【歩行機能の回復:評価と修正-骨盤‐下肢の徒手的臨床】

2009年11月24日 | マニュアルメディシンの話
12月6日(日)は「歩行」をテーマに骨盤と下肢機能の評価法と調整法を行います。

歩行時に骨盤や下肢はどう連動して動くのか?

うまく動いていない部位にどう動きをつけるのか?

加え、胸郭との連動性に関するお話もいたします。

上腕や前腕の内外旋から胸郭の捻転運動を引き出し、骨盤の捻転運動が生じ

下肢の振り出しおよび蹴り出しが引き起こされる。

このときの上肢の運動は通常の歩行時の運動とは異なり、

非常に効率的な力の伝達が引き出せることから、

カラダに携わる諸先生方とぜひ共有してゆきたい発見の一つです。



本講義の内容での治療例はこちら↓

progress of himiplegicgait treatment's. 1

週1回1時間の介入を二ヶ月間継続した後の映像。
当日の介入前に撮影。

progress of himiplegicgait treatment's3-side veiw-

週1回1時間の介入を三ヶ月間継続した後の映像。
当日の介入後に撮影。

progress of himiplegicgait treatment's.5-side view-

週1回1時間の介入を八ヶ月間継続した後の映像。
当日の介入後に撮影。

progress of himiplegicgait treatment's.6-side view-

週1回1時間の介入を12ヶ月間継続した後の映像。
当日の介入後に撮影。

progress of himiplegicgait treatment's. 1

比較のために再度、一番最初の「週1回1時間の介入を二ヶ月間継続した後の映像」を張ります。比較してみてください。

※全て装具は外して撮影しています。外しても、きちんと介入できればAさんは歩くことができます。
 

本講義イントロはこちら↓

【歩行機能の回復:評価と修正-骨盤‐下肢の徒手的臨床】

フィリップEグリーンマンによれば「マニュアルメディシンによる骨盤部への介入目標は、歩行サイクルの正常な生態力学の回復にある」という。
骨盤-下肢機能を整えることによる臨床上の意義は、歩行困難者の機能訓練からアスリートの機能向上、腰下肢の障害予防と、その適応範囲は広い。
本セミナーでは、骨盤-下肢の動作時(前後屈・捻転・歩行)の連動性を理解し、手技療法による効果的な関節機能の修正法を伝える。

内容
<骨盤-下肢の連動性の理解>
・ 寛骨の回旋と脚長差
・ 屈曲時の連動性
・ 伸展時の連動性
・ 回旋時の連動性
・ 歩行時の連動性
<上肢-胸郭-骨盤の連動した運動の一例>
<介入法-実技>
・ 自動介助を用いたモビリゼーション-下肢
・ 呼吸による神経生理学的応答を利用したモビリゼーション-骨盤
・ 上肢の運動から胸郭を介して骨盤-下肢の歩行動作を修飾する方法-歩行動作
<片麻痺歩行への展開>
・ 麻痺側の運動を引き出すためにいかに体節の連動性を利用するのか
<下肢のスポーツ障害への展開>
・ ダイナミックアライメントの狂いが下肢の障害につながる


治療や運動指導の現場で活躍される先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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