2015「平和の夕べ」コンサート
2015年9月22日(火)
アルゲリッチを迎えての、今年の広響のコンサートです。後日新聞で知ったことですが、彼女は広島へは6度目ということでした。ただ、私の知る限り演奏は初めてです。8月5日の演奏会で、チケットの発売は6月7日。プレイガイドに並んだのですが、僅か30枚しかその店の割り当てがありませんでした。しかも、通常ではA席のところS席なんです。泣く泣く3枚ゲットしました。(wifeと楽友のwife分も含めてです。)もっとも、11日に同じプログラムで東京のサントリーホールでの演奏会はS席が15,000円でしたので、「3倍取るホール」に名前を変えた方が良いと思ったのですが、よく考えると広島での演奏会が相場より安いのですね。
2015年8月5日、広島文化学園HBGホール。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番でしたが、この曲はベートーヴェンにしては長い前奏があります。ピアノの出だしも力を抜いたもので、軽やかに始まります。数小節聞いてアルゲリッチのタッチに躍動的を感じました。一番の聴きどころと私が思ったのは、1楽章の344小節目(楽友から教えてもらいました。)のfffです。いきなり甲高い音で「カーン」と響くのです。そしてそれに対比するように、その直前の3度繰り返されるメロディが実に柔らかな音なんです。私はその部分を聴いて、一瞬思考停止してしまいました。(一体この柔らかな音はどこから来ているのだろう・・。)アルゲリッチはこの部分を弾いた時微笑みました。8月11日のサントリーホールの演奏会はTVで放送されたのですが、ここでもやはり微笑んでいました。私には、「どう、このような柔らかな音は私しか弾く事はできないでしょう。」と言っているように思われました。曲全体としては、若きベートーヴェンの瑞々しい感性を感じるものでした。
この写真は少々若過ぎないでしょうか。
アルゲリッチのメッセージです。
詩の朗読もありました。アニー・ドュトワはシャルル・ドュトワとの間の愛娘ですね。楽友から教えてもらったのですが、アルゲリッチは恋多い女性で、3人の相手との間にそれぞれ一子設けているということでした。
右端の方でした。アルゲリッチの顔はバッチリ見えました。
楽員の平和へのメッセージです。
これ、ヴィオラのトップの安保(アンボ)さんです。彼女は髪が長いですから、それを特色として描いて欲しかったですね。
少し余裕をもって出かけたのですが、何時も演奏の前に食事をするモーツアルトが40分待ちでした。8.6の前日でしたので、平和公園周辺は内外から多く人が集まります。
壱というお好み焼きへ入りました。
野菜・肉・卵(麺なし)550円を注文しました。この店安いです。
冷蔵発送するということです。
妻が注文した焼きそばです。
鉄板に載せて出してくれますので、冷めません。味も良好でした。また次に行きたい店です。