「腹」から「コア」へ

2006年10月22日 | Weblog
昔から日本人は、「はら」をよく意識していたのでしょうね。

日常的な会話でも「腹が座っている」とか「腹から声を出す」とか、「腹」という単語が自然と使われています。


でも、腹からは声はでませんよね。

腹でしゃべりかけられた経験、私にはありません。

腹で正座やあぐらをかいている人もみたことないです。





きっと昔は、「腹」が上手に使えていた人がたくさんいたんでしょうね。

「腹から」って言われたら、ビジュアルで「あんな感じか!!」って解るお手本が身近にいたのでしょう。

反対に今は、出来る人が少ないから「腹から」って言われてもピンとこない。





近年、五体すべての動作の0.4秒前に腹部の深層にある「腹横筋」が予備的に収縮することが解りました。

また、故障を繰り返す人に、この腹横筋の予備的収縮が不十分なケースがあることも、解ったそうです。


つまり、この部分がきちんと働くことが「効率的にカラダを使う」ためにも、「故障予防」にも重要だということです。


この「腹」を最近では「コア」なんていったりしています。

そしてこの「コア」を活性化させる方法の一つに「コア・コンディショニング」があります。

つまり「腹から」=「コアから」

「コア・コンディショニング」、それは新しくて古い?古くて新しい?概念なんだと思うんです。



日本人の原点回帰ですね。




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