京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



  
下鴨神社境内の鳥居を出ると右側に新しくおやすみ処「あけ橋休憩所」ができています。
この場所は心身をはらい清めて身があらたまるというパワーがあるそうで
お茶を飲んでいくだけでも何となくありがたそうですね(確かに居るだけで癒される感じが・・・
今年の葵祭の日にオープンしていたそうですが、140年ぶりに復活した「申餅」を頂くことができます。

「申餅」は葵祭り申の日に神前に御供されていたそうで
小豆のゆで汁でついた御餅の色は”はねず色”という
明け方の空が一瞬薄あかね色に染まる時の色で
生命が生まれる瞬間を表すその色を食べることで
身体を清めて元気を頂くという意味があるそうです。
御餅の中には厄除けの意味もある小豆が入っています。
  
一口大のかわいい大きさでほんのり甘く美味しい御餅です。
申餅はお茶や黒豆茶などとセットになったものがあり
他には冷やし飴や氷室の氷、や冷やし汁粉などがあります。

因みにここでお茶などを出す時に使われている浅い湯のみ茶碗の様な器は
「鴨のくぼて」と呼ばれるもので、お祭りの御供え物を盛り付けていた縄文時代の土器で
糺の森から出土したそうで、今の茶碗の源流になっているものだそうです。
  
この「さるや」さんは「宝泉」さんがされているようで
賀茂葵や黒豆茶などのお土産も置いています。
「鴨のくぼて」も購入することができます(1個800円)

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