トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

カブト虫捕獲器を作る

2016-06-30 | 何よりの楽しみ
 そろそろカブトムシがお目見えする頃だろう。既にオスとメス用に蓄養箱は準備できたから、今日は捕獲器を作った。会友から譲ってもらった4ℓの焼酎ボトルの上部に穴を開け、雨水が入り込まないように庇を付け、飛来してきたカブトムシの足掛かりに鉢底ネットでプラットホームを用意した。
 底には水抜き穴を開け、取っ手に細いロープを固定して、これで幹に取りつける。トラップ入り口と反対の位置にあるから、幹に取りつければ必ず入り口は外側を向く。誘引剤はバナナに黒砂糖を葡萄酒で練って塗布する。
 取り付けに行こうかと思ったものの夜間から降雨の予報なので夜間に降雨の無い日にテストの予定とする。

泥水池4,5の除草

2016-06-30 | 水辺環境の保全
 泥水池水面が植物で覆われてきた。今年はイネ科のチゴザサで、例年同じ植物ではないのが面白いのだが作業は楽ではない。今までに席巻してきた植物はコナギやミズキンバイだったけれど、今期は畦で命脈を保っていたのが年ごとに侵入域を広げてきたのだ。有る程度の量で除草に入るのだが、節々から出している根が残ればそこから成長開始するので繁茂する植物の戦略はあまり変わらないと言える。花穂の小さな花を見れば結構可憐に感じるのであるがしぶとくて泣ける。

 泥水池4の除草は泥土の層があるから手で根茎を搔き集め引き上げればよかったが、泥水池5は泥土が少なく基盤層に根を張っている。そこで鍬を打って起こし掘り取り、この土の塊は越流で痩せた法面の補修に用いた。
 この日も真夏日で、池に立ち入っての作業は涼しく感じるかと期待したが汗まみれ泥水まみれだ。ジャブジャブビッチャビッチャ乱、乱、乱…。
 4      5

今日のトンボ「小さいイトトンボ」

2016-06-29 | 小父のお隣さん
 泥水池1と2を仕切る畦でキイトトンボより断然小さい体長30数mm程度のイトトンボを見つけた。羽化して数時間の個体の様で飛翔は弱弱しい。色合いも薄いから当然のごとく判別は不可能だ。体長だけを頼りに図鑑に当たると、この程度のイトトンボは数種類あってあえなく頓挫…。
 それはともかく、イトトンボ類の初見にしろ同定不能の個体にしろ、全てがこの畦の両脇で視認できている。これは偶然ではないと思っているのだが、イトトンボ類の好む環境なのだろう。
 両脇が水面、中型のトンボなどが入り込みにくい植物空間、厄介者のチゴザサでさえ羽化台として好まれている等々、部分最適化の結果とも言える生息環境と思っている。

モクズガニが水死とは…

2016-06-29 | 小父のお隣さん
 水見回り中、泥水池1からトンボ池へ送水させている管の吸水口に何か詰まっている。取り除いてみたらモクズガニだった。既に息絶えていて、これでは賞味も出来ない。前日の90mm近い降雨の出水時に吸引圧から脱出できなかったようだ。
 ズガニの生息は承知で漏水や水辺構造の破壊要因にもなっているのだが、この用心深く神経質な生物がパイプに吸い込まれてしまうなんて想像すら出来ない。

 ズガニを見るたびに思う事は、まず物理的に閉鎖水域と言っても良いだろう水域に遡上し、また下っているのかと言う疑問だが小さな個体もいて、留まって繁殖しているのかどうかは小生の理解の範囲では無い。

トンボ池の葦抜き

2016-06-28 | 水辺環境の保全
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 葦の背丈が大きくなった。毎年抜き取っているのだが大型化している。放置すれば席捲してしまう恐れのある植物だし、何より漏水の要因になり、ひいては水辺崩壊の立役者になりかねないからせっせと抜き続ける。
 一方、漏水の原因にはならないものの、年々その株を大きくし周囲に発芽して増えていくカンガレイも厄介な植物だ。1年目はさほど大きくならず、トンボの羽化台にちょうど良いなんて思って見過ごしてしまうと二年目に突然大株になって排除するのに大汗をかく羽目になる。
 今回の株も二分割で掘り取ったのだが大人一人分程度の重量があって畦に上げるのに難儀した。これに懲りて1年目のカンガレイもすべて抜き取った。
 この日は今シーズン初の真夏日になって、水の中に立ち入っての作業とはいえ涼しくなかった。当たり前か…。
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温故知新であるなあ…

2016-06-27 | 感じるままの回り道
 先日、放映された「キラーストレス」に関する番組を見ながら「最新の対処法」の下りで「なんだ、座禅ではないか…」と思った次第。それはキラーストレスへの「最新の対処法」で施設や職場で効果を上げ広がりつつあるのが「呼吸法」なのだと言う内容で、その要点は「呼吸の状態に集中する」のだと解説していた。
 知ったかぶりをすれば座禅は「丹田息」が要で、呼吸を整える事を「調息」とか「念息」とか表現し、続ける事で呼吸から心が離れない状態に至るのが「致心」と言うのだそうで、この過程が「最新の対処法」にある内容と全く同一に思えたのだある。
 ストレスによる「ため息」が溜まり溜まって「青息吐息」となれば生命力も「息切れ」してしまうのは自明の理と言わざるを得ない。古来「物言わぬは腹膨るる」とか、息が詰まれば人生ENDで、引導を渡されてしまうのは理でもあろう。
 番組では日本の伝統芸能や武術などにその要素が多いと言及していたが「温故知新」の最たるものか…。しかしながら伝家の宝刀も「臭い息」に非力なのは小生でもよーく理解できる。
 と、お馬鹿ぶりを露出しながらも「青息吐息」状態の人達が呼吸法だけで「桃色吐息」に変貌していくならば、これはこれで喜ばしい。呼吸しているという事は「生きている」と言う事なのである、なんちゃって…。

今日のトンボ「若いショウジョウトンボ」

2016-06-27 | 小父のお隣さん
 水見回りをすると水辺から飛び立つトンボに写真の種が増えた。ウスバキトンボではないし、初記録種でもないからアルバムを開いてみたら「若いショウジョウトンボ」と付箋がついていた。
 この色だからショウジョウトンボとは率直に思い至らないのが小生の泣き所で、翅の付け根の網目なんて特徴にこだわってしまうのだ。

分水池1の補修

2016-06-27 | 水辺環境の保全
 分水池2の堤の補修が終わり分水池1の堤の補修を行った。小生の活動圏ではないのだが水域上流部が荒れると下流部まで損なわれてしまう。そこでボランティア活動へのボランティアとなる。と言ってみても上流部水域構造は小生が設えたような結果になってしまったし、当然のごとく補修は小生が行わねばならない。
 維持管理に実態があっても活動圏ではないので、そこはそれなりに気を使わねばならず、非社交的な小生の性格ではストレスになる部分だ。
 分水池に連なる池の護岸強化も行いたいのだけれど丸太資材を間伐してからとなると草刈り最盛期での実施は出来ず、とりあえず水系の破綻を防ぐため分水池1,2の補修を済ませ必要以上の水量は水域から分水放流してしまう事につきる。
 堤や畦が破壊される主要因は猪の掘り返しにあるのだが、水際を丸太で固める事で堤や畦の消失が少しは遅くなる。今回は護岸用の丸太材と杭を一輪車で運搬したのだが、フイールドの間伐材を駐車場まで下げ車道を押し上げ抱えて運んだ。これだけで一日の作業を終えた気分になる。まあ、ともかくも怪我もせず一件落着したが次の作業は目白押しだ。
 右の写真、中央部やや左上が制水通水部、右上の水路が放流路となる。
            作業準備   ➡   作業終了

夜明け前から立ちんぼは無理…

2016-06-26 | 小父のお隣さん
 庭で育って羽化していくアゲハ類はキアゲハとジャコウアゲハが主だが、池で羽化するトンボを含め羽化場面に遭遇する事は一度も無い。キアゲハやトンボは「勝手にどうぞ…」で済ましているけれど、ジャコウアゲハだけは蛹化と羽化の現場を見たいと思って早や10年は経つ。
 今回も意気込んで度々様子を確認していたのだが蛹化の有様を観察できなかった。今季のジャコウアゲハの産卵は遅くて、ようやく終齢幼虫が蛹化のために外壁を登り始めているが未だ蛹化の過程を撮影できない。
 写真の個体は玄関脇だったから出入りの度に注意を向けて、静止した幼虫が弓なりに姿勢を変えたので度々チェックしていたのに捉えられなかった。夕方は幼虫の形、翌早朝にはお菊虫になっていた。今回も観察失敗で、蛹化にしろ羽化にしろ越冬体を含め10年で二百頭ていどは数えられるが只の一回も立ち会っていない。カメラを据えインターバル撮影を試みなければ無理な事かも…。
 資金を投じなくても連日夜明け前から立ちんぼすれば可能なのだろうが、まあ一カ所を除き無理な話ではある。
 
 終齢幼虫 ➡  弓なりになった ➡  蛹化

深川雀かまびすしい

2016-06-25 | 合混で闘作すれば
 知らぬ存ぜぬ増すぞえ今後
        道義無き者余りにも ハア コリャコリャ     下足番

 ムカデ油を開いた傷に
        盛って誤魔化す偏屈漢 ハア コリャコリャ   若女将

 大欧団結もろくも崩る
        苦労張るゆえ皺も増え ハア コリャコリャ    車引き

 恥事を叩けば我らを晒す
        埃出ぬようお茶濁そう ハア コリャコリャ     盗議団

 世界のどこも内なるやまい
        手当て出来ぬに愚弄張る ハア コリャコリャ  お囃子

 グローバルなど有産世界
       無産の我ら今の糧 ハア コマッタコマッタ      門付けトロル

 帝国恋しや花いちもんめ貧者の一銭ちょっと欲しい     弥生姐さん

 愚民の愚民による愚民のための選択               大勢呆冠

 混迷の越し方見れば難破船何を解して進路を選ぶ       惨業革命

 いつの世も愚民動かすアジテーゼ火だるまだけはご勘弁  徒乱舞

 

空域確保の刈り払い

2016-06-24 | 今日は真面目に
 オニヤンマがテリトリーにする流路の脇を刈り払った。水面と飛行経路を開けておかないと産卵につながらない。この部分は小生等のテリトリーではないのだけれど「水系は一帯のもの」として了解を得たうえで維持管理に入っている場所である。
 空域確保と言うだけでなく水見回りや観察にも流路に沿って刈り払いしておいた方が入りやすい。ついでに棚の上下を繋げる傾斜水路の刈り払いも済ませた。この部分にはオニヤンマはテリトリーを張らないけれど、流れを好むヤゴの種類も居るのだ。
              傾斜水路 ➡   刈り払い終了 

6月定例会

2016-06-23 | 月例会
2016/06/19(日)9:30~13:00
 会員 14名
 活動 刈り払い(旧フイールド境界付近)

 年間計画では棚田での活動だったが5月に済んでいるため周辺の刈り払いに変更。中央部は小生が処理した後なので手入れの届きにくい外周部に人手を振り向ける。
 結果として三々五々、散開したため全体の活動の様子は撮影できなかった。午後、降雨予報が出ていた事もあり作業前に「午前中のみ」と決定されたことで降雨無しの午後の時間が惜しかった。
 作業とは関係ないもののダッジオーブンを会で購入し、お披露目調理の一品が出た。「鶏肉と新ジャガの蒸し焼き」、塩コショウだけの味付けだったが意外といける。
                       段々畑跡上段 ➡ 

もう「クソッ!」である…

2016-06-22 | 小人閑居して憮然
 拠点西側の実生樹育成区を刈り払い作業中「アッ!」と思って瞬間的に刈り刃を逃がした。危ないところだった…。
 突っ込んでいれば被害甚大、糞まみれになっていたかもしれない。エンジンを止めまじまじと観察してみたら繊維がたくさん入っている。この時期のエサで繊維の多いのは何だろう。思いつかない。
 水稲が稔る頃は全てもみ殻の便が多いのだけれど、タケノコも終わった今日この頃の主食は何だ…とつい暇つぶしをしてしまった。しゃがんで覗き込んでいるだけでも臭うのに刈り刃を入れてまき散らしたら泣くに泣けない。
 連日連夜、土を掘り返しているのだから、せめてウンコくらいは埋めて去る、なんて猿知恵を見せて欲しいものだと思っても、まあ、公人でも一国一城のリーダーたる者といえども「対応の歪み」が心魂まで浸み込んでいる猿は多数いるから、猪には野暮というものだろう。

    主へ情けは我への情け埃出ぬようお静かに ハア コリャコリャ  亜盗的多数

分水池2の補修

2016-06-21 | 水辺環境の保全
 分水路が草による抵抗で流出が悪くなったりして堤を越流する事態を引き起こし浸食が無視できなくなった。梅雨時の出水に備えて堤の高さを上げ補強も行った。最初は土嚢を積む予定だったが浚渫土を土嚢に詰めても頼りない。下手の肩は丸太で固め、上手法面は草付きの剥ぎ取った表土を張った。
 ただ盛り上げるべき土は周囲に無いから浚渫土を盛り上げる。夏日になったこの日の作業は汗だくで、メガネの内側に汗が流れ視界を妨げるのには閉口した。排水路の側面も削り幅を少しだけ広げた。これで出た土は堤の浚渫土の上に置き乾燥を早めるために使う。
 浚渫された部分はプール状になったが、この浅い水溜りが大切な環境でもあって、堆積した泥土が泥水池へ水を入れる塩ビ管と同じ高さになった状態では水生生物の定着が悪くなる。
          補修前の堤   ➡    補修終了

今日のトンボ「オオアオイトトンボでなかった…」

2016-06-21 | 小父のお隣さん
 いつも通り水辺の巡回中に翅を広げ止まっていたイトトンボを見つけた。「オオアオイトトンボ」と思って撮影をしていたら翅を閉じてしまったではないか。翅を広げたままでいてくれたらオオアオイトトンボと納得安心して忘れ去ったのに、翅を閉じてくれたばかりに種類が不明になってしまった。まあ、小生の理解認識のていどは「これくらい」なのである。
 この「これくらい」のフレーズはケラを摘まんで歌うわらべ歌?を思い出すが、文字には置き換えられない。
     翅を広げて   ➡    閉じてしまった