トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

よんどころなしかい今日も目が廻る

2024-11-17 | 性向有毒の翁なれば

            ブルータスしゃあしゃあと言い舟に乗り

            木枯らしと地球瀕死の夏日来し

            霜月に霊峰雪無し物価高

            立冬に南瓜買いたるボケ爺

            オリオンが射たかの如く輝点去る

            ボッコ中腕に重たき赤とんぼ

            立冬のやいと真っ直ぐ昇りけり

            クラス会半世紀ぶり小春談   


**深川どぶ板長屋「残暑で眠れん屋台をはしごホロヨイヨイ」

2024-09-13 | 性向有毒の翁なれば

     部下の自死より己の続投悔し涙はそこでない ハアコリャコリャ

     立身保身はエリート譲りそれを頑張れ誰が言う ハアコリャコリャ

     自分のメンツや立場のための自己目的で一直線 ハアコリャコリャ

     虚仮を飾ってこけずに来たがわが身こけ猿秋の風 ハアコリャコリャ

     ニョキニョキポッキリ剥され折られ雨後の筍たけくらべ ハアコリャコリャ

     祭りの後は寂しいものよ椅子取りゲームはただ侘し ハアコリャコリャ

     我も有りよと群がる蟻は握った蜜玉知らぬ顔 ハアコリナイコリナイ

     シャボン玉吹いた飛ばずに破裂残ったひとつも泡の玉 ハアコリャコリャ

     今やる事は変らぬはずに何でそうなるしゃぼん玉 ハアコリャコリャ

     虹と言う字をほどいてみれば虫の工面とそう読めた ハアコリャコリャ


**深川どぶ板長屋春花探訪謡〃歩

2024-03-29 | 性向有毒の翁なれば

             ヌエ様達に問うたところで

             役者が違うよ奴さん ハアコリャコリャ

 

             引責老害どちらもあれど

             ついつい選ぶよ 見栄の良さ ハアコリャコリャ

 

             四郎冠者を舞台に呼んで

             三日過ぎれば千秋楽 ハアコリャコリャ

 

             知らぬ存ぜぬ記憶にないわ

             かくも則無き引かれ者 ハアコリャコリャ

 

             信義誠実浮世の土台

             石の館じゃ無くて良い ハアコリャコリャ

 

             類は友呼ぶ鈍すりゃ愚する

             愚衆愚参と群れる愚者 ハアコリャコリャ

 

             正したつもりの格上聴取

             小田原問答奴さん ハアコリャコリャ

 

             介護報酬また引き下げる

             決めるあなたにゃ裏の銭 ハアコリャコリャ

 

             世情知らないあなたが決める

             仕事続かぬ微々の禄 ハアコリャコリャ

 

             同志問責腹通黙話

             番茶出がらし茶番なり ハアコリャコリャ

 

             膿千矢間千たたらも踏まぬ

             NoNo舞台の四郎冠者 ハアコリャコリャ

 

             鵺の神様お招致しても

             御姿だけで何もなし ハアコリャコリャ

 

       


*お返しは心を込めて熨斗つけて

2022-08-21 | 性向有毒の翁なれば

               チクっとなアブの注射は三回目

               木立闇アリの巣穴にアブを置く

               アブ捕れば翅をむしりてアリにやり

               アブを曳く蟻一匹や草いきれ

               ファーブルと化してしゃがんで蟻を追い

               山はアブ居間はコロリをアリにやり

水中カプセルホテル

2022-07-16 | 性向有毒の翁なれば
 水中カプセルホテルと言われれば「涼を得られる快適ホテル」と思う向きもあろうけれど、これは「漁をさせない拘束ホテル」なのである。
 池のヨシノボリは二枚貝の幼生が寄生する宿主として入れてあるけれど肉食だからタナゴやドジョウと混泳はさせられない。それで個室を用意し最初はペットボトルの三本二段重ねで転がらない集合住宅にしたものの穴が大きすぎて脱出しタナゴの数を減らすという被害をもたらしてしまった。そこで園芸鉢底ネットで円筒容器縦型の生簀を作り昨季から入れ冬越しさせていた間によじ登り脱出。ヨシノボリと言う名前はヨジノボリから変化したのだと納得したのだった。

 それはともかく、先日に「池の水全部抜く」作業で捕獲しタナゴ用の浮揚水槽で隔離していたのを、ようやく再びペットボトルのカプセルホテルとして池に入れた。今回の穴は前回より小さ目で平たい頭部の幅半分程度の8Φ程度だ。これならエサ不足でスリムになっても脱出できないだろう。
 この形式だと給餌が面倒なのだが池にはモエビが居るからマツモをボトル内に入れて呼び込み易くする。池の底で安定するようにアルミ戸の枠を切って重りにした。これで転がらない。
 写真のペットボトルの中央にはヨシノボリがいるが、これを池に沈めてもヨシノボリの確認は容易になった。まあ、カプセルホテルなんて呼称しても実態は独房での拘禁に近い。現在いる二枚貝が産卵するかどうかは別にして晩秋には元の川に放流すれば冬越しの始末は不要になる。春になったらガサガサを行ない捕獲すれば十分なのだ。

**今日の替え歌

2022-04-02 | 性向有毒の翁なれば
           某氏暴誠実権化そのものぞ他人腐しつ自分を述べる  選者渾身の一歌

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-03-06 | 性向有毒の翁なれば
              気にもせず外飲みすれば気にかかる
                         小窓に二本冷酒空き缶

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-03-05 | 性向有毒の翁なれば
              流行りものかくのごとしか昼夜なし
                          境も無ければ齢も問わず            

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-03-04 | 性向有毒の翁なれば
              春や春桃の節句のコロナ華
                          邪気払う枝邪鬼が召し上げ

**今日の一歌「学べない学べない牛尾の河童陣笠」

2022-03-03 | 性向有毒の翁なれば
              陰性の輩いるかね都路は
                         昔も今も寄ってみるっちゃ

**今日の一歌「学べない学べない牛尾の河童陣笠」

2022-03-02 | 性向有毒の翁なれば
              アカガエルコロナにめげず薄氷の
                          谷田の間中に卵を産みたり

**今日の一歌「学べない学べない牛尾の河童陣笠」

2022-03-01 | 性向有毒の翁なれば
              六波乱探題もせず茫洋と
                         あっち向いてホイこっち向いてポイ

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-02-28 | 性向有毒の翁なれば
              影も無い腹も頭も無い臣が
                         部下の差し紙棒と読む策

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-02-27 | 性向有毒の翁なれば
              憑き見れば千々の数こそ恐ろしき
                          世間ひとつを無しにしかばね

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-02-26 | 性向有毒の翁なれば
              お流れを頂戴しまして我が班は
                          今日も明日もステイリモート