植生調整の結果、出て来る残渣物についてはそのまま朽ちさせたいけれど威之志士様の跋扈蹂躙に遭い易くなって構造破壊まで引き起こされるから他所はともかく場外搬出は必須なのである。残渣物をマルチング材として活用するのが理に適うと思いつつも腐植分解するに従い狙いすまして掘り返されるのが常である。草本の地上部だけなら一輪車に「これでもか!」と積み上げても枯れた残渣は軽いものの水域からの抜去物は泥付きの根茎付きでもあるから重い。これをフォークで突き刺して持ち上げると腰に負担が大きくて不安がつのり一挙にとはいかない。
運搬するのも重さが増えるから棚田部の軟らかい通路では少しの窪みもウンコラショドッコイショになってしまう。押すと面倒が増えるから曳く方向に転じると一輪車の不安定さが増す。まあ、どっちを選んでも苦労はついて回るのであった。それでも棚田部の残渣物は一掃できたので畔や堤上端面への泥上げが可能になった。この泥上げで水深を維持するのと畔や堤の嵩を増やし補強するのと両面を行わなばならない。他に用土が無いのでそうするけれど、これはこれで威之志士様の跋扈蹂躙に遭い易くなる。まあ、何をやっても跋扈蹂躙からは逃れられない環境だわい・・・。