広島交響楽団第309回定期演奏会
2011年5月28日(土)
胸がワナワナと震え、止めどなく涙が溢れ出ました。
ベートーヴェンは、ウィーン郊外のハイリゲンシュタット付近をよく散歩していて、その情景を交響曲「田園」で表しています。小川のせせらぎ、カッコウやナイチンゲールなどの小鳥のさえずり。
でもその時は既にベートーヴェンの耳は聞こえなくなっていたのです。
ベートーヴェンは心の中のみで聞こえていた音を基に、人々に感動を与えているのです。
他の交響曲に較べて、ベートーヴェンにしては力んだところが全くありません。
軽い優しい旋律ですが、私の心を、強く強く揺り動かしてくれます。
終楽章で奏でられる旋律の、あの優しさは一体何なのでしょう。
これほどまでに、私の精神を優しく鎮めさせてくれた演奏会はありませんでした。(ブラボー!)
妻が小学生の頃、父親が薄給のなか、最初に買ったLPが「田園」だったそうです。そして、そのたった一枚のLPを来る日も来る日もかけ続けたそうです。
その岳父は2年前に逝ってしまいました。妻も感慨が一入だったのでしょうか、少し涙ぐんでいました。(私は止めどなく出ましたけど・・。)
ヴァイオリン協奏曲は、私は率直に言って、ベートーベンの曲にしては退屈です。皮肉なことにカデンツァは楽しめましたけど・・。
徳永のヴァイオリンは、私には音が良いのかどうか分かりません、私の好みの音ではないです。
・ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調
・ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調「田園」
ヴァイオリン:徳永 二男
指揮:秋山 和慶
広島交響楽団
・2011年5月27日、広島市中区「広島市文化交流会館」。
2001席のホールですが、当日券は約100でした。徳永二男人気でしょうか。
開演1時間20分前ですが、良い席を求めて行列ができていました。
その間、私達は、館内にあるレストラン「フォーシーズン」で、
ディナービュフェ1980円也で食事をすることに。
川沿いにあります。
ゆったりとしていて、快適な空間です。
メニューは多くて、素材もよいです。
デザートが充実しています。
これチョコレートです。
私が取ったのはこれだけです。元(1980円)はとれてません。でも駐車2時間無料(1200円相当)ですから、車で行く時はメリットがあります。