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室町時代に僧侶の真盛上人が西方尼寺の開祖 盛久・盛春に伝授したと伝わる「真盛豆」(しんせいまめ)
秀吉が北野の茶会で”茶味に適す”と絶賛したとも言われる珍しいお菓子
創業安政三年「金谷正廣」初代さんが明治初年に製法を伝授され作り始めたそうです。
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周りの緑は一見抹茶の様に見えますが細かい青海苔がまぶしてあり
大豆きな粉で練った州浜生地の中に炒った丹波黒豆が1粒入っています。
口に入れると青海苔の香りが広がりとても素朴なお菓子ですが歴史が感じられるものです。
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茶会でも好まれたということで細川幽斎が”苔のむす豆”と例えたとも言われています。
緑茶に合うというのも確かに抹茶に使う碾茶(てんちゃ)という茶葉は
挽かないものをそのまま頂くと青海苔の様な香りがします。
お茶と青海苔はどこか味覚的に共通性があるのかもしれません。
余談ですが関東よりも関西の方がお菓子にもよく青海苔が使われる様です。
金谷さんの店舗は堀川下長者町のバス停から西に少し行った所
利休井筒や竹皮製編笠入り等の包装のものもあります。
手軽な袋入り(840円)は京都駅地下ポルタの京みやげ百撰でも購入可
テレビや雑誌でもよく取り上げられています。
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