日曜日、市のボランティアフェスティバルがあって、合唱団の子どもたちも参加するですけれど、練習をちょっと覗いただけでステージを見ずに帰ってきました。 今日は伊予13仏参りの続きをするつもりです。
先週、せっかく父のいる日にバス旅行を計画したのに、父は病み上がりで参加できず、来週も再来週もわたしの都合で出かけられません。 今日あたり、外へ連れ出しておきたいのです。 ごめんね~、こどもたち
出発が遅くなりましたので、お参りは砥部町にある理正院一カ所だけ。 その後、七折れに立ち寄って帰るつもりです。
車の中で 「きょうは、おじいさんの誕生日じゃなあ。」と、母が言い出しました。
おっと~、忘れてました。
「おう、期せずしてお参りと重なったけんよかった。」 と、父。
誕生祝いがお寺参りとは・・・・ でも、無理して出てきてよかったかな。
その理正院ですが、地図では道路沿いにあります。 車を走らせていて目についた建物。 多分あれです。
行ってみると、理正院の文字はあるもののまだ新しいお堂らしきものがあるだけ。 どうもこれは永代供養のお堂のようでした。
そばには坂村真民さんの詩を刻んだ石碑が。 後ろは広い墓地です。
水子供養の池の水草がとてもきれいだったので
お堂にお参りをして引き上げることにしました。
車に乗ってすぐ、「袋がない。」と母が言い出しました。 手提げを持っていたはずなのにないと言うのです。 あわてて引き返して、広場に落ちていたのを無事回収しました。 それにしてもねぇ~。 なんであんな所に落とすかしらね。 会う度に、親が徐々に徐々に老いていくのを実感する出来事があるものです。
理正院はすぐ近くでした。 駐車場から山門へ続く道は立派な木製のアーケードになっていました。
山門も堂々としています。
両側につるされた大きなわらじ。 石手寺にもありましたね。
本堂の前でおみくじや、お守りの鈴などを売っていました。 無人です。 参拝客の良心を信じていると言うことでしょう。
母はおみくじを引いて、大吉だと喜んでいました。 手提げを落としたことにすぐ気がついたのも大吉だ、しばらくたってからだと見つからなかったかもしれない、とあくまでポジティブに。
これは「嫁いらず観音」というのだそうです。
母はその意味がなかなか飲み込めなかったようでした。
「つまりね、年取っても嫁さんに世話をしてもらわなくてよいように(ぽっくり死ぬように)というお願いをかなえてくれる観音様なんよ。」と、わたし。
介護は嫁の役目といわんばかりのネーミングが気にはなりましたが、きれいな仏様でした。