京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



京都では祇園祭の頃によく鱧(はも)が食べられるようで
「祇園祭」は「ハモ祭」とも言われているそうです。
(大阪では天神祭の頃に食べられます)

この”鱧”(ハモ)という魚はウナギのようでもあり穴子のようでもあり・・・
兎にも角にもこんな感じ(HP参照)の長い魚です。
小骨が多いので骨切りと言い細かく包丁を入れていきます(3cmを26筋包丁)
それを熱湯にくぐらせる(湯引きする)と花のように開くことから
”牡丹ハモ”とも呼ばれています。
梅肉ソースで頂くのが一般的なようで(酢味噌で食べる事もあり)
味は至って蛋白、夏の魚らしい爽やかな味わいです。

練り物にもこの鱧(ハモ)を使ったものをよく見かけます。
こちらは京かまぼこの「茨木屋」さんの『はも天』です。
茨木屋さん本店は柳馬場押小路角にありますが
歌舞伎や落語で有名な「桂川連理棚」の「お半長右衛門」帯屋長右衛門の
屋敷があったとされている場所なのだそうです(落語「胴乱の幸助」)

中にきくらげが入っていて生姜醤油で頂くととても美味しいです。



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