トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「二転三転、情けない」、真相はヤブの…

2019-08-31 | 小父のお隣さん
 池ブラしていた丁度その時、シェルター水路内の枝に飛んできたトンボ。一瞬の色合いで「マルタン」と判断し撮影も2枚だけだったが安定して写せた。自宅のパソコンで画像を大きくしてみるとマルタンではなく胸部が緑なので「ギンヤンマ」に見える。

 そこで困った。ギンヤンマは連結産卵だと表記されているしマルタンのメスの胸は緑ではない。トンボ図鑑の説明を読んでいくと「ヤブヤンマのメスには緑の強い個体もいる」とあるではないか。一旦は「そうだろう」と納得したものの、再度写真を眺めると腹部の茶色がマルタンに思えてしょうがない。
 それで常套の解決策「どれだって良いではないか。素人だもの・・・」上等である。お釈迦様でさえ「拘るな」とおっしゃっておる。
 まずは「産めよ増やせよ。花いちもんめ」なので、小さな水域に多くの種が頼って来るのは有難いのだが産卵中でもアタックをかけるシオカラトンボがいる。こういう輩はどこの世界にもいるものだと何時も思ってしまうが近年は地球上あっちこっちとみに繁殖中だ。
 こういう連中のお題目は「郷に入れば業に従え」とでも言うのだろうか・・・。

              ➡    

8月定例会

2019-08-31 | 月例会
2019/08/17(土)9:30~12:00

会員 6名
活動 林内刈り払い

 気温予報は34℃で朝8時の気象通報では30℃に達していた。午前の体感温度は高温とは思えなかったものの結果は35.4℃の猛暑日になった。さすがに帰宅してからの発汗量は多かった。当たり前である。

 林内刈り払いが主作業だったが全面刈り払いの区域は会友に任せ、小生は西の段の刈り払いに入った。ここは植樹せず実生樹を選択育成して森を形成したいと当初から管理してきた場所なので選択的刈り払いが必須だし、それも林内相を見ながら選択を継続せねばならぬ環境なので余人には任せにくい。
 草本でもヒヨドリソウやサルトリイバラ、ササユリなどは残さねばならないし、低い灌木ヤマツツジなどは一切合切刈り払われて仕舞いかねないのである。実生の幼木は一掃の危険もある。

 選択的刈り払いと一言に言っても環境やベクトルで取捨選択の目利きが必須だし、そのためには多少の勉強もビジョンも必要で「きれいにした!」ではぶち壊しである。
 今季、漏水個所の補修に追われ水辺の刈り払いに入れなかった。代わりに刈り払ってくれたけれど全草刈り払いになってしまい移植や定植した草木まで失った。人数が増えても減ってもリスクは伴ってくる。

泥水池2の除草

2019-08-30 | 水辺環境の保全
 泥水池3の水が無くなっていた。泥水池2もかろうじてヒタヒタ程度だった。2と3のどこかで漏水していると読んで細い流れを辿ると2のオーバーフロー部の下に入って行く。この付近は度々漏水を発生させるし泥水池を設える時に塞ぎきれない漏水孔があって陸地に残した一角でもある。

 堰にしていた丸太を外すとその下にピンポン玉大の孔が開いている。スコップで1尺ほど掘り下げてから長靴で押し固め圧着した。堰の丸太を元に戻してようやく水が溜まり始める。
 それを待たずに泥水池2の除草を開始。ほとんどがチゴザサで花穂を出している茎もあるから判明したが花穂が無ければ小生は識別不可能だ。イネ科雑草とか水田雑草とか言われる厄介者でも小生にとっては除草対象でしかない。名前など知ったところで益もないのだ。

 この繁茂した中にミゾソバが入り込み、一部はヤブマメで覆われて除草し難い。まあ、しっかりと覆われてしまえば除草は手数が増えるのは道理であって、手数をかけた女装に同じく本体を隠すのは当たり前である。

 堰の漏水を潰す     作業前   ➡    除草終了

「チョレェーッ!」豪快ではなくて・・・

2019-08-29 | 何よりの楽しみ
 世間的には「朝令暮改」を我が身で実践している小生だが調整暮改して何が悪いと言いたい。ヨシノボリの飼育ををペットボトルから生簀に変更してみた。池の大掃除の後に設置したものの一夜にして変更となった。理由は「複数飼育で効率を上げる」事にある。勿論「皮算用」で爺我自賛の極みでもある。まあ、残暑でフイールドに長居したくない気分の果ての暇つぶしでもあるか。

 複数飼育だとすると同居させるのは共食いする種なので個室か独房でなくてはならない。そこで円筒形の生簀の中央に仕切りを入れて個室化させた。この一槽で2匹飼育できる。今まで使用していたペットボトルの独房は転がり防止の留め具を取り付け、通水穴を3割ほど広げて再使用する。これで3匹は飼育できる。
 ペットボトルの独房は通水穴が大きくなった事でエビなどの侵入が更に容易になったはずで、この結果は自動給餌式の効率を高めるはずだ。

 一槽を仕切り2室にした方は格子が細かく稚エビ程度しか入り込めないだろうけれど空間が広いのでなんとか生き延びられるかも。これは経過を観察しないと分からない。この槽の底はミネラル層で礫ではないけれど自然環境に近い。どの方式が優秀なのかは結果次第である。
 そんなことで加えるヨシノボリを捕獲にいき4匹を持ち帰る。思っていたより小柄だったから2匹同居で試してみよう。

今日のとんぼ「打水産卵していた不明種」

2019-08-28 | 小父のお隣さん
 泥水地の刈り払いをざっと済ませ集草は乾燥させてからにしたいので気分は終了モードになってしまった。帰宅するには早いのでカメラを携え銀ブラならぬ池ブラしていた。
 トンボ池2で打水産卵している種がいたのだが腹部末節が反り返っている。「なんじゃこれは!」と思いつつ、近寄ると逃げられる心配があるから位置はそのままに10枚ほど撮影したのだった。

 カメラのモニターでは形は判明するのだがパソコン上では暗く不鮮明になってしまう。「不明種」どころか「不明」な画像にしか見えない。

 大きさは80mm程度で色彩はヤンマ型に見えた。飛び去る時には反り返りが無かったので産卵時だけの体勢なのかどうか・・・。このタイプで打水産卵は恐らく初見であろう。3枚の画像には末節が反り上がっているのが確認できるのだが、恐らく写した当人だからで、他人では無理だろう。画像を移動再生するとおしなべて暗くなる。理由は分からん。

             カメラ本体の画像はもっと鮮明だ 

泥水地1の除草

2019-08-28 | 水辺環境の保全
 8月に入ってみるみる繁殖してしまったのがチゴザサである。「発生したな」と思いつつ抜きとり時期を失してしまうと畳一畳程度は簡単に広がる。こんな時はミルミル飲んで頑張ろう。
 今回の除草対象の大半はチゴザサで、そこにミゾソバが畦から進出同居している部分もあった。このミゾソバもランナーを出し節から発根し勢力拡大していく。特に水中への発根は厚いマット状になるので水上部より水中部の体積や重さは比較にならないから隠し肥満のタイプである。

 造林鎌で底層を挽き切ったり三本鍬や貝掘り熊手で掻き寄せ除草を試みた事もあるけれど、やはり手取りが確実と言うのが結論である。この日、雨の止み間がありそうなので出かけてみたものの泥水池1の除草が片付かぬうちに雨脚が強くなり逃亡。上から下まで汗と泥でどろどろだった。言わば「ヒュードロドロ」てなもんや三度笠。

 気温が下がり涼しい夜を過ごし元気0.3馬力、残りを除草した。そんな気象でも午後には33℃となりさすがに暑く感じる。水域の除草を一通りすませ、残る刈り払いはフイールド一巡して今期の除草や刈り払いは一段落する。
 日程的にも再発生の生理からも8月中は無理で、やはり9月になってしまうから例年通りの顛末だ。
 
 ここまで繁殖  ➡   降雨で途中で逃亡  ➡    翌日終了  

褐色体増加の理由は分からん!

2019-08-27 | 小父のお隣さん
 猫の肉球ほどの庭で無断繁殖を繰り返すウマノスズクサとジャコウアゲハ、今季の栄華盛衰三度目になるのだろうか。食い尽くされ萌芽、喰い尽され萌芽しながらも幼虫を蛹化させ、花も咲かせない状況下で株数を増やしている。新たの発芽の理由も分からん。まあ、生命は謎に満ちている。

 問題はそのような事でなく幼虫にも体色差が多くなった事にある。数年前から褐色の体色を持つ幼虫が増えてきたのだ。ジャコウアゲハの幼虫の体色は通常は黒に白、言わば「パンダ風」にイメージできるのだが褐色体が増えたのでイメージが変わる。
 親蝶の翅の色合いも言わば「ストーンウオッシュ風」に掠れて見えるのだけれど、この差は個体差と認識出来ても幼虫の体色の違いは心もと無い。

 他の種、トンボやバッタに目を転じれば確かに成体同士、幼体同士で体色の異なる個体差があるのは承知なものの蝶の世界の事は知らないのである。まあ、知らなくても知っていても個人内差の事柄なので世間にも生活でも支障は全く無いのだが、同じ蔓を食している同齢の幼虫たちなので兄弟だろうし、母蝶は、このような体色差をもたらす遺伝子を有しているのは間違いないだろう。

 増えているように見えるのは「優性」いいえ「顕性」かもしれないが、一方の「郵政」いいえ、「潜性化させる素因」は悪弊に他ならない。まさしく「訴因」になる。これらの要因は文明開化以来、日本国権力構造と構成員子の遺伝子なのだ。潜性過剰で押し出されてくる「権勢」過多事例(顕罪化)を見ると、それは厭きれ果てるほどの劣化体で既に志の羅針盤や人としての信義則や矜持さえ有していない極みの個体ばかりである。国を挙げてどの国も国家泥船改造に邁進中、トレンドは渇蝕体政である。
 それと比べると「一寸の虫にも五分の魂」とはよく言ったもので「じゃあこうする!」を代々堅持しているのが素晴らしい。民草の繁茂や安定は照顧脚下にあって権勢には存在しない。アゲハ!ー・・・。

 褐色体   通常体色    蛹化準備

蜂満大舎を設置する

2019-08-26 | 何よりの楽しみ
 蜂満神社を改修し蜂満パレスを設置、改修時に捨てた竹を再利用して竹稈の束「蜂満大舎」を道具小屋の軒先にぶら下げてみた。束ねた巣房は地上に近いと蟻の襲撃と乗っ取りに遭ってしまうので吊るしたのである。

 これで入居してくれる蜂の種類が増えるかどうか心もとないものがあるけれど「無いよりはまし」である。直径約30㎝で鉢底ネットで包み番線で締めた構造だが、これが結構重くて軒桁に吊るすのに苦労した。右肩の傷みが支える力を減じてしまい、ホント四苦八苦であった。
 ニホンミツバチの丸胴巣箱は朽ちてしまったし、残る巣房と希望はこれらだけなのだ。虫も寄り付かなくなるような小生となった暁には我が人生真っ暗闇でござんす。姥捨て山三途の河原が生息地と言えども煩悩は竹の節ほど抱えている。

 巣房を挙げるこの肩痛い 今日の作業のこの肩痛い そっと片手を押しあてて 痛みの程度測ってみるの 痛みよどうぞ小さくしてね 巣房を挙げるこの肩痛い・・・。  巣防ゆかり

池の水、全部抜く

2019-08-26 | 水辺環境の保全
 淡水魚の飼育池、梅雨頃から濁ったままで澄まない。この濁りが二枚貝のエラを塞いだ可能性があるので思い切って底土を取り換える事にした。カンカン照りでは嫌だから薄曇りのこの日、意を決してやる事にしたのだ。水抜きから作業終了まで都合3時間を要した。

 底土は水質浄化のためのゼオライトに川砂を混合して敷いたのだが、その後、荒木田土が微生物の発生に良いと言う文を読んで投入している。
 結果的にはこれが微粒子の粘土質で濁りの原因になったと推定しているのだが確証は無い。水を抜き底が露わになった状態で底土の状態を見ると荒木田土の一部は塊で残り、底土の厚い部分は固まりドジョウや二枚貝の潜入が出来ない状態だった。これでは底土の役割を果たせない。
 貝もドジョウも潜り込めて、なおかつ汚濁の原因にならない底土が欲しい。

 フイールドの水域から交換用に表層底土を運んでなく、コンクリートの底にしておく訳にもいかず多少の土砂は残しておいた。早急に種水と表層底土を運ばねばならない。魚溜りに底土を敷くが厚さ15㎝は必要がない事が分かり、今回は10㎝以下にする。二枚貝が潜り込めればよいだろう。
         水を抜いた    ➡     手入れ後、湛水して終了
 水を抜き露わになった魚を数えてみた。タナゴ31匹で産卵管は無し。2016年3月に10匹の飼育開始し翌春に稚魚を追加した。総数は不明だが現在31匹とは泣ける。寿命は4年前後と聞いているから成魚だった初めの10匹は寿命だとしても意外に少なく気落ちする。これは一時期、ヨシノボリを同居させてしまった事に由る失敗に間違いない。

 ドジョウは21匹で最大は親指径の体長18センチ、ホトケドジョウ2匹、昨季のドジョウは給餌するとすぐ姿を現し浮上もしたのだが今季は姿が無かった。それで絶滅したかと思っていたので気を良くしたけれど繁殖には至っていない。
 
 繁殖著しかったのはマシジミでマッチの頭程度の大きさから親指の爪大の外殻まで多数存在し繁殖は安定していると思えた。これに気を良くしてヨシノボリをもう1匹増やそう。
 浚って戻さない底土にマシジミが入っているのでシャワーを浴びせながら洗い出し回収を試みたけれど余りにも細かい作業で後はいい加減、それでも大小100個程度は拾えた。期待していた不明の3個のカラスガイ、貝殻さえ無く何処に行ってしまったのか不思議だ。

 残した底土の完全洗浄はしなかったから湛水しても濁りが残った。三カ所の曝気と種水を加えて澄んでくれれば成功と言える。その結果、二枚貝の飼育が安定してくれれば言う事は無い。

酢ダコならぬ麹酢ダコ

2019-08-25 | 何よりの楽しみ
 時折だがタコを食べたい時がある。こんな時は「身体が成分を欲している」と考えて奮発してみるのだが何時もの食べ方ではつまらなく思え一手間講じた。
 乾燥麹にリンゴ酢を加え1週間ほど寝かし漬け液を作り五時間ほど漬けてから食べたのである。

 首尾は如何?、遺憾かったのが結論である。薄々は想定してもいたけれど妄想が勝った結果といえるかもしれない。塩麹、醤油麹などの美味しさを期待して行った事だが「麹菌と酸」では相性が悪いかという懸念はあったのである。そうである結果かどうかはともかく期待していた麹と酢のハーモニーは感じられなかった。
 漬けた後のタコの歯切れは良くて食べやすかったものの「こんだけかい!」と少々気落ちする。

 そんな中で暑さによるのか年齢に起因したのか不明だがタコ酢と酢ダコの表記に迷ってしまった。考えるほどに迷宮に入る。タコ酢が正しいと思えたのは民族料理タコスを引っ掛けたいからに違いない。

セイボウ撮れた!

2019-08-24 | 小父のお隣さん
 この時期になるとミソハギに多くの蜂類が集まってくるのだが留まっている時間が短時間なので撮影は容易ではない。
 この日はS氏より教えてもらった西部方面から進出しているという当地では珍しい蜂を見たくて探しに行ったけれど当然の事「どれだか判らん…」。腹部に鉢巻状の色彩をしたアシナガバチ大を「これか?」と観たものの分かるはずもない。
 それでもセイボウが二種ほど確認できたのでカメラを向けたけれどシャッターを押す機会さえ無くて焼け糞で押してみた1枚に写っていた。欲を言えば「もう少し大きく・・・」なのだが画角は狭くなり手振れも大きくなるし、なによりモニターで確認し難い。写っていただけで「セイボウの霹靂」なのである。

ヨシノボリの引っ越し

2019-08-24 | ペット
 ヨシノボリの禁固室      飼育3年超
 もう三年超にもなろうかというヨシノボリの飼育。飼育と言ってもボトル内に幽閉してあるという扱いで、「ジャンバルジャン」ならぬ「頑張るじゃん!」だと思う。
 そもそも給餌も気が向いた折に肉食魚用のペレットを摘まみ入れるだけだった。それでも生きながらえているのは稚エビやカワニナの稚貝が入り込んでいたのだろう。
 ヨシノボリを飼育したくて飼育している訳ではないので、余計手数を省略してしまった感もある。このヨシノボリ、捕獲時はカラフルだったのに真っ黒だった。婚姻色があるのかは知らない。

 台風の影響で家に3日も蟄居状態なので暇つぶしに新居を作った。今までの個室は4ℓのボトルで、新居は廃棄したウオータークリーナーの濾過槽容器を使う。既に「ミネラル槽」として落葉、牡蠣殻化石、卵殻、二枚貝の外殻などを混在させ沈めてある容器と同じなのだが、ヨシノボリが飛びださないように園芸鉢底ネットで水面上15㎝までの囲いを付けたしての新築である。
 この底部にミネラル物質を置き、その上をヨシノボリの生息場所に組み合わせたタイプにしてみた。これだと給餌するのも引き上げて様子をみるのも楽になるはずで、何よりヨシノボリに取ってはストレス軽減になるはずだ。
 ただ鉢底ネットの格子が小さくペットボトル個室の10φの穴だらけより格段に稚エビの侵入は難しくなるだろうから給餌を忘れないようにしなければならない。池にはエビもメダカも繁殖しているので生き餌として流用できるだろうし食べたかどうか確認はしていないが肉食魚用のペレットもある。
 ミネラル槽      新設合同槽       合同槽とミネラル槽

 ヨシノボリを同居させている理由は「二枚貝の繁殖」に他ならない。マシジミに必要なのかどうかは承知してないもののカラスガイやドブガイなどの大型二枚貝の幼生には必須の寄宿種だ。マシジミは繁殖を継続しているので大型二枚貝の繁殖をも期待しているが今季は大量に失ってしまって仕切り直し。濁りが消えず水温30℃程度のままでは過酷であろう。
          ミネラル槽内のマシジミ、サイズの稚貝、いいえ違いで4年間の繁殖確認

三日月池の泥浚い

2019-08-23 | 水辺環境の保全
 浚渫したのは護岸木を設置して以来だから10年以上は経過している。既に護岸木の腐植が進み脚をかけると折れてしまうまでになってしまった。早々に取り換えねばなるまい。
 泥浚いが遠のいていたのは流入する流れが無く斜面の雨水に頼る池である事が大きい。それで遠のいてしまった結果、池に枝などが多く入っていてジョレンを使う邪魔になって暑い最中の作業なだけにむかっ腹が立つ。
 池の上から落ちた枝だけでなく明らかに投げ込んだとしか言えない竹や杖状の木まであるから、まあ、いつも通りの仕業なのだろう。「魚釣り」と称し小枝や竹を差し出し終われば投げ込んでいく繰り返しがある。

 それはともかくドロドロでも池の端に積み上げれば乾燥して足場にはなってくれる。周回できるようにしておくのは刈り払いなどの管理のためで枝を投げ込ませたいからではないのである。
 ジョレンを打ち込み引き寄せればガスがぶくぶく出るし泥を引き上げれば表面にアカハライモリが乗ってくる事が多い。もともとアカハライモリの生息数が多い池なのにクロスジギンヤンマが多数発生するのは妙と言うべきなのだろう。

 ヤゴは二匹、ドジョウも二匹しかお目にかからなんだがシオカラトンボの産卵飛行は続いていたし正体不明のオニヤンマ型の産卵も写せた。ヤブヤンマが産卵する環境なんでヤブヤンマかも、あくまでも推測。
 朝7時の気象通報で30℃に達していて県内には「高温注意報」が出ていた日で、作業はどうしょうかと思い煩いつつ出かけたのだが正体不明とは言え産卵を確認できたのは祝着至極だ。
 机上や床上の空論や空想、アピール等では実態は把握できないし実りもない。口数でなく足数や手数がフイールドに必要なのである。まっ、それも心もとなくなってしまったが・・・。

         作業前    ➡     作業後   

ノコギリクワガタかい・・・

2019-08-22 | 小父のお隣さん
 会友のYさん、夏の楽しみがカブトムシの捕獲だ。孟宗竹の粉砕物が近くにあるから日中でも掘り上げに行けばたくさん採れたのは2シーズンほどで、それ以降は威之志士様に幼虫の存在を記憶させてしまい大きく減少してしまった。
 
 それでもクヌギが樹液を出せる大きさの林を形成するようになったから探し歩けば樹液の出ている場所で午前中なら発見できる。
 そんなことで林内採集して既に20匹程度を捕獲していた。その中に一匹いたのが写真の個体である。

 図鑑対照してミヤマクワガタでは無いだろうと大顎の形から推定したものの、オオクワガタかノコギリクワガタか迷ってしまった。普段は明確に区別などしていないし、せいぜいクワガタとカブト程度の認識なので勘所が分からない。それでも大顎が強く曲がっているからノコギリクワガタとしたのだが、別に間違っていようと支障は無い個人の範疇の事である。
 間違いをブログにあげて恥をかくのは小生自身で、それ以上もそれ以下もない。甲虫自体も「肖像権の侵害だ」なんて言う事もなし。

 小生も一頃はカブトムシの採集をしおチビちゃん達に配ったものだが、スタッフの環境保全への認識もない活動ぶりが修正されず袂を別った結果、採集する理由も失せて「アップする写真を撮らせて…」で済ますようになった。

 別件だがフランスの学者が「動画の氾濫は環境破壊で二酸化炭素の排出量を増大する」という学説を出したのだという。つまりは保存しておくサーバーの設備と維持管理が試算でもスペイン一国の電力消費量に相当するのだとか。ネットワークも含めれば増大の一方だろうし、誰もネットやスマホの使用で環境破壊を支えているなんて認識はないだろうから、小生は動画は見ないけれどブログを開いている立場からは耳が痛い。肩はずーっと痛いままで腰痛は時々・・・。
 こんな事から「自己保全のために感覚を閉じてしまう」人達の気持ちが何となく判るような気がする。言い方を変えれば環境保全に寄与しているのかも・・・。

自作なら今風イケヤか・・・浮揚水槽を池家に替える

2019-08-21 | 何よりの楽しみ
 自作の池家なのだが外資の方はイケヤなのかイケアなのかは知る由もないが水辺には嫌うべき葦がある。さて小生的には池屋か池巣、通常語では生簀と言うだろう。ホントいけ好かないお爺である事よだが、どうも生簀は生贄と見え方が混同し使いたくない。原因の乱視も老眼も不便には違いないが判別は大脳皮質の役割だから薬石は期待しない。

 タナゴの稚魚は親魚と同居は共食いされる危険が大きいので分けて飼育をするのが常道とかでうきあげ水槽で育成するが、ヨシノボリに池屋を作って素材はまだ残っているし同じ設えで稚魚の池家も制作した。この池屋と池家は同じ設計でも目的は正反対の代物で「喰わせないための隔離」と「喰われないための保護」とする大きな違いがあるから同一表記では正しく伝わらない。池の中に更なる生簀を入れたことになるから一緒くたでは池巣か。

 ともかくこれで同じ水域内で管理できるので多少は省力化が可能だろう。何よりも大味になっても環境安定性は稚魚の身になら尚の事、捨てがたいのだ。
 つまりは環境エンリッチメントなのかアニマルウエルフェアなのか判然としないものの、小生の住む先進国家に於いての社会的弱者はこの基準すら達成されていまい。恥ずかしい限りであるオッホン。

 まず池巣の骨格はミネラル槽を転用した。外側を鉢底ネットで包み固定すれば簡単に完成する。ミネラル槽の時は結索バンドでネットを固定したが、今回はリベッターで固定した。この方が強固で安定する。作りながら気が付いた。これはそのまま浮き上げ水槽、いいえ浮き上げ池巣として使える。
 幸いにも底部は高さ数センチの縁がありこの高さまで砂を敷き詰められる。母貝の環境としては池の中のままだから浮き上げ水槽に移すよりもストレスが無いだろう。貝から出た稚魚は鉢底ネットの格子目を通過できないので親に喰われるリスクもない。
 暑さ続く日々、脳軟化しながらも小生の思考回路は相も変わらず爺我自賛が続き祝着至極である、いいえ執着至極と言うべきかどうか・・・分からん。

 ネットを巻く  ➡    完成         床下は魚の隠れ場所