伸ばしすぎじゃないですか…!?

2008年02月23日 | Weblog
明日試合だというキックボクサー(アマ)。

モモの付け根が痛くて痛くて、

とても蹴りを放てる状態ではないとの事…


何でも、二日前に30分間開脚のストレッチをし続けた直後

立っていられないほどの痛みに襲われたのだそうです。



二日明けて今日。

何とか歩けるものの、やっぱり蹴れそうにないので

治療にいらっしゃったそうです。


調べてみると内転筋の裏側に故障を起こしている様子。

詳しく調べてみたところ、この内転筋の故障は

筋痙攣はあるものの腫れはないようでしたので、

怪我ではないことはわかりました。


怪我でなければ何とかできそうです。


と、いうことで


痙攣を抑える処置をしたところ、不安なく蹴れるようになりました。

めでたしめでたし。。。


筋肉って、長時間引き延ばされた後、不意に力を込めると痙攣しやすいんです。

痙攣といっても「足が攣った」とか、そういう痙攣とは違い

引き延ばされそうになると、筋肉が過剰にちぢみこんで抵抗するような

そんな痙攣の仕方で、これを「スパズム」と呼びます。

ちょうど頚の「寝違い」なんかが同じものです。


2週間ほどで自然と治る事も多いのですが、

時に数年間そのままになる事も在るそうです。


ストレッチはジンワリと長い時間かけるとよく効くのは確かですが、

30分はやりすぎかもしれませんね。


この選手には、

「数分のストレッチをしたら

いったん姿勢を戻して、インターバルを取る様に!」

とアドバイスさせていただきました。



さて、明日の試合はどうなるでしょうね。

楽しみです。

おすすめ動画