京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




毎年、夏に行われる文化財特別公開「京の夏の旅」祇園甲部歌舞練場庭園に行って来ました。
祇園の歌舞練場は4月開催される『都をどり』の会場になっています。
都をどりは、明治時代にあの八重さんも英語版ガイドブックの作製を手伝ったという
京都博覧会の余興とし舞台で舞を披露したのが始まりなのだそうです。
  
今回公開されたのは歌舞練場別館棟と八坂倶楽部、2つの建物に囲まれた回遊式庭園

特別公開は撮影NGの所が多いですが、室内や庭、展示品などもOKで気楽
都をどりの時に身に着けた着物やかんざし、舞扇などが展示されています。
  
毎年新しく誂えられるという衣裳は着物は京友禅、帯は西陣織
  
かつてこの場所は織田信長の弟、織田有楽斎の邸宅があったそうで
茶人であった有楽斎の作った有名な茶室「如庵」と同じ名前の茶室が建てられています。

大座敷の欄間には祇園のシンボルつなぎ団子の意匠
  
歌舞練場新築当時に活躍していた画家の富岡鉄斎の額も残されています。
  



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