団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

増税もまた楽しからずや

2014-06-12 12:37:14 | 経済

増税もまた楽しからずや

2014年6月12日(木)

 

 ヤベー首相は、大企業にはとても殊勝で、法人税減税に前のめりです。どうやらこの首相は物事の発想において、「ホウジン」というのがキィーワードのようです。

 集団的自衛権行使容認を迫る事例として、「邦人」を乗せたアメリカ艦船が攻撃されて、「守らなくて良いのか。」と国民を恫喝しています。大体、権力者が国民を恫喝するなんて論外で、首相の資格はないと言ってよいでしょう。話が逸れました。

 

 法人税減税をして一番恩恵を受けるのは、一部のグローバル企業です。その代表格であるトヨタ自動車ですが、どうやら2008年度から2012年度までの5年間法人税を払っていなかったのです。(TVの国会中継で議論されていました。)

 トヨタといえば、2012年度に経常利益1兆4036億円を上げています。こんなに「兆」円単位の儲けを上げていて法人税を払っていなかったとは、「超」不思議です。多分ですが、2008年度にリーマンショックにより赤字になった損失繰越しとか研究開発減税などの優遇措置を受けたことによるものと思われます。このような結果になったのは、トヨタが法律違反をした訳ではありませんので、他のグローバル企業も同じような状況と思います。

 

 私は、損失繰越しや研究開発減税に対しても疑問を持っていますが、それ以上に問題と思うのは、この間(法人税を払っていない)にあってもトヨタは株主への配当を行っていたということです。税金も払わない(払えない)企業が利益剰余金を原資として配当をすることは、如何なものでしょうか?というより、社会正義に反していると思います。

 

 更に、この配当金の問題以上に、如何なものかというより許せないと思うのは、この間(法人税を払っていない)にあってもトヨタは自民党へ政治献金を行っていたのです。税金も払わない(払えない)企業が政治献金をすることは株主への背任ではないかと思うのです。株主からすれば、その分配当を増やしてもらいたいと思うでしょうから・・。

 

 こんなトヨタ自動車ですが、日経新聞に「増税もまた楽しからずや」という広告を載せました。国税庁は、トヨタに対して他の企業以上に税金を払ってもらったら良いでしょう。だって、そうすればトヨタはfunになるのですから・・。「Fun to drive トヨッタです」 個人的には、私はトヨタfanです。最後は、ダジャレで酔たれました。

 

コメント
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