泉涌寺さん塔頭寺院「来迎院」さんは日本最古の荒神様をまつるお寺比較的訪れる人は少ないですが静かな境内は風情があり紅葉が美しい所です。大石内蔵助が同志と密談したという茶室があり拝観することができます。
東福寺さんから裏道を通り東方向山側に向かって歩いて行くと御寺「泉涌寺」さんに出ることができます。本坊の御座所庭園の紅葉が美しいことで知られていますが東福寺さん程の混雑がなくゆっくりとお庭を拝観することができます。早い椛が散り始めいましたが遅い紅葉が始まりコントラストが綺麗でした。
臥雲橋から通天橋を見る橋の上は沢山の人で混雑するので”写真はワンショットにてお願いします~!”という係りの人の声がかかります東福寺さんは京都の紅葉スポットの中でも特に人気の高い所なので中もかなり混むのでここで1枚だけパチリと撮って帰ろうと思いましたが・・・一応参拝受付を覗いて見ると以外とスムーズに流れていたので通天橋の方にも入ってみることにしました。だいぶ綺麗に紅葉している木が多くなっていました。紅葉情報では一部見頃となっていますがほぼ見頃という感じです。通天橋から下を見下ろすと色とりどりの紅葉通天橋から先程通ってきた臥雲橋が見えます。まだ緑もありますがコントラストを楽しむには良いかもしれません。
鰻の蒲焼というものが誕生したのは江戸中期頃のようですが銀座にある「竹葉亭」さんは江戸末期の創業、当時は刀を預かる所としてお酒や料理を振舞っていたそうですがその後うなぎを中心とした料理屋さんとなったようです。昭和通りから1本入った静かな通りに面した本店さんは風情ある独特の佇まいで離れの茶室やお座敷は大正13年に建てられたままの姿を残しています。ミシュラン東京でも星を獲得しています。お座敷は全てコース料理になっていて昼は7350円~、夜は12600円と普段はちょっと敷居が高いかな?ということで気軽に入れる椅子席というのもあります。入り口は別になっていて右側にある小さい入り口が椅子席お店に入ると直ぐ左側にテーブル席があります2階もあるようですが空いていればまずこちらに案内されます。こぢんまりしたスペースですが落ち着いた感じメニューは鰻お丼A,Bと鯛茶漬け、幕の内等蒲焼や白焼もあります。こちらは白焼が有名でワサビ醤油でそれを頂くというのが通のようですが・・・今回はごく普通に『鰻お丼』を頂きました。鰻は塗りのお重ではなく丼に入ってくることから”鰻お丼”となっています。大きな丼に入ってきます。鰻の蒲焼といえば関東と関西では調理の仕方が違う事で有名ですが江戸は武家が多かったことから切腹を連想させるとし腹開きを避け背開きにし、それを蒸してから焼くのが主流になったようです。元々”江戸前”という言葉は鰻からきているそうで江戸城の前でとれた鰻を調理して食べて事からそう呼ばれていたそうです。(当時は味噌や酢などを付けて食べていたとか・・)さて、そんなウンチクはさて置き肝心の『鰻お丼』は適度な脂にさっぱりとしたタレ柔らかくふっくらとした鰻はいうまでもなく美味でございましたお吸い物とお漬物が付いてきます。道を挟んで斜め前は吉兆さん東京本店『鯛茶漬け』が有名な銀座5丁目の竹葉亭さん銀座店本店さんにも同じメニューはありますが注文は断然銀座店の方が多いようです。
京都の紅葉も進んでおりますが・・・少々東京ということで銀座は6丁目にある「ダロワイヨ」さん銀座本店このお店は1802年フランスのパリに創業した老舗のパティスリー&トレトゥールでマカロンやオペラケーキなどが有名ですが元々はルイ14世の時代の料理人であったダロワイヨ一族さんの御子孫が開いた美食のお店だそうで初めて料理のお持ち帰りというスタイルを考案した所なのだそうです。海外出店第一号は以外にも東京だったそうで1982年にオープン以前は2丁目辺りにありましたが現在は6丁目に移転しています(前はペコちゃん(不二家)があったビル)1階はケーキやマカロン、フィンガーオードブル、パン等を販売するフロアーで2階がレストラン&ティールーム階段を上ると右側がレストラン左側がティールーム面積としてはそれぞれがさほど広いわけではありませんがゆったりとテーブルと椅子が配置されホテルラウンジの様な雰囲気でパリ本店と同じ内装になっているそうです。このお店で一番有名なケーキ『オペラ』は1955年から作られているダロワイヨさん発祥の商品更に古く1938年から作られているという『マカロン』も有名でティールームで頂くことができます。ジュエリーケースの様な中に入れられたケーキが素敵今回は飲み物とセットになったマカロンを注文してみました。紅茶はティーポットサービスでオリジナルティーも味わえます。新マカロン6種類の中から3種を選ぶことができるということで2セットオーダーしたので全種類頂いてみました。左下からヴァニーユ、カフェ、ショコラ左上からシトロン、フランボワーズ、テヴェール外はサクッと香ばしく中はしっとりしていてコクがあり味は濃厚で美味しいです。好き好きかもしれませんが以外にもシンプルなヴァニーユ(ヴァニラ)が一番美味しかったです。誰かがマカロンの事を”お高くとまった西洋のどらやき”と言っていた人がいましたが・・・(笑)全くもって違いますカラフルで品良くお洒落なお菓子、それがマカロントレトゥールとよばれるパーティ用のお惣菜も美味しそうでした~レストランでは4種類のコースがありお手軽なランチなども楽しめます。
西本願寺さんの銀杏はまだ少し緑が残っているようですが東本願寺さんの銀杏はほぼ全面的に黄色く紅葉しています。修復工事を終えた御影堂の屋根が美しく輝いています。JR京都駅のすぐ近くなので時間調整する時にちょっと寄るのに良い所です。
水路閣の所もだいぶ色づいていますが全体的にはまだもう少し・・・〈下は2007年・12月9日撮影〉
南禅寺の三門を出て勅使門を右へ少し行くと「牧護庵」さんという小さな塔頭寺院があります。観光寺院ではないので一般公開はされていませんが椛が多い池泉庭園は紅葉が見事で門の外から垣間見ることができます。
「天授庵」さんは南禅寺を開いた大明国師の開山塔(開山の僧の遺骨を納めた石塔)を建立したのが開創とされるお寺。本堂前の枯山水庭園は毎年紅葉が比較的早いということで今年もほぼピークに近い勢いで赤く色づいていました。
幾何学模様の石畳が美しいことでも有名です。
南側書院前の池泉回遊式庭園の方はまだこれからですが日当たりの良い所はだいぶ色づいていました。書院に上がることはできませんが玄関から見る南庭も素敵です。