弟に、塩が森にスハマソウが咲いているらしいので行ってみんかと誘われました。
行く、行く。 二つ返事でOKしたものの、スハマソウ? 一体どんな花じゃ? しかも山のどこに咲いているか分からない?
弟もどなたかのブログで知ったらしく、今咲いているという確証はなかったんですと。 まあ、山は好きなので来て良かったんですけどね。 弟夫婦と3人で、広い山の斜面を、スハマソウ探し。 まずは二人にスハマソウの人相を教えてもらいました。
花の色は? まあ・・・・・・、白っぽいの・・・・・
葉っぱは? まあ・・・・・、丸い・・・・・
雪割草ということなので、背の低い小さな花が咲いてないか目をこらしましたが・・・・・・・ 砂の中のダイヤモンド探し状態でありました。
早々にスハマソウをあきらめて、目についたものを写真に撮ることにしました。
あたりはきれいに草を刈って、歩きやすくなっていました。 ただ、昔の山を知る者としてはあまりうれしくない整備でした。
遠足の時、うっそうと茂る山道を苦労して登ったこと、頂上からの眺めで山の反対側にも道があることを知ったこと、下山するとき、先に行った何人かの男の子たちが道に迷って、先生方があわてていたこと・・・・いろいろなことを思い出しました。 あのころの塩が森はだれでも簡単に登れる山ではなかったのです。 今はこうして夕方からでも思いついて車で登ってくることができます。 昨年は両親を連れて桜を見に来ました。
いつでも誰でも楽しめる山になったことはうれしいのですが、もう少し本来の姿でも、たとえば遊歩道以外の所は草ぼうぼうでもいいのではないかと思ってしまいました。
広々とした斜面で見つけた花。 名前が分かりません。
もう、ゼンマイが出てるんですね。
シャクナゲも咲いてる!
山の上はキルティングのジャケットを着てても肌寒く、カメラを持つ手が冷たくなってきました。
木々の間から見える東温市のグリーンタウン。
右の方に見えるのは愛媛県では老舗のゴルフ場です。 下の方には吹揚池。 池の右斜面は公園になっています。 ここへも遠足で行きました。 たしかグリーンタウンのあるところは森だったはず。 こんなふうに山を削って開発したのかー。 緑に囲まれて、目玉のように見えますね。
ふるさとを離れた人間が、郷愁に浸って何もかも昔のままにしておいてほしいなどというのは、そこに住む人たちには迷惑な話でしょう。 町はそこに住む人々にとって住みやすく、豊かであるべきなのですから。 ただ、開発された街が自然の中に抱かれるようにあるのを見て、さらに、周辺がこれ以上の開発はされてないのを見て、ちょっとほっとしたのではありました。
管理棟付近のソメイヨシノはこのくらいの咲き具合です。
頂上付近ではぼんぼりの用意がされて、いよいよ花見を迎えます。 ただ、もう一度言いますが、
山の上は寒いです。