危険に対する嗅覚

2008年02月05日 | Weblog
ぼくは小さな頃、洗濯屋の息子でした。

仕事場にはなにやら子供心をくすぐる「メカ」達が

これまた子供心をくすぐる効果音を鳴り響かせていました。


でも、仕事場に不用意に入ることは決してなかった。

むしろ、恐怖の対象でもあった。


なぜか?



たしかまだ3~4歳だった頃

(ぼくは3歳チョット前からの記憶がけっこう残っているのです ←ふつうかな?)

親父の振るう「アイロン」と、「霧吹き」が面白くって

一歩仕事場に踏み込んだ瞬間、ものすごい衝撃と共に

仕事場からはじき出されました。

親父に張り倒されたのだと気付いた直後、

なにやらものすごい勢いで怒鳴られた記憶…。



大人になったある日、親父は不意に

「昔な、

 洗濯に使う溶剤で、洗濯屋の子供が死ぬ事故が何回かあったんだ。

 まだ、言っても理解できない子供には

 身体でわからせなきゃいけなかったんだ。」

と…


脈絡もなく、唐突な一言に戸惑いながら

「へぇ。」

と私。




おかげ様で、危険な臭い(雰囲気!?)には敏感になりました。

口より先に手が飛んでくる、典型的な「職人」だった親父。

子供の頃は心のそこから恐かった親父。


親父になってみてようやく

「思ったより大事にされてたんだなぁ」

って思うことが出来ました。






その昔、友人から

知人の知人(=他人)に騙されちゃった話を聞いて、

「なんで騙されちゃうの?」

って、不思議に思えたものですが、

さっき「ふ、」と

「嗅覚を持っていなかったのかもしれないな」

と、そう思いました。

その友人は、

恐い思いをする前に、誰かが何とか守ってくれたのかもしれません。

なにやら、

「確信」めいた物を感じてそう思います。




えぇーっと、

何が言いたいのか、と言いますと。




何となくそう思いまして…











はい、山もオチもございません。。。


おぉ~い、菊さん!

出番だよぉ!



「オチなし!!!!!」

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