「ゆがみ解消!!!」セルフエクササイズでここまで変える!応用神経生理学的コンディショニング

2009年11月25日 | Weblog



タイトル長いですね^^;

いえね、

最近のとよたまセミナー、医療系資格者の割合が極端に高く


それはそれで有難いのですが、

トレーナーの先生方にもお伝えしたい情報もあったものですから

どうにかならないかと思案していたのですよ…




で、『タイトルをいじってみては?』

と、アドバイスも頂き

そんなこんなでこのタイトルです。。。


おかげさまで、総勢20名のご参加を頂き、

希望通りトレーナーの先生方からのご参加も多数いただきました。


当日は神経生理学的な応答(平たく言うと、身体に錯覚を起こさせることで

柔軟性引き上げるという感じです)

を利用したストレッチの実例とその仕組み、

そこから発展して、現場での応用例を実際の流れをなぞって行いました。


ストレッチのからくりを伝えた後には、

チョット意地悪な課題も出しました。


私「では、今まで説明したメカニズムを応用して、

  側屈のストレッチを編み出してください♪


予想していなかった展開に固まる会場…


しかしですね、「AをBするとCになるんだよ」「AtoCをなぞってやってみよう!」

だけでは、おうちに帰ったころには

「あれ?何だったっけ???

となってしまうものなんです。


しっかり理解するには「応用してみる」事が重要!!!


と、言うのが私の持論


狙い通り(かどうかは判りませんが)、10分ほどすると様々な方法が編み出されました。



↑左右の側屈を比較して「どちらが曲り辛いのか?」
スクリーニング検査をしているところ


↑側方への可動性を上げるという結果は同じですが

その結果にいたる方法を産み出すイマジネーションは無限です。

これは右の体側の筋群を使わせることで左の体側に

「相反抑制」を引き出そうという方法でしょうね。

身体は右へと倒しやすくなります。


↑こういった方法もありですね。



↑みんなの前で発表してくれた勇気ある先生方の「逸品」

美しいですね

術者の左膝を支点に被験者の右の体側が伸びています。

ここから右へとカラダを起こすように指示し、

右側面を覆う筋群に「等尺性収縮後リラクゼーション」

を引き出そうという寸法です。

お見事です!




他にも↓「カラダを整える」ためのエクササイズをいろいろと練習しました。



↑これは足の甲を特定の方向へ抑えることで、

足底のセンサー(圧受容器)を刺激し

骨盤-胸郭の回旋の可動性を高めているところ



↑これは股関節外転外旋方向へのダイナミックストレッチ

「相反抑制」「皮膚筋反射」など複数の反射経路を刺激することで

反応が大きく得られるのが特徴です。

このストレッチは特に生理痛を抱える女性にオススメ!


↑これはハムストリングスのストレッチ。

膝よりの筋繊維が良く伸びます。


↑これは上肢の外旋・屈曲をハンドルに肩甲骨の後傾、

ひいては胸郭伸展位での捻転運動を引き出すエクササイズです。

猫背の方にオススメしたいものの一つですね。

写真では、右腕を上げることで

右胸郭は挙上し左胸郭は下制しています。

このとき脊柱は中立位で

左へと側屈し、右へと回旋します。

更に腕を上げてゆくと脊柱は伸展位となり

右への側屈回旋を起こします。

胸郭の捻転ではあたかも胸郭の両サイドに車輪があり、

左右逆方向へと回っているような動きが見られます。

この動きに呼応するように、骨盤でも同じ方向へと

両寛骨が車輪のように連動して動きます。

肩甲骨の運動の基点は第2肋骨といわれますので、

例えば右腕ごと肩甲骨を後傾方向に動かすとその動きは

第2肋骨を介して第2胸椎へと波及し、

右回旋・左側屈がしやすくなります。

片側のエクササイズ後に頭を左右に倒すと、

持ち上げた腕と反対方向へと頭が倒れやすくなっていることに気づくでしょう。


↑これは胸郭の斜軸上での回旋運動です。

写真では「左斜軸:左肩から右下位肋骨をつなぐ架空の運動軸」での

回旋運動を引き出しているところ。

ほんの数秒で、スルッっと右へ向きやすくなります。


↑これはインナーユニット(脊柱と骨盤をニュートラルな方向へと支える働きを持つ、いわゆるインナーマッスル)と

アウターユニット(動きの中で体表から仙腸関節をささえる筋群)の分離を促すためのエクササイズです。

背骨や骨盤にたいして、自前のコルセットとして働く筋肉たちを元気付ける効果があるので

ぎっくり腰の急性期にも重宝しています。

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今回はいわゆる「ゆがみ」の治し方に終始しましたが

来月12/20は「試合会場で、いかにパフォーマンスを引き上げるか」

その方法を、実際に帯同した格闘技の試合の映像を交えてご紹介します。

「介入したとき」と「介入しなかったとき」の差がどれほどのものか

実際にお見せします



たぶん、驚いてもらえると思います(うひひ)

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