ランナーのコンディショニング

2006年10月09日 | Weblog
おはようございます。


今日はお休みなのですが、1件だけコンディショニング

なぜにあらば、今日は10/9体育の日。



100M 走の試合に出る方からのご依頼です。


トラックで競技する人のカラダって面白いですね

必ず左へとカーブを切っていくことになるためか、重心は左へとかかりがち。

左の片足立ちは安定している割に、右がイマイチ



コーナーではそれでよいのでしょうが、これでは直進での伸びが出にくくなってしまいます


前半は、関節の可動域・筋の協調性を整え、後半はスタートの反応を高めるためのエクササイズをしてみました。


右の片足立ちも揃ったし、体幹筋の反応もまずまず



「そろそろ良いかな」と思い、普段気になっていることはないか聞いてみると、

本人曰く、「顎が上がりやすい」とのこと。



むっ、それはイカンです!


人体に備わる反射に「対称性緊張性頚反射」というものがあります。


顎を引くと、腕は曲げる方向・脚は伸ばす方向へと力が出しやすくなります。

逆に上を向くと、腕は伸ばす方向・脚は曲げる方向へと力が出しやすくなります。


短距離走のスタートのシチュエーションを考えると、顎は引けた方がいい。



圧倒的にいい。


そこで、ミディ・ボールを顎の下に挟んで再度スタート練習。



「どうですか?」と私


「ハイ!!!」とクシャクシャの笑顔が返ってきました。


あとは試合前のアップについて2~3提案をして終了。


頑張ってくださ~い



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