1/1の自分

2006年11月19日 | Weblog
「伸びる人」と「伸びない人」のちがいは何なのでしょうね。


私は「1/1」ありのままの自分と向き合うことが出来るかどうかだと思います。


これって結構勇気の要ることです

なぜなら、普段は気付きもしなかった「かっこ悪い」自分を突きつけられることになることもあるからです




私も病院勤務時代、「出来る先輩」を横目に「何故自分は治せないのか…」と、悶々として過ごした記憶があります。


そんな時私は、先輩に出来て自分に出来ないことのなかで、「もっとも初歩的なものは何か?」

ということに頭をめぐらせました。


私の場合は「触診」でした。


知識は本を読めば集められます

でも、その知識を治療に活かすには、目の前の患者さんが今どうなっているのか?

それを触って分からなければならない。


先輩はいいました。

「僕は1年半かかりました。」

と…




もう、狂ったように練習しましたよ



1年も頑張ると、完璧ではないにしろ大分「診えて」きました。

こうなってくると治療が断然面白くなってきます

どんどんのめり込んでゆきました




最近同業の知人から、「先生のように診断出来ません。良いテキストが見つかりません。」

と相談(?)を受けました。



私の見立てでは、彼に足りないのは「触診技術」(あと根気


触って分からないと、活字の知識は治療に生かすことが出来ませんからね。

そして、「触診」はひたすら練習あるのみ



しかし、彼は「出来ない」理由を「練習」不足ではなく「良いテキストにめぐり合えないこと」と考えているようです。


問題はそこじゃないんだけどなぁ~

おすすめ動画