


奥の院のネザサ刈り

2024-12-29 | 今日は真面目に

 この日も奥の院の刈り払いである。前回、気化器の取り付けが緩んで中止止む無きだったので今回は緩んだ取り付けを締め付けてから開始だ。ところが六角かプラスドライバーで締め付け出来ると思っていたのに専用工具が必要だった。恐らくフランス式の何とかと言う頭なのだろう。拠点小屋まで上がり工具を探す気にもなれず「短時間だから」とドライバーで締めて使った。

 朝の最低気温は1.6℃、作業開始は遅めの10時頃だったがこの時点でも7℃であった。肩には湿布と肌着には懐炉を貼り付け、膝には発熱サポーターを装着しての作業になった。刈り払いも予備のガソリンは携行せず、満タンのガソリンが尽きれば帰宅する事にしての作業である。斜面はネザサが密集して高刈りなどとんでもない、地際からの「コンチクショウ刈り」になる。この作業範囲に威之志士様のお休み処が二カ所あった。やはり辺縁部では安心して跋扈休息するものと観える。満タンでは作業終わらず、もう一回通わなければならなくなったが年内は無理だから年明け作業になる。水源地の砂礫掘削も喫緊の課題だが冷える現場で肩を冷やしたくないし・・・。

 


ジスクグラインダーの再生

2024-12-28 | 今日は真面目に

 拠点道具小屋には古くてコードのゴム被覆が本体から逸脱しコード自体が露出している1台と安全カバーの無い1台があるのだが、どちらも危険だから棚で埃まみれだった。これを再生しようと自宅まで持ち帰った。安全カバーの無い1台はネットで探せば見つかるだろうとタカをくくっていたのだが取り付け部の直径を表示している商品は皆無で「対象機種」で選ぶ仕掛けだった。しかしカバーの欲しい機種は有名メーカでも無くメーカ名と機種名で検索してもヒットは無くて取り付け径の不明なカバーなど購入できない。

 さらに古いもう一台は本体の後ろカバーを外したらゴム被覆部の逸脱はカバー内でゴム被覆の逸脱を止める締め付けリングが外れていたことが判り難なく修理できたのだ。しかし、カバーを閉じる段階でアース端子へのリード線が切れていたのが判明した。自宅に圧着端子があるはずだと探したが見つからず急遽ホームセンターまで購入しにいった。この時リード線が切れた端子を持って行けばサイズを間違えずに済んだのに目見当で購入したのでサイズが小さくてビスが入らない。適正端子を購入に再度出かける気にもならずリーマーと丸ヤスリで穴を広げて止めたのである。

 「さあ、試運転!」とプラグをコンセントに入れスイッチを入れたとたん、回転と共に内部で火花が散った。慌ててOffにしたけれどまずは「感電しなくてよかったあ!」である。冷静になって振り返ると「火花と音はしたが家のブレーカーは落ちなかったしジスクグラインダーも回転していた」のだから「ショートなのかしばらく使わなかったから虫の死骸でも整流子にあったのか⁉」どうかとんと分からん。以前、拠点で使用していた折りに回転中は整流子と密着しているカーボン電極の間で火花は出ていたから「その類い」と思いつつも再び電源を入れる事はせず廃棄に決めた。

 廃棄するにしても使える部品は使いたい。そこで安全カバーを外したのだが、この件は以前にも試みた事があって「外す安全カバーの取り付け径は42Φ、取り付けたい機種の取り付け部の径は46Φで合わない。その差は4mmだがカバー部の内側を削ればなんとかなりそうで、ネジ穴も確保できると判ったから削る事に決めた。削り方も油性ペンを塗り擦り合わせて当たりの出た部分だけを削る、と言う根気のいる作業を室内では出来なくてまだ陽の当たらない縁台作業で行ったのだ。まあ、苦労の甲斐あって何とか取り付けるまでに至った。しかし試運転したくても肝心の砥石部が無い。ホームセンターの開店時間は過ぎていたので1枚購入して試運転は終わり。

 これでジスクグラインダー1台を復活させ確保できた。暮れに行う室内野球練習場の床の整備にコンクリートカッターと鉄筋の頭を削る作業に出来れば二台の二台のジスクグラインダーが必要だった。取替え作業に慣れていれば「とっかえひっかえ」出来るけれど作業に不慣れだと装着自体が危なっかしいから現在の現役中とあわせ本体二台あれば造作もなく進められるはずだ。こんなしょうもない作業をボソボソとやっている日常とは⁉、まあ、恥ずかしながらこんな日常なのであります!。


今日のトンボ「今期は終了・閉店」

2024-12-27 | 小父のお隣さん

 22日にアキアカネを撮影して、この日は他に飛翔体はいたものの種の確認が出来なかった。オオアオイトトンボは見いだせなかった。24日、トンボ池傍で飛翔体を発見したが種別は不明で3日経過した間に一回の遭遇も無く「今期の最終視認日」は24日と言う事になった。

 過去、28日の視認日の記録があるけれど例年になく寒さが続いているこの暮では24日の日にちは「良く生きていた」と言えるだろう。次シーズンの始まりは3か月後だが、水域の浚渫をしなくてはならない現状では越冬体のヤゴには少なからず影響するだろう。その前に水源地の復旧作業を行わなければならず肩の痛みは寒さで相乗効果のご老体では嫌だなあ、が正直なところだ。トンボの季節は閉店したものの自転車操業・水商売は動ける間は続けねばならず、為すも地獄、為さぬも地獄か。年明けには少しは肩の状態が良くなっていて欲しいのは切なる思いだ。

     


跋扈蹂躙様のお休み処

2024-12-27 | 小人閑居して憮然

 「敵もさるもの地面を引っ搔くもの」とか「去る者は追わず来る者は拒みたい」やつら、威之志士様には豚熱の再流行を望んでいる孤爺であるけれどコロナ、エンフル、リンゴ熱等々、流行りは人間界様ばかりで跋扈蹂躙様は平安なのだった。街熊に大騒ぎが続く昨今であるが「処理しちゃアカン!」と能垂れる輩もいて関係者は頭が痛い事だろう。小生が出くわした事例は隣り沢の橋下で猪の解体中に入域して来たおばちゃま一行様の一人が「こんな酷い事を、子どもの教育に悪いでしょう!」と声高に喚いていた場面だ。「アホか、子どもには絶好の教育機会だろう」と小生は思って眺めていたけれど「正義の味方面」は何処にでもいるのである。まあ、担板漢は担板漢でしかないし薬は無いのである。

 さて、奥の院で林床の刈り払いが済み斜面のネザサ刈りを行っていたら跋扈蹂躙様のお休み処が二カ所出て来た。草深くは成ってはいないはずなので「よもや!」と思っていたのだが辺縁部は人の立ち入りは無いので安心して拠点に出来るのである。そうさせないためにも見通しを良くするように心がけてはきたものの今期は度重なる豪雨や高温、肩の痛み等々連続して作業の遅れがこういう不始末に繋がった。相手も虎視眈々と、いいえ猪視眈々と侵出機会を狙って止まない輩であるから油断は禁物なのだが行き届かないのはどうしようもない。

 以前、尾根の突端部にカヤネズミの生息を見出しススキの株を育てていたところ、ススキの大株の中央部にススキを倒して敷き込み寝床にしていたのを幾つも発見してから辺縁部にはススキさえも育てれないと刈り払った事がある。今回の場所はネザサの斜面でススキ程背丈はないのだが伏せてしまえば目に止まらない。野生生物は基本的にテリトリーの拡大を図るのであるから油断すればマウントされるのは間違いない。敷き草も厚く人間が野宿するにしても地面からの冷えを防ぐだけの効果はありそうに丹念に敷き詰めてある。これなら白日夢を見ながら放心状態で夜を待てるだろう。まあ、跋扈蹂躙様が涎を垂らしつつ白日夢に溺れている光景など孤爺が耄碌しつつ妄想に追いまくられている図柄とそうは変らんはずだ。ありがたやありがたや。

         集積木の横           大樹の根元


奥の院のネザサ刈り

2024-12-26 | 今日は真面目に

 この日は今期初霜、初結氷の日となった。肩を冷やすとピリピリ痛みに変わるので湿布して懐炉も発熱下着に貼っての入域である。すり鉢状の底の部分は済ませたからこの日は斜面のネザサ刈りとなる。ネザサが優勢の植生なのでほぼ地際からネザサを断つつもりで刈り払い機を動かす。ネザサと同居しているのもフユイチゴであるから早春に開花する草本は少なく気楽に刈り払いを続けられた。ところが燃料もまだあるのにエンジンが突然と停止してしまい始動させようとしても始動しなくなった。

 原因不明でとりあえず調べてみたら気化器がグラグラしているのだった。これではガスを吸入する前にシリンダーに空気が入ってしまう。恐らく入域途中で落ち葉に埋もれた枯れ木に躓いて倒れた時にゆるみが出たのだろう。転倒しても両手に刈り払い機とガソリン缶を持っていた事もあって防御の反射も出なかったため頭部と左ひざ強打したし刈り払い機のハンドルも衝撃で周ってしまったのであるから4本のビス止めである気化器部分が動いたとしても不思議はない。

 結局、六角の持ち合わせも無かったのでこの日の作業は中途半端で撤退したのだった。マキノキなどの大径木を伐採し明るい斜面にしたときに夏ミカンの樹4本を残していたのだが翌年は葉数が増加せず貧弱な姿のままで二年目には少しだけ葉の量が増して三年目には太った実も収穫出来て、密やかな楽しみの果樹だったのに今期は姿が無い。刈り払いしながら確認できたのは全て枯れて倒れていた。今夏の暑さで枯れたとしてもまだ立ち枯れ状態だと思うのだが、どなたかが伐採した可能性もある。

 まあ、疎林のまま低草池として維持しておけば早春の草花には事欠かなくなった場所だし、猛禽類の狩場にもなりそうだし、でもフクロウの巣箱を取り付けるのは断念したままますます難しくなっていく。

     


バンビーノ通信

2024-12-25 | 感じるままの回り道

 菜園「バンビーノ」の日照障害になっているヒノキを伐採するのに手伝い要請のメールが入ったけれど、現状は腕が上がらず身支度でさえ痛いのであるから断ったのだが「現場で教えて欲しい事もある」との事で本当に久し振りに出かけたのだ。前回はゴールデンウィーク前のはずだから8カ月ぶりくらいになる。肩を冷やしたくないからお日様が高くなるころに出かけたものの、現場は沢横の日陰地で温かくもない。

 伐倒するには空間のある沢の上に倒した方が楽だし重心も沢側に偏っているからロープや楔を使うことなく1本目は伐採出来た。二本目からは径も大きくてロープで牽引しつつ伐採する必要があるのだったが昼も過ぎた時間なので小生は帰宅する。地主のNさんと友人は昼食後も作業予定だったようだが肩が冷える時間を少なくしたい小生は「うどんがありますから…」と誘われたものの大事を取って昼食は自宅にしたのだった。到着時には気が付かなかったが畑の中に立派な小屋が建っている。前々から「道具小屋が欲しい」と言う話は出ていたから地主のNさんがDIYで建てたようだ。とりあえず撮影だけして帰宅した。四方山話は次の機会に、である。

 薪用のサイズに寸断       沢内での処理


和綴じ製本をした

2024-12-24 | 今日は真面目に

 10月の頃、試作見本として5部ほど作ってみたのだがその後になって図表の改訂やら誤記や表記間違いが判明しかなりの頁を作り替えねばならなかった。年内に送らねばならない二部だけ製本する事にして校正したページを差し替えた冊子は綴じずに輪ゴムで止めたまま積んである。と言うのも姥捨て山フイールドと他の二カ所、これは県内の言わば両横綱なのであるが三カ所の「生態系指標種で観る環境健全度簡易比較表」が出来上がっていないからなのだ。和綴じしてから完成稿を作ったら再度、糸切りをして製本しなおさねばならなくなる。

 てなもんや三度笠、でとりあえずの二部製本になったのだった。一部はトレイルカメラの助成先への報告書でもう一部は高校時代の今は亡き先輩の仏前に供えるために送るのである。姥捨て山の孤爺ではあるけれど高校時代の交友が基で職業選択への道を動き始めたいわば恩人でもある。現役時代の職業とは全く異なる孤爺ではあるけれど、その根底にある考え方は貫いているはずである。まあ、その報告がてら…として送ると言うのが適切かもしれない。コロナ真っただ中の別れだったから見舞いもお別れも無く時を過ごしてしまった現在、斯様な行為で少しばかり気持ちを軽くしたい意味もある。

 さて、製本なのだが前回にゲージを作っていたからそれに合わせ印を打ち、ボール盤で穴を開け、刺繡糸で綴じれば出来上がりだ。出来上がってから失敗に気が付いた。それは角の補強に和紙を貼ったのだが、本来は表紙と裏表紙を除いて貼るべきだったのに一緒くたにしてしまった。製本自体に支障はないけれど見た目が悪くなった。糸を切って千代紙で背表紙を作り、その上から再度糸で綴るかとも考えたけれど「そこまでしなくても・・・」でそのままにした。しかし我が美的感覚は「イヤイヤ」している。


今日のトンボ「今期もそろそろ消える頃・・・」

2024-12-23 | 小父のお隣さん

 今期の気象情報での最低気温は1.7℃だったがフイールドは氷点下になっていたはずである。こんな日は気温が上がっても10℃くらいが関の山、いいえ姥捨て山であるがそれでも飛翔しているトンボがいる。12月前半はマユタテアカネ、オオアオイトトンボ、アキアカネの三種を確認できたがアキアカネの存在自体が今期初である。しかし、今まで記録出来ていない一因に小生の確認不足があったのかも知れずこの日のアカトンボも頭から「マユタテアカネ!」と思わずに頭部から確認する事にしたのだった。

 トンボ池の日当たりの良い畔に陣取って飛翔をする個体を数えると最低5匹は飛んでいる。まだいるはずのオオアオイトトンボは視認できなくて、もしかしたら消えた可能性もあるものの結論付けるにはまだ早く、残り数日は探し続けねばならない。足元に着地した赤とんぼはいつも通り「マユタテ優勢」の判断だったのだが前側に移動して顔面をアップしたら黒い眉状斑が見えなかった。まさか黒い眉状斑の消えたマユタテアカネでもあるまいと思いつつ残っているとしたらアキアカネだろう。S先生が入域していれば一発確認できたけれど小生では何とも不如意なのであるがまあ、アキアカネで記録だ。


押しつけ廃棄だ⁉・・・

2024-12-22 | 感じるままの回り道

 一月末に予定されている「森の市」出品の木の玩具を肩の痛みに耐えながら自宅軟禁中の時間を活用して作ってはいたものの「あと一カ月余り」という師走になれば「その期間で肩の痛みから解放される」目安など無理だと感じるようになって「寒い土手の吹き曝しの中で8時間の立ちんぼ冷え」は絶対に肩と膝の痛みを強くする」のは明白なのだった。そこで早々と不参加を決めたけれど、そうなると在庫の玩具を始末しなければならない。

 そんな折に電話があって以前、姥捨て山で幼児と活動していたIさんだった。孤老に用も無いもんだと思いつつ応対すると「森の幼稚園の十周年記念行事を開催します。姥捨て山ではお世話になりましたし来てください」と言う事だった。そんな話の中で「泥ん子遊びが大好きで思う存分遊ばせていただいたAちゃんも高校生になってお母さんと来てくれます」と言うではないか。泥ん子遊びに熱中していた幼児の記憶は微かにあるけれど名前など知らんし・・・。しかしなあJKだとー。んー誘惑力が高い。まあ、孤老に敢て連絡をくれたのだし無下に断るのも失礼だから曖昧に返事をして話は終わったのだ。

 その後で気が付いた。記念行事なら現役のJK、いいえ通園中の幼児も参加して来るはずで、そこに木の玩具を持ち込めば処理出来るではないかい。園児の活動で不要でも式典参加者にばら撒けば一括処理は可能だ。まあ、ただより安い物はないのであるからゴミと思っても手を出す人間はいくらでも存在する。で、在庫一掃のために式典時間を外して持ち込むことにした。持ち込むのは一点ものの動く玩具は外して数の揃った「イースターエッグ」と「三葉虫のペーパーウェイト」、それに時間つぶしには面白く不思議膏金鵄丸な幾何回転体の三種類を取りそろえて用意した。

 くねくねヘビや泳ぐ魚、機関車トーマスなどの一点物は近所に開設された施設にでも持ち込むつもりなので外す。苦労して作る一点物は相手を選んで贈りたい。と思うものの数を揃える加工はそれなりに苦労はあるのだが大和男たるもの苦労を見せてはいけない。それと共に「JK参加!」に誘惑されたのでは無い木の玩具の廃棄機会を活かしたかったのであるし。

     

 開会の時間を外して10時半頃に到着した。「駐車場が広いから…」と普段の拠点と全く方向違いの場所で開催した理由は一目瞭然。駐車場は50~60台は楽に並べる芝生の広場で、少し歩くと疎林の中が会場だった。既に個人のお店が並んでおり写真では寂しく見えるけれど入り込んでみれば結構なにぎやかさだったのだ。九段の靖国、いいえ件のJKは来たかどうかは話題にはならず、とりあえず「好きなように使って!」と渡す事が出来たのだ。お店は殆どが卒園生や在園生などの関係者らしくて母と子でお店を広げている風情だ。和やかだけれど孤爺には用も無し、だから一巡りして退散。

     


ヘルメットに防護面を付ける

2024-12-21 | 今日は真面目に

 先日、枯葉に蔽われて見えなかった朽木につまずき前頭部から着地しヘルメットを壊してしまった。頸椎に異常はなく遅発性脳出血も心配なさそうだからまずは祝着至極であろう。この事態で防護面も取り付け部が破壊されたので新たに用意しないと刈り払いやチェーンソー作業に差し支える。そこでこの日は「機材の修理日」にあてて、拠点作業小屋からヘルメットと防護面、コードの修理が必要なジスクグラインダーを自宅に持ち帰った。

 防護面とヘルメットは全く別々の商品なので取り付け部は工夫しなければならない。アルミ製の取り付け部は以前に加工して作った物をそのまま使用したのでヘルメットに取付穴を開けるだけで済んだのである。しかし、正確な位置決めは手間が必要でセンターから同じ距離を振り分けて取り付け金具をシャコ万で固定しつつ位置調整しつつ決める手間が必要だ。それでも思いのほかスムーズに完成してヤレヤレと言う処である。破損したヘルメットは燃えないゴミ行きになろう。

  ヘルメットメーカーの安全面からの原則は「メーカーが作った穴以外の加工はしないでください」とあるけれど、もともと落下物に対応して被るヘルメットと言うよりも防護面装着に重きを置いたセッティングなのだし孤爺本人以外は装着しない物でもあるからまあ、自己責任であろう。メーカー品の一体型など高価で低年金高齢者にはもったいなくて購入できない。価格に見合った作業を行うプロでも無し、ねぇトンコトンコ。


ヘキサ・スフェリコンの薄板造り

2024-12-20 | 何よりの楽しみ

 孤爺こそ閑居すれば不全を成すのだった。腕が上がらないのに蟄居閉門・自宅謹慎の身では人生の残り時間は少ないにも関わらず動きが取れず暇な時間が否応なく長く感じるのであった。そうなると十八番の「ビビビッ」と降臨は止むことなく「ヘキサ・スフェリコンの薄板造り」はどうすれば良いのか頭から抜けない。まあ、何時も記している事なのだが脅迫工作症はこういう時点で頻発するのである。今回も「ヤレヤレ完了した」と幾何回転体を眺めていたら「まだ試作してないタイプがある」と気が付いてしまった。六角形の中板を入れたタイプをまじまじと真面目に眺め、つらつら考えて「何とかできそうだ」と結論付けたのが夕食前だった。薄板は供物のお線香容器が桐薄材の箱で使いそうだから枠だけ外して利用する。一般的にはバルサ板が入手しやすいのだろうけれど敢て購入する事も無いのだ。

 製図は既に製作した中板タイプと同じ寸法なので面倒がない。しかし夕食後では縁台作業をする訳にもいかず玄関で糸のこ盤に掃除機のホースを接続し集塵機として使った。板上に溜まる切粉で切断線が見えなくなるのを防ぐためにエアーで吹き飛ばされるので集塵機も100%の回収率とは言えないけれど何もないより屋内への粉塵は減少した。夜鍋仕事で1個の試作品を作ったのだが不要な部分を切断する位置を間違えて転がらなかったし、その前に組み付ける溝の位置も間違えて二度手間となったのである。まあ、製図設計は全て小生の勘と妄想で成り立っているから実質はこういう事も豊かなのであった。

 仕方なく二個目の円盤を切り出して組みつけた。瞬間接着剤で仮り付けしておき、ボンドを全ての合わせ目に塗って一晩置いた。翌朝、朝食前から既に出来上がっている中板タイプとムクタイプを眺めつつ「切り取る部分は何処だろう⁉」とにらめっこである。判ってもまだ朝が早くお日さまも当たらない。「待てない性格」の孤爺としては4リットルの焼酎ボトルの底を切り取り、口には掃除機からの蛇腹ホースをつないでサンダーの粉塵を吸い込ませるように仕掛けを用意して食卓でサンダーを使い不要な部分を削ったのであった。室内に粉塵が舞わない、とはならなかったものの、この簡易集塵機でリビングでサンダーを使えたのであった。サンダーも一般的な高速回転するタイプではなく刃物研磨用の低速回転の物であったればこそ、室内で使えるのである。

 転がしてみればやはり気難しい。スタートの位置を何処にするかで動きに大きく差が出るのだった。また桐薄板なので軽くて運動エネルギーを溜めて置けないし中央部に菱形の中子が入っているから空気を孕んで抵抗になる。まあ、タイプを違えて製作すれば新たな課題が出てくるのは当たり前だの苦労かあ・・・。そこでアイデア降臨した。「団扇で扇いで動かせばよいし、これで競争して遊べる」てなもんや三度笠。

 だからと言って幾つも作る気にもなれず「アイデアが結実」したので満足満足、執着地獄からようやく解放されたのだが、10:00と思っていた鍼治療が9:00だと気が付いた時には既に遅し。無断欠席で一回分徴収されてしまう馬鹿をやらかしたのである。理由は簡単だった。暦に記入しておいた9:00の数字に目立つように赤い〇シールを貼ったのだがシールが9の頭を隠してしまった。歳は取りたくないもんだ・・・。あーあ、鍼治療が一週間先に延びてしまった。泣きたいのに腕で目を覆えないので泣けれない、因果である。

     

 写真はどれもヘキサ・スフェリコンである。上から骨組みに近いタイプで右側が今回作った薄板タイプ。下のボール状の物がムクのタイプだ。どれも同じ方向を向かせているがタイプにより同じ運動をするものとは思えない感覚がある。気難しいのは似ているけれどやはり転がし易いのは骨格タイプである。むくタイプは傾斜角や摩擦係数、始動方向や与えるエネルギーの大きさが微妙だ。楽しく遊べる素材にはならなかった。こういう事を「無駄な作業」というのであろうが脅迫工作症の小生としては「馬鹿を承知で行う」事が薬になったのだ。


奥の院の刈り払い

2024-12-19 | 今日は真面目に

 奥の院、フイールド東側の最奥なのだが明るい大径木疎林に整備して何年たっただろうか。当初はウルシの樹を植えるつもりだったけれどかぶれる体質の小生はなかなか踏ん切りがつかず年ばかり越してしまったのだ。それでも放置しておけば笹薮に移行するし刈り払わずそのままだと威之志士様の跋扈蹂躙後のお休み処になってしまいかねないから「見通し良く」維持せなばならない。

 肩の痛みは続いているけれど家に居ても所在も無く筋力も衰えてしまうだろうと少しばかりの作業でも行った方が身のため森の為と思って出かけたのだ。ネザサや竹のひこばえなどは地際に刈り刃を突っ込み刈り取って、ノイバラやアリドオシの様な棘や針の鋭いものも地際で刈り払い、ほかの植生、リュウノヒゲや冬イチゴ、ニホンタンポポのロゼッタ等々はそのまま維持できるように刈り高10cm程度で刈ってきた。でもやはり刈り刃を地面に滑らせて刈る坊主刈りとは異なり、高さを維持するために持っていなければならないのは負担になる。

 刈り払っている途中、ニホンアカガエルが跳び出したのだが腹部が大きかったのでメスだったのだろう。撮影したくて作業を止め防振手袋を外しカメラを構えたのに「バッテリー容量が無くなりました」のメッセージが出て切れてしまった。普段通り使用していればこんな事も少ないのだけれど大事な場面に限って「マア、フイの法則」に直面する。でまあ、せっかくのチャンスをフイにしてしまったのだ。

     


オットットーは難しかった・・・初霜・初氷の日

2024-12-18 | 小人閑居して憮然

 肩が痛くて腕が上がらないと日常生活まで影響が出る。正確には姥捨て山喫緊の作業でも先送りしている現状なのだが洗面や着替えなど最たるもので頭部に被る頭巾さえ結べない有様では帽子着用するしかないのだった。しかし帽子を被って鏡を見れば似合わない事甚だしい。やはり姥捨て山の孤爺には手拭い頭巾が相応しい。

 そんな中、奥の院の刈り払い二回目に行く途中で落ち葉に埋もれた枝に躓き転倒してしまったのである。右手に刈り払い機をぶら下げ、左手にはガソリン携行缶を持ち、この日は今期初の「初霜・初結氷」した日だった事もあり駐車場の温度計は8℃を示していた。そんな気温下では身体も固まっていただろうし痛い腕で仮払い機を握っている状態では反射的に腕を前に出し防衛体勢など無理だった。そのまま右の前頭部から地面に激突し被っていたヘルメットの庇は破損するし装着してあった防護メットも破断乖離したのである。

 おまけに左ひざにも擦過傷を追ってしまった。頭部から落ちたのだし数分間は静かにしながら「作業か帰宅か」判断しかねたものの「せっかく出向いたのだから」と防護メット無しで奥の院の笹狩りを行ったのであるが途中でエンジンがストップしてしまい何度やっても始動しなくなった。点検すると気化器の取り付けが緩んでガスを吸い込めなくなったようで気化器自体がグラグラする。締め付け直そうとしても道具が無いのでそこで作業終了である。三隣亡などの厄日かと暦を見れば満月の「先勝」の日だ。まあ、「先勝」するものもいればその対に「先負」があるはずなので、さしずめ孤爺にとっては「先負」に当たったのであろう。防護メットもヘルメットも破損したから取り替えねばならないのだが、その前にコンビニでお煎餅を購入しバリバリと自棄食いして心の平安を取り戻した寒ーい寒ーい日であったわい。