平安時代から自生すると伝わる国の天然記念物「大田神社」の杜若(カキツバタ)江戸時代の画家、尾形光琳の代表作の1つ、屏風絵「燕子花図」(かきつばたず)のモチーフになったのではないかとも言われています。本殿近くにはフタバアオイの鉢植えも置かれていて涼しげ・・・賀茂神社の祭礼である葵祭に使われることから賀茂葵とも呼ばれています。舞妓ちゃんの帯にも双葉葵、5月の花かんざしのあやめが鮮やか! ”神山や 大田ノ沢の かきつばた ふかきたのみは いろにみゆらむ” (一途な恋心を花の色に託して詠まれた平安時代の和歌)
5月15日の葵祭と同じ日に行われる「上賀茂やすらい祭」国の重要無形民俗文化財にも指定されているこのお祭りは無病息災を祈る上賀茂地区の行事で稚児や赤熊(シャグマ)と呼ばれる鬼や花傘が岡本やすらい堂を出発し大田神社や上賀茂神社を参拝その後、社家町などを笛や太鼓の音が響くなか稚児や鬼たちが各家を廻り練り歩くというものです。 社家町辺り花が散る頃に疫神が舞い疫病をはやらせると信じられていたことから 疫神を安らかに鎮めるお祭なのだそうです。 地区の子供達も笛を吹くなど行事に参加、葵柄の衣裳がカッコいい!花傘の下に入ると無病息災になるといわれるので地区の人達と一緒に傘の下に入れてもらいました~ 暑い中稚児たちもがんばってました。
新緑の中を行列が進む加茂街道は木陰もあり、少しほっとします。上賀茂神社到着までもう少し・・・
5月15日、京都では葵祭が行われました。今年は最高気温29度という暑さの中の行事でした。午前中は京都御所出発前を、午後から加茂街道の方へ移動して行列を撮影とにかく暑かった~ 御所は宜秋門を出て健礼門まで移動し、そこから行列が出発します。
健礼門、ここから行列は堺町御門まで進み御苑を出て河原町通りから午前中は下鴨神社まで行きます。
今年の斎王代さん斎王代さんが乗る腰輿(およよ)加茂街道につづく・・・
地蔵院から徒歩4,5分の所にも新緑が美しいお寺「浄住寺」があります(810年に開創された嵯峨天皇の勅願寺)黄檗宗(おうばくしゅう)寺院で本堂などの建物に特色が感じられます。住宅地の中にひっそりと建っていますが門を入ると参道に降り注ぐ青もみじのトンネルが美しく本堂までの石積みの階段は他のお寺にはない独特の雰囲気で良い感じです。 観光寺院ではないので方丈など拝観することはできませんが本堂と庫裏を結ぶ回廊の格子の間から見事な方丈庭園を垣間見ることができます。
2013年JR東海『そうだ 京都、いこう』初夏のキャンペーンに選ばれている地蔵院へ行って来ました。苔寺や鈴虫寺などから程近い所ですがアクセスがあまり良くないので少々行きにくいかもしれません人の多い観光地と違い静かで落ち着いた中で新緑を楽しめます。 竹と新緑が織りなす清々しい中にも風情ある風景JR東海のポスターになっている庭園に続く参道辺り・・・お庭は撮影禁止ですが、本堂から奥の庭園まで続く参道の苔が見事! 入口の門辺りの青もみじも美しい・・・、一休さんが幼少期を過ごしたお寺としても知られているそうです。
藤の花も終わりですが、京都市美術館の裏庭にまだ少し残っていました。今日の京都地方は最高気温28度という夏日に・・・最近は寒かったり暑かったりでちょうど心地良い気温というのが少ないような?ですね。ゴッホ展は5月19日(日)までリヒテンシュタインは6月9日(日)まで
南禅寺水路閣前の石畳に描かれる丸や四角などの幾何学模様仏教の万物を形成する5つの元素、地・水・火・風・空、を表わしているそうです。雨の日にはくっきりと浮かび上がります。
今日は朝から雨が降ったり止んだりの小雨模様、午後から少しだけ京都御苑に寄ると出水の小川の黄菖蒲はまだで2,3輪しか咲いていませんでした。 拾翠亭の周りは新緑が美しく参観可能日でしたが中には入らず閑院宮邸跡に寄ってみるとシロツメクサやヒメジョンが辺り一面に咲き手つかずに自然のまま残しているのかもしれませんが、これはこれで何だか良い雰囲気でした。 ※閑院宮家は伏見宮家、桂宮家、有栖川宮家と並ぶ四親王家の一つ