食べ歩記

2006年11月13日 | Weblog
一昨日の土曜、いい店見つけちゃいました!!!


実は前々から気になっていたお店。

その名も「福ちゃん」!(だったと思う…)

もつ煮と串焼きの飲み屋さんです。



かなりの歴史を感じさせる店構え。  

きっと僕の生まれる前から続いているに違いない。


暖簾をくぐって引き戸を引くと…   開かない???

戸には「入口」と張り紙までしてあるのに、開かない…



しばらく扉と格闘していると「ガタタッ」と音を立てて外れる扉…

呆然と立ち尽くす私に、店の親父は

「ああ、後やっとくから入んな」

と、さも当たり前の、日常の出来事であるかのごとくさらりと言う。

「すッ、すんません」

と小さくなる私。



店は意外と広く、カウンターのほかにもテーブル席がいくつか並んでいる。

店内は昭和120%!

まるでテーマパーク!

「この完成度は『ナンジャタウン』をはるかに超えるな…

と、感動していると、

「ボサッと突っ立ってんじゃないよ!!」とでも言いたげに

「アンタはカウンターね。」と女将さん

席に着くなり「ラストオーダーだからね」と女将さん

「じゃあ、もつ煮とレバ刺しと…、女将さん、何か腹にたまるものってない?」と私

「あ゛っ?、ウチにゃあれしかないよ」と顎で壁にあるメニューを指す女将

「何呑むの?」女

「ホッピーを…」私


女将は私の目の前で大振のグラスに氷と焼酎を入れる。


なぜかグラスの大半が、なみなみと注がれた焼酎で埋まっている…

普通、グラスの1/4ほどの焼酎に、「ホッピー」が一瓶出てくるものだと思うのだが…


サービスなのだろうか?




続いて料理が出される。

もつ煮を一口。


や~ら~れ~た~!!!!!

これこれ、こういうのが欲しかったの!僕は!!


続いて、レバ刺を一口


し・あ・わ・せ…

自家製のたれが実に美味い。


もうホッピーが進んで進んで…


気がつけば、ホッピーを半分残して一杯目を飲み終えていました。


『まだつまみも残ってるし、もう一杯のもうかな。』と酔っ払いの僕が言う


『いやまて、またあのホッピーで割るすき間のない中身(ホッピーに入れる焼酎のこと)

がでてきたらどうする?明日仕事にならなくなりはしまいか…』としらふの僕


『さっきのはサービスでしょう?次はフツーに出てくるって!』と酔っ払いの僕



結論。

「中身ください」


空のグラスに氷も足さずに焼酎を注ぐ女将

期待に反して、さらになみなみと注がれた「中身」が差し出される


もう笑っちゃいました



もつ煮とレバ刺を、恐ろしく濃いホッピーで流し込み、つまみがなくなりかけた頃、


「1480円ね」と女将


私は「美味かったですぅ~」の一言とお金を渡す。

しかし女将の目は「わかり切ったこと言ってんじゃないよ」とばかりに次の集金先を見渡している。



凄いところだな、ここ



帰りしな、入口で親父が満面の笑みで

「ありがとうございました」


ええっ!?さっきとは別人!?と思ってしまうほどの笑顔でした。


最高!!

もうくせになりそう!

またこよ~っと

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